一眼レフカメラとミラーレスカメラの違いは何ですか?

更新日時 : 2019-08-29 16:30

一眼レフカメラとは

一眼レフカメラと聞くと、キレイに撮れるけど設定などが難しく、プロ向けのカメラというイメージをお持ちの方も多いと思います。

一眼レフの「眼」とはレンズの事で、レンズが一つだけ付いているので、「一眼」と呼ばれます。

レフは光を反射するという意味で、レフレックス(reflex)の略です。カメラの中に鏡が入っていて、それが光を反射させるため、あわせて一眼レフと呼ばれています。

構造はこのようになっています。

この光は、レンズから入ってくる映像のことです。

ミラーレスカメラとは

対するミラーレスカメラは、その名の通り内部に鏡が入っていません。

鏡(ミラー)がないので、ミラーレスというわけです。

ちなみにレンズは同じく一つだけのため、ミラーレスカメラも一眼ということになります。

部品が少ない分、一眼レフカメラよりコンパクトで持ち運びしやすいです。

構造はこのようになっています。

二つの大きな違い

それぞれの特徴を述べましたが、では具体的に何が違うのでしょうか。

二つの決定的な違いは、「光学ファインダー」か「電子ファインダー」かの違いです。

※ファインダーとは、撮影範囲を確認する部分です。

光学ファインダー

一眼レフの図では、光(映像)がそのままファインダーに進んでいます。

つまり、目の前の映像をそのままファインダーから見る事ができます。

肉眼で見る映像とほぼ同じものなので、シャッターチャンスを逃しにくく、また動きのあるものもとらえやすいのが強みです。

ただし、実際に出来上がる写真はミラーの奥のイメージセンサーで処理されたデータです。

※イメージセンサーとは、光(映像)を電子的なデータに変換する部分です。

そのため、実際に見た映像と出来上がった写真には、若干の違いが出てしまいます。

電子ファインダー

ミラーレスの図では、光(映像)がそのままイメージセンサーに進んでいます。

そして、データ化された映像が、液晶モニターに映し出される仕組みです。

つまり、目の前の映像がデータ化されたものを、モニターから見る事ができます。

データ化する処理を行った映像が映るので、その分実際の映像とは若干遅れて表示されます。

見えている映像がそのまま写真になるので、出来上がりがイメージと違うなどという事はありません。

まとめ

一眼レフカメラはその他にもレンズが豊富だったり、細かい設定が出来るので、自分の思い通りの写真を撮る事ができます。

しかし、構造上ミラーレスと比べると大きく重いのがデメリットです。

作品として写真を撮りたい、動くものを主に撮りたいという方には、一眼レフカメラはお勧めです。

ミラーレスカメラはコンパクトで持ち運びしやすいのが最大の特徴です。

しかし、常にデータ化の処理を行なうため、バッテリーの消耗が大きいというデメリットがあります。

日頃持ち歩き、手軽にハイクオリティーな写真を残したいという方には、ミラーレスカメラはお勧めです。

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