【2019年10月から】総務省携帯総額料金表示義務化!これから表示は?

更新日時 : 2023-09-27 14:11

総務省、携帯総額料金表示義務化!これから表示はどう変化する?

総務省は、楽天参入と同時期の2019年10月に、消費者保護の観点から携帯端末と総額表示の義務化を「電気通信事業法の消費者保護ルールに関するガイドライン」(改定案)の中で発表しました。

2年契約中の初期費用、携帯端末料金、通信料金、などの総支払い額を出すことにより、わかりやすく他社との比較もしやすくなるからです。

皆さんの中にも携帯電話の契約内容の内訳を全て理解している方は少ないのではないでしょうか?どのように変更されるのかを具体例で解説いたします。

なぜわかりにくい?

なぜ携帯契約はわかりにくいの?

それはね、各携帯会社において独自のキャンペーンを展開していて、期間や値引き金額が異なることでユーザーに混乱を招いてしまうからだよ。例えば…

docomoの場合、「ギガホ割」
auの場合、「スマホ応援割」
SoftBankの場合、「1年おトク割」とかね。

期間や値引き金額などは後ほど説明するよ。

割引の種類

以前は端末の値引きなどもあってもっと複雑だったのですが、今は大きく分けて3つの割引で3キャリアとも統一されています。「家族の割引」・「キャンペーン割引」・「インターネットセット割引」の3つです。詳しく解説していきます。

家族の割引

同一住所や、同一姓など携帯会社によって条件は異なりますが、ご家族とされる方々をまとめて、家族間通話などが無料になる特典が適用されるグループを作成することができます。
名前が似ているので、サービスをよく混同してしまう方もいらっしゃいますが、各携帯会社でもそれぞれの割引がありますので違いを確認していきましょう。

ドコモ

docomoの場合は、よく誤解されるのですが2種類あります。

「ファミリー割」と「みんなドコモ割」は異なる割引です。

ファミリー割 …三親等までの適用範囲で、全国どこにお住まいでも20回線まで組むことが可能です。組むことにより家族内の国内発信通話料が24時間無料となります。

みんなドコモ割 …2019年6月1日(土曜)からスタートした新プランに対応する割引で、同一「ファミリー割引」グループ内で、条件を満たした回線数に応じて、月額料金を各回線ごとに最大1,100円割引します。

au

家族割 …家族でau携帯電話をご利用ならSMS(Cメール)が無料になります。さらに「2年契約」+「家族割」で家族間の国内通話料が24時間無料になります。

家族割プラス …対象プランに加入の同居されているご家族の人数に応じて、月々の料金を割り引くサービスです。

※家族割プラス スタートキャンペーン

2019年6月1日~2019年9月30日ご利用分は、「家族割プラス」「auスマートバリュー」未加入の場合でも、対象プランご加入の翌月から1,100円/月割引となります。

Softbank

家族割 …家族割引グループにご加入の家族への通話が24時間無料となり、SMS送信も無料となります。

みんな家族割+ …「データ定額 50GBプラス」の定額料から、同一の家族割引グループ内の「データ定額 50GBプラス」「データ定額ミニモンスター」「データ定額スマホデビュー」の合計回線数に応じて、割引されます。

 

キャンペーン割引

各携帯会社が最初の1年間や半年間割引を適用させる独自のキャンペーンがあり、それがお得感を出している反面、混乱の元にもなってしまっています。

ただ、普段はつかないキャンペーンが期間限定で適用されたりするので、タイミングによってはお得になりやすいです。

ドコモ

docomo…最大6ヶ月間毎月1,100円割引きがある ギガホ割 が対象

au

翌月から1年間毎月1,100円割引きがある スマホ応援割 が対象

Softbank

1年間毎月1,100円割引きがある 1年おトク割 が対象

 

インターネットセット割引

ご自宅のインターネット回線とセットで割引になります。プランに応じて減額される金額が異なります。割引対象のインターネットを使っていても、適用対象外のプランもあるので契約時にご確認が必要です。

ドコモ

「ファミリー割引」グループ内の「ギガホ」「ギガライト」をご契約している各回線の月額料金から、永年最大1,100円割引される ドコモ光セット割 があります

au

対象のデータ(パケット)定額サービスや料金プランなどにご加入のau携帯電話と、「auひかり」や対象固定通信サービス(ネット+電話)または「auスマートポート」とセットでのご利用で、au携帯電話のご利用料金を割り引くサービスが auスマートバリュー があります

Softbank

光とセットで家族みんなのスマホが永年毎月最大1,100円割引される、 おうち割光セット があります

携帯電話通信料金の公式

携帯電話通信料金の公式

(端末分割回数は docomo 36回、 au 48回、 SoftBank 48回 です)

この公式を踏まえて計算をすると、キャンペーン料金が6ヶ月だったり、1年だったりと2年目以降は割引がされないので値上がる計算となります。
店頭やシュミレーションでの見積もりは1年目と2年目を合算することは少なく、一見すると安く感じてしまいます。こういったことが通信費の料金トラブルの原因でした。
公式にある、「通信基本料金」は、各携帯会社のいわゆるプランというものです。
「端末代」は新たに購入される端末の料金になり、当日一括で支払う一括払いか、月額料金として組み込む分割払い(割賦払い)かを選べます。
そこに様々な割引が適用されると全体の料金が計算できます。

詳しい解説に関してはこちら

【2019年版】携帯会社、新プランどれが一番安いの?タイプ別に解説!

 

2019年10月からの義務化

2019年10月から、総務省は携帯電話のユーザーに、契約する一定期間の支払い総額を表示することを大手携帯会社へ義務付けました。
2年契約や期間内の通信料金や端末分割代金など確認できると共に、各携帯会社の料金の比較しやすくすることにより値下げ競争をすることも促すのが狙いです。
「契約したはいいけど、結局携帯電話の支払い総額いくらなの?というユーザーの声を拾った状況を改善することが目的になります。

総額表示が適用される具体例 Before・After

Before(今まで)

その他の手数料 3,300円(税抜3,000円)

月々 通信料金 5,478円(税抜4,980円)+機種分割代 2,750円(税抜2,500円)=8,228円(税抜7,480円)(キャンペーンにより6ヶ月間)

今までは一定期間の安くなる期間だけが表示されて、2年目に料金が上がることや、2年間の総額の表示はありませんでした。
 
 

After(これから)

■2年間のお支払い総額(目安)

合計金額 220,572円

(内訳)

機種代金総額 66,000円
通信料金総額 17,072円
(割引総額 ▲6,600円)
その他手数料等 3,300円

※残りの期間の端末割賦支払い金
→33,000円
 
 

■月々のお支払い金額

1~12ヶ月目 8,228円
13~24ヶ月目 9,328円
25~36ヶ月目 9,328円
37ヶ月目以降 6,578円
 
 

■契約プラン

契約携帯 機種変更

機種 iPhone〇〇
機種代金支払い方法 36回 2,750円/月
定期契約期間 あり 2年
料金プラン 7,678円~
データ容量 30GB
通話 家族間通話無料 0円
キャンペーン等 ○○割(1年) -1,100円/月
 
 

■機種代金

機種 iPhone〇〇
販売価格 99,000円
支払い方法 分割(36回)
月々 2,750円
付属品 なし
 
合計 2,750円/月
 
 

■月額利用料金

料金プラン ギガホ 7,678円
定期契約期間 あり(2年)
解約金 990円
データ容量 30GB
通話 0円

みんなドコモ割 1,100円

合計 9,328円
 
 

■キャンペーン・特典

ギガホ割(6ヶ月) -1,100円

合計 -1,100円

月々のお支払い目安 8,228円

上記のように細かく総額や内訳が表示されるだけではなく、4年目までの月々の料金が表示され支払いのイメージがしやすくなります。他社との比較もしやすくなります。

まとめ

携帯電話の総額表示が義務化されることよって、わかりづらかった携帯電話の通信料金が明朗会計になります。

各携帯会社でもインターネット上で料金シュミレーションは可能ですが、
条件を入力したり、ご自身で契約されている内容が反映されなかったりと、料金が正しく反映されないことがあります。

携帯電話の比較をするのであれば、お近くのノジマへお越し下さい。
無料でお客様に合った料金をシュミレーションして無駄のないプランをご案内させて頂きます。

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