ミシンの初心者向けの選び方を特集!おすすめ商品も【2021年版】

更新日時 : 2021-04-29 17:05

ミシンの選び方&おすすめ商品 TOP画像

パンツの裾上げをしたり、巾着袋や雑巾を作ったりなど、家庭用ミシンは欠かせない家電のひとつといえるほど多くの人が活用しています。また、気軽に裁縫でハンドメイドを楽しみたい人にとってイチオシの家電です。

手作りマスクにチャレンジしてみたい!

幼稚園で指定の巾着袋を作りたい!

コスプレ衣装を作りたい!

しかし、いざ「ミシンが欲しい」と思い立った時に、何を基準に選ぶべきか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ミシンの選び方をご案内。あわせて、初心者にうれしい機能充実にも関わらずお手頃価格のミシンおすすめをご紹介します。

どれを購入すべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

ミシンの使い道とは

ミシンは英語では[Sewing Machine(ソーイングマシーン)]と言いますが、英語の“マシーン”が日本では“ミシン”と聞こえたため、ソーイングミシンと呼ばれるようになったのが由来で、現在はミシンという呼称が定着しています。

ミシンは裁縫趣味がなければいらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、実は一家に一台あると便利な家電のひとつです。
むしろ、縫いものが得意じゃない人こそ持っていたほうが助かるかもしれません。

具体的な使い道

そこで「ミシンの使い道」を具体的に4パターンご紹介します。
ミシンを買おうか迷ってる人は、ご自身にあてはめて想像していただいて、本当に必要かどうかを見極めてみてくださいね。

衣類やカーテンのサイズを調節

例えばちょっと長いズボンのすそやワンピース、微妙にサイズが大きい服……ありませんか?
衣類だけでなくカーテンをオーダーメイドせずに、既製品をちょうどいいサイズに自分で縮めることもできます。

ミシンがあれば裾上げも綺麗に仕上がりますし、ジーンズ対応のミシンであればジーンズの裾上げや幅詰めもできます。
Tシャツなどの大きい服を簡単にリサイズするなら、裏返して安全ピンなどでちょうどいいサイズに仮止めして縫うだけで体にフィットしたサイズにできます。

なかなか市販品でフィットするサイズの服がない人や、セール品でサイズ違いの服を買ってしまいがちな人はミシンがあると便利かもしれません。

衣類などの修復

バッグやタオルケットなど一部がほつれてしまったものも、ほつれた箇所を縫い直せば長持ちします。
穴が開いてしまったタイツも、穴を内側にしまいこむように裏から縫えば、復活します。
誰しも一度は服のボタンが取れてしまったことがあると思いますが、実は機種によってはミシンでシャツボタンをつけることができます。

お気に入りの衣類やバッグなど、長く愛用したい人にミシンはおすすめです。

学校や幼稚園で裁縫が必要になる時もある

お子さんがいるご家庭なら、保育園・幼稚園や小学校にあがると、給食袋や体操着いれ、ぞうきんなど、ちょっとした小物が必要になるシーンが増えますよね。
市販品で済むこともあれば、学校の定めたサイズや色にあわせて作る必要があったり、幼稚園のお遊戯会の衣装が手作り前提だったりすることもあるようです。

布地の指定がないなら、お子さんの好きな色やキャラクターデザインの布を選べる楽しみもあります。

ハンドメイド作品を楽しむ

ミシンで物を作るのが楽しくなったら、minneやメルカリでハンドメイド品を販売してちょっとしたお小遣いにしたり、学校のバザーに出品してもいいかもしれません。

コロナ禍ではお気に入りの布を使っておしゃれなマスクを手作りする方も増えましたね。

ミシンは一台あると便利な家電!

ミシンは安いものであれば1万円前後で買うことができます。

味のある手縫いも魅力的ですが、ミシンは機械なので、均等な縫い目で布を縫うのが得意です。サイズが大きいと手縫いでは時間がかかりますが、ミシンは短時間で綺麗に仕上げられます
そういった観点からも、裁縫が得意ではない人にもぜひ一度は検討してもらいたい家電と言えます。

ミシンの選び方

いざミシンを買おう!と思っても、意外といろんな種類があるので戸惑う人も多いようです。
そこでミシンを選ぶ際にチェックしたいポイントを6つ、解説していきます。

「タイプ」で選ぶ

ミシンの種類を大きく分けるなら、「電動ミシン」「電子ミシン」「コンピューターミシン」の3タイプがあります。

もともと電気を使わない道具だったミシンが、電気を使うものとして「電動ミシン」と呼ばれ、そのあと上位互換として「電子ミシン」が登場、そこから更に複雑な指示や高性能なサポートができるようになった「コンピューターミシン」が発売…という登場の流れを想像していただけたら、違いがわかりやすいかもしれません。

裁縫 イメージ写真

■電動ミシン

もともと足踏みだったミシンが、電動になったもの。他のタイプと比べて大きく違うのは、ミシンで縫う動作をストップした時に、針の停止位置を選べない点です。

ある程度機能が限られているため、ミシンを使い慣れている玄人におすすめ

シンプルな構造・機能ゆえに、電子ミシンやコンピューターミシンよりも故障しづらく、価格も安い商品が揃っており長く愛用できますが、今ではあまり見かけなくなってきたタイプではあります。

■電子ミシン

電動ミシンの機能に加えて針の上下運動を電子回路で制御しているもので、「縫いはじめのスロースタート」「縫うスピード調節」「停止時に針が上部で止まる」機能が必ず備わっています。コンピューターミシンよりも操作がシンプルで、縫い模様のパターンが登録されている製品も現在では主流です。

気軽に小物や洋服を自分で作りたい人におすすめで、パワーがあるのでデニムなど固めの素材にも使用でき、価格はコンピューターミシンよりもお手頃価格で購入しやすい点もポイントです。

■コンピューターミシン

ずばり電子ミシンをさらにパワーアップして、ゴージャスにしたもの。

ふり幅、縫い目の長さなどをコンピューターが制御。ディスプレイパネル付きの商品が主流で、操作が簡単にできます。

その他の機能としては操作手順を表示してくれたり、自動糸通し、自動糸切り、ボタンホールを全自動で縫い合わせる機能など機種によりさまざま。

なによりもデザイン刺繍や名前の刺繍など簡単に難易度の高い裁縫ができる点が大きな魅力です。

本格的な刺繍があるだけで、手作りアイテムが一気に高級感アップ!まるで売り物のような仕上がりに。

コンピューターミシンは非常に高性能で扱いやすいため、電子ミシンでは物足りない人や、今までミシンを使ったことがない初心者にもおすすめです。
ただし、ゴージャスな機能に見合ったお値段ですので、お財布と相談が必要かもしれません。

「大きさ」で選ぶ

メジャーの写真

ミシンを使う時の、作業スペースの広さはミシンの大きさで選ぶ際に重要なポイントのひとつです。

基本的に据え置きで使用するつもりなら、使い勝手のいいフルサイズのミシンがおすすめです。

あまり使用頻度が高くなさそう、とりあえず一台ないと不安、なるべく収納スペースをとりたくない…そんな場合はコンパクトタイプがおすすめです。

「重さ」で選ぶ

重さ イメージ写真

持ち運びのしやすさはもちろんですが、ミシンの重さは縫いやすさに関係してくる非常に重要な要素です。

コンパクトサイズのミシンは軽量タイプが多く、持ち運びをするには便利です。しかし、軽量なぶん振動するため安定性に欠け縫いにくいこともあります。6kg以下は軽量タイプにあたります。

一方でフルサイズのミシンは重量があるため持ち運びには不向きですが、使用時にガタつきにくく安定しているのが特徴です。

重さが縫いやすさにも影響するなんて、意外ですよね。安定性を重視したい人は重さもチェックです。

「サポート機能」で選ぶ

サポート イメージ画像

ミシンを使い慣れていない人、また裁縫が苦手な人はぜひサポート機能が充実している製品をご検討ください。

サポート機能は機種によりさまざまですが、自動で針に糸を通してくれるもの、自動で糸調子(縫った糸の張り調節)をセッティングしてくれるもの、刺繍機能が付いているもの、さらにパッチワークやキルト制作をする際に活躍するステッチ機能などがあります。

なかでも、刺繍機能は子どもの洋服やカバンなどのアイテムを作る際に活用できますし、立派な刺繍があると“高見え”します。自分で縫うのは厳しいと感じている人におすすめです。

名前の刺繍は、剥がれやすい名前を書いたワッペンとは違い、ちょっとやそっとでは崩れたりせず洗濯も安心なのが嬉しいところ。

「セットアイテム」で選ぶ

セットアイテム イメージ画像

ミシンを購入する際は本体の機能だけでなく、セットで付いてくるアイテムにもご注目。

商品によっては針やボビンだけではなく、リッパー(糸切り器)やフットコントローラー、取り扱い説明DVDが付属しているものがあります。

特に何が必要かピンとこない初心者にとって、必要になるであろうアイテムが付属しているのは嬉しいポイント。

また、ミシン初心者にとっては本体の手元スイッチで縫いの開始、停止を切り替えるのは少々慣れが必要。

フットコントローラーがあれば、縫うタイミングや速度調節が手を使わず足で可能なので怪我や失敗のリスクが減ります

初心者以外にもミシンを使用する際に椅子に座ることを想定している人は、フットコントローラーが付属されているミシンはおすすめです。

また、さまざまなものを縫いたい人は「押え」の種類にも注目です。

また、ボビンはミシンにより対応サイズが異なるため、お手元にあるボビンを使いたい方は注意です。

「メーカー」で選ぶ

ミシンで有名なメーカーをご紹介していきます。

JANOME(蛇の目、ジャノメ)

JANOMEのロゴ

蛇の目ミシン工業株式会社は、東京都八王子に本社を置く1950年設立のミシン製造メーカーです。
日本で家庭用ミシンを広めた企業で、1979年に国内初のコンピューターミシンを発売しました。
ジャノメは初心者にも使いやすく設計された家庭用ミシンに強く、日本の三大ミシン会社のひとつです。2021年に創業100周年を迎えます。

Brother(ブラザー)

Brotherのロゴ

ブラザー工業株式会社は、愛知県名古屋に本社を置く1934年設立の電機メーカーです。
ミシン以外にプリンターやFAXの製造で知られています。現在はプリンターのほうが有名かもしれませんが、もともとはミシン商会から発足した企業です。
家庭用ミシン・工業ミシン両方の分野で世界的にも注目を浴びているメーカーで、日本の三大ミシン会社のひとつです。

Singer(シンガー)

Singerのロゴ

シンガーはアメリカの1851年創立のミシン製造メーカーです。当時は電気を使わず人力の足踏みではありましたが、現在の構造のミシンを発明した実績のある老舗です。
余談ですが「分割払い」は、今よりも高価であったミシンを買ってもらうために、シンガーが考案した支払いシステムだそうです。
2000年に工業用ミシンの製造から撤退、現在は家庭用ミシンをメインに製造販売を行なっています。

JUKI(ジューキ)

JUKIのロゴ

JUKI株式会社は、東京都多摩に本社を置く1938年設立のミシン製造メーカーです。
工業・職業用ミシンの知名度が高く、世界中のアパレルブランドの製造で愛用されています。
日本の三大ミシン会社のひとつであると同時に、工業用ミシンで世界1位のシェアを誇っています。
本格的な裁縫がしたいなど、家庭用ミシンでは物足りない人はJUKIのミシンを検討してもいいかもしれません。

ミシンのおすすめ商品

初心者におすすめのミシンと、ハンドメイドが趣味の人におすすめのミシンを紹介していきます。

JANOME(蛇の目)
コンピューターミシン IJ502

JANOME(蛇の目) コンピューターミシン IJ502

すべての人におすすめできる商品!高性能で使いやすいおすすめモデル

蛇の目 コンピューターミシン IJ502は、厚い生地でもスイスイと縫えるパワフルさが特徴です。ワンアクション糸通しで簡単に針穴へ糸を通すことができ、さらに水平全回転カマによりボビンケースが不要のため、下糸のセットも簡単。

標準装備としてフットコントローラーと6種類の押えが付属しているのも魅力です。

ボタンホール押さえ使用時の、ボタンホール切りかえしレバーを下げ忘れた際や、フットコントローラーのスタート・ストップ操作において、間違った操作の可能性がある時に、エラーメッセージ機能が働き音と点滅表示で知らせてくれます。

高性能なモデルをお探しのミシン初心者さんや、以前よりも高機能なミシンをお探しの人は、ぜひチェックしてみてください。

タイプ コンピューターミシン
サイズ 幅40.6cm×奥行17.4cm×高さ29.8cm
サポート機能 誤作動防止お知らせ機能・ゆっくりスタート・ワンタッチスロー・ワンアクション糸通し・自動糸調子など
重量 5.5kg
セット内容 フットコントローラー・針(#14)3本・押え6種・ボビン4個・シームリッパー・補助糸立て棒・ミシンブラシ・ミシンケース(ハードケース)・取り扱い説明DVD
縫い目模様数 20パターン
最高縫い速度 毎分 700針
送り歯枚数 7枚
LEDライトの有無 LEDライト有り
消費電力 35W

JANOME(蛇の目)
刺しゅう専用 コンピューターミシン IJ521

JANOME(ジャノメ)IJ521

刺しゅう専用!専用アプリでデザインとサイズを決めるだけ

ジャノメ 刺しゅう専用IoTミシン IJ521は、日本では初登場となるスマホやタブレットと連動させて専用のアプリを使い刺繍ができるミシンです。刺しゅう専用のため、通常の直線縫いといった用途に使えない点は注意です。

専用アプリ「dot Customizer」を使い260種類もの豊富なデザインを刺繍できます。刺繍のデザインはアイテムに合わせて大きさや向きの調整ができるだけでなく、フェイクレザーやリボンにも刺繍可能です。
文字入力でオリジナルのネーム刺繍も作れるので、子どもの持ち物にも活用できます!

非常に高性能なミシンで価格はそれなりにしますが、すでに普通のミシンは持っていて本格的な刺繍もしたい人や、ハンドメイドにハマっている人におすすめです。自分ではなかなか再現できない刺繍をしたいときに大いに活用します。

タイプ コンピューターミシン(※刺繍専用)
サイズ 幅41.5cm×奥行25.9cm×高さ25cm
サポート機能 アプリによる自動刺繍に対応(最大刺繍サイズ10.2cm×10.2cm)・押さえ上げ検知・上糸切れ検知
重量 4.3kg
セット内容 ボビン3個・ミシン針(#11)3本・刺しゅう押さえ・刺しゅう枠・テンプレート・ミシンブラシ
刺繍デザイン 260パターン
最高縫い速度 400spm(針/分)
スマホアプリへの対応 iOS 10.0 以上(64bit)
Android™ 4.1 / 4.11以上
送り歯枚数 情報なし
LEDライトの有無 LEDライト有り
消費電力 20W

まとめ

手縫いならではの暖かい仕上がりも捨てがたいですが、ミシンの正確・均等な縫い目はハンドメイド品をワンランクアップさせること間違いなし。

さまざまなソーイングが楽しめるだけでなく、ミシンならではのスピーディーさは時短・時間産出にも!

下記チェックポイントを確認しながら、ぜひご自身のご要望にあったミシンを探してみてくださいね。

  • タイプ(電動or電子orコンピューター)
  • サイズ(持ち運びor据え置き)
  • 重量(持ち運びor安定性)
  • サポート機能(自動糸通し、刺繍機能など)
  • セット内容(フットコントローラー、押さえの種類、取り扱い説明DVDなど)

特にお子さんがいらっしゃるご家庭では給食袋、体操着いれ、運動靴いれなど…裁縫をする機会が増えますので、ミシンは一台あると本当に便利な家電かと思います。

購入を悩んでいる方は、ぜひこの機会にミシンをご自宅にお迎えすることをご検討ください!

※この記事でおすすめしている商品はノジマオンラインでご購入いただけます。
※ノジマ店頭では店舗により在庫状況が異なるため、お取り寄せ対応になる場合がございます。

この記事は2021年4月29日時点の情報を元に作成しています。

関連記事

洗濯機のおすすめ10選、安い機種や人気メーカー、縦型・ドラム式なども

洗濯機の寿命はどのくらい?音やカビなどの理由や長持ちさせる方法を解説

アイロン・衣類スチーマーのおすすめ10選!スチーム量や初心者向けの製品も紹介

ドライヤーのおすすめ10選、コスパでランキング

ドライヤーの収納方法8選!コード収納や寿命を縮めない正しい収納方法を解説

掃除機のおすすめ6選、コードレス、サイクロンタイプや安い機種も紹介

空気清浄機のおすすめ10選、人気メーカーの特徴や一人暮らし用など紹介

オーブンレンジのおすすめ9選、安い機種や人気メーカーの特徴など紹介

節約!時短!冷凍できる野菜って?冷凍可能な食材のあれこれ教えちゃいます

今から始めるGoPro!Webカメラとしても使えるって知ってた?HERO8との比較や使い方をご紹介

ペンタブおすすめ5選!ワコムの液タブ&板タブの初心者向けの選び方をご紹介【2020年版】

このエントリーをはてなブックマークに追加

メディア(家電小ネタ帳®)に関するお問い合わせ

お問い合わせ

人気記事ランキング

関連記事

ピックアップ

  • ノジマ店舗で実施中のキャンペーンはコチラ!

  • ノジマ公式チャンネル

    小ネタを動画でも!ノジマ公式チャンネル