【間違えた…を防ごう!】分配器と分波器の違いや選び方のポイントを解説

更新日時 : 2023-10-20 18:31

分配器と分波器の違いや選び方:TOP画像

テレビの視聴環境を整えるために利用する機器として分配器と分波器があります。

名前や見た目が似ていますが、役割は大きく異なるため、選び間違えないように注意が必要です!

また、視聴する放送に応じて製品を選ぶ必要もあり、最低限知っておくべき選び方の基準もあります。

そこで今回は、分配器分波器の役割をおさらいしつつ、選ぶときのポイントを解説していきます。

分配器と分波器の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

1分でわかる!分配器と分波器の違い

分配器と分波器の役割の違い

分配器と分波器のどちらを選ぶべきかよくわからない方は、それぞれの役割を理解する必要があります。

早速、分配器と分波器の役割を解説していきます。

分配器の役割

分配器のイメージ

分配器は入力された電波を同じ周波数で複数に分けられる機器です。

分配器は、一つのアンテナで複数のテレビを見たい場合、テレビやレコーダーのそれぞれにケーブルをつなぎたい場合などに利用します。

入力帯域約10~2,150Mhzの電波を2つに分配するとき、分配された電波の周波数も約10~2,150Mhzのままになります。

なお、分配器で電波を分配すると、分配数に応じて電波が弱くなりがちです

分波器の役割

分波器のイメージ

分波器のイメージ

室内にアンテナ端子が一つしかない場合、地デジ放送と衛星放送の電波が一つに混在しており、そのままではテレビなどに接続できません。

そこで、地デジ放送と衛星放送の電波を分けるために分波器が利用されるというわけです。

分波器は、地デジとBS/CSの電波を分けられる機器です。

室内のアンテナ端子が一つしかないご家庭で、地デジとBS/CSの両方を視聴したいときに利用します。

室内にアンテナ端子が2つあり、地デジ放送と衛星放送で分けられている場合は、分波器は必要ありません。

なお、分波器で電波を分配しても、電波はあまり弱くなりません

分配器と分波器の見た目の違い

分配器と分波器の見た目はよく似ていますが、細かく見ると違いがあります。

誤って購入しないよう、見た目の違いも解説していきます。

分配器の見た目

分波器のイメージ

分配器の出力部分には、分配する数に応じて複数の端子が備わっています。

「出力1」「出力2」のように目印が記されるのが一般的です。

端子がむき出しになって、ケーブルが搭載されていない製品が多く見受けられますが、本体からケーブル端子が伸びている製品もあります。

分波器の見た目

分波器のイメージ

分波器は、地デジ用とCS・BS用に2本の出力端子ケーブルが備わっていることが多いです。

区別がつきやすいように機器の表面に「地デジ」「BS・CS」などの目印が記されています

ケーブルの片方にも「BS・CS」の目印が色付けされています。

分配器と分波器の選び方

分配器と分波器を選ぶときは、どのようなポイントに着目すればよいのでしょうか?

分配器と分波器の選び方を解説していきます。

選び方1.4K・8K対応

4K・8K対応のイメージ

4K・8Kの映像を視聴する方は、従来の受信システム機器を利用すると、画質が低下したり、映像が映らなかったりすることがあります

そのため、4K・8Kに対応した分配器・分波器を選ばなければなりません。

また、4K・8Kに対応した製品の指標となるのがSHマーク(スーパーハイビジョン受信マーク)です。

一般社団法人電子情報技術産業協会が、スーパーハイビジョン衛星放送受信に適した受信システム機器に付与しています。

品質を重視する方は、あわせて確認しておけば安心でしょう。

選び方2.出力端子の本数

出力端子の本数のイメージ

分配器は出力端子の本数によって種類が異なっています。

主な種類は下記の通りです。

  • 2分配器
  • 3分配器
  • 4分配器
  • 基本的に自宅のテレビの台数に応じて出力端子の本数を選び分けます

    テレビを追加購入する可能性をふまえて選ぶことが大切です。

    分配数が多くなるほど、ノイズが発生してしまいやすくなります。

    ノイズが発生したときは、電波を増幅するブースターの導入も検討する必要があります。

    選び方3.ケーブル一体型

    ケーブル一体型のイメージ

    出力端子ケーブルが一体になっている製品は、ケーブルの接続不良が発生しないので、トラブルを減らしやすいです

    ただ、ケーブルが断線すると交換できません。

    ケーブルが一体化していない製品は価格が安い傾向です。

    その代わり、ケーブルは自分で準備しなければなりません。

    また、品質の低いケーブルを購入してしまうと、ノイズの影響を受けるリスクが高まるので、映像の質にこだわるのであれば、高品質のケーブルを選びましょう。

    選び方4.ノイズや信号劣化の対策

    ノイズや信号劣化の対策のイメージ

    ノイズや信号劣化の対策が施された分配器も珍しくありません。

    たとえば、機器本体の外側部分をアルミニウム、内側部分を亜鉛ダイキャストで構成することで、ノイズの影響を減らしている製品があります

    また、分配器本体と入力側のケーブルを一体化させることで接続損失を軽減している製品や、信号の劣化を防ぎやすいようサビに強い金メッキピンをケーブルのプラグに採用した製品もあります。

    分配器を選ぶときは通信の品質に配慮しているかどうかもチェックしましょう。

    選び方5.通電型の種類

    通電型の種類のイメージ

    BSやCSなどの衛星放送用アンテナは電力をテレビから給電しています。

    分配器は、給電できない端子を持つ「1端子通電型」と、すべての端子から給電できる「全端子通電型」に分かれています。

    1端子通電型 ・指定されたテレビ1台から電源を供給できるタイプ
    ・テレビの電源が切れると、電源が供給されなくなって電波を受信できなくなる
    全端子通電型 ・端子に接続されたすべてのテレビから電源を供給できるタイプ
    ・分配器には常に電源が供給され、テレビの電源を入れると電波を受信できる

    1端子通電型は金額が安い傾向があるので、コストを節約したい方におすすめです。

    ただし、通電端子に接続したテレビでしか衛星放送を視聴できません。

    その点、全端子通電型であれば分配器に接続されたすべてのテレビで衛星放送を視聴可能です。

    複数の部屋で衛星放送を視聴するのであれば、全端子通電型を選ぶとよいでしょう

    選び方6.ケーブルの接続方式

    ケーブルの接続方式のイメージ

    分波器はテレビにケーブルで接続をします。

    その点、部屋の掃除でテレビを動かしたときなど、ケーブルが外れてしまうのは厄介ですよね。

    ケーブルが外れてしまうのを防ぐためにも、ケーブルの接続方式に着目してみてください。

    分波器とテレビをつなぐケーブルの接続方式は、差し込み式とネジ式に分かれています

    差し込み式は接続しやすい一方で外れやすいです。

    ネジ式であればしっかりと固定できるので簡単に外れず、接触不良のトラブルも減らしやすくなっています。

    接続のしやすさと固定する強さを天秤にかけて選び分けましょう。

    選び方7.環境への優しさ

    環境への優しさ

    パッケージを簡素化してゴミを減らすことで、環境に配慮した製品があります

    また、有害な化学物質を使用していない製品もあります。

    たとえばRoHS指令(欧州連合が定めた環境規制)に対応した製品では、鉛や六価クロム、水銀、カドミウム、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ジフェニルエーテルなどが規制の対象となっています。

    環境問題の解決に貢献したい方は、環境への配慮に着目してみるとよいでしょう。

    分配器に関する注意点

    分配器は同じ名称でも全く異なる目的の製品もあり、選ぶときには注意が必要です。

    また、慎重に選んだ製品でも、使い方を誤るとトラブルが発生して、不良品だと勘違いしてしまうことも…。

    ここからは分配器に関する注意点を解説していきます。

    注意点1.購入する分配器の接続対象を確認する

    購入する分配器の接続対象を確認する

    分配器が分けるのは、テレビの電波だけではありません。

    たとえば分配器には、1台のパソコンの画像を複数のディスプレイに表示する製品もあります

    テレビ用の分配器と違って接続端子の種類が違うので注意してください。

    また、ADSLモデムを2台のパソコンで共有するための分配器も存在しています。

    分配器という名称だからといって安易に購入すると、テレビ用ではないことに気づいて後悔することも…

    分配器を購入するときは、利用目的があっているかどうか、確認しましょう。

    注意点2.使わない出力端子はそのままにしない

    使わない出力端子はそのままにしない

    分配器の予備端子を使わない場合、端子の部分が露出したままになってしまいます。

    電波が漏れたり、外部の電波を拾ったりすると、映像が乱れる恐れがあるので注意が必要です。

    端子部分を露出させないためにも、ダミー抵抗を装着しましょう。

    ダミー抵抗は、露出端子に装着して外来電波をカットできるアイテムです。

    500円しない製品もあるので、分配器の購入とあわせて導入を検討してみてください。

    注意点3.分配器よりテレビ側にブースターを接続しない

    分配器よりテレビ側にブースターを接続しない

    テレビの移りが悪くなったとき、ブースターの接続を検討することがあります。

    ただし、分配器が電波を分配したときにはノイズが生じるため、分配器よりテレビ側にブースターを接続すると、ノイズまで増幅してしまう恐れがあります。

    分配器の導入にともないブースターを利用するときは、分配器よりもアンテナ側にブースターを接続するようにしましょう。

    分配器と分波器を選ぶときに気になるQ&A

    分配器と分波器を選ぶときに気になる疑問についてQ&A形式で回答していきます。

    Q1.分配器と分波器が両方必要な場合、別々に購入しなければならない?

    分配器と分波器が両方必要な場合、別々に購入しなければならない?

    A1.分配器と分波器の機能を両立した製品もあります。

    分配器と分波器のどちらも必要だけれど、両方購入すべきか混乱している方もいるでしょう。

    その場合、分配器と分波器の機能を両立した製品も検討可能です。

    たとえば入力端子に対して、地デジ放送用の出力端子が2つ、BS/CS放送用の出力端子が2つある製品では、2つのテレビそれぞれで地デジ放送とBS/CS放送の分岐接続ができるようになっています。

    本体の表面には、地デジの表記が2つ、BS/CSの表記が2つあります。

    一つの本体で配線を管理できるので、配線を管理する負担も減るでしょう。

    製品の名称としてはダブル分波器のように取り扱われていることがあるので、必要に応じて探してみるとよいでしょう。

    Q2.配線が簡単な分配器はない?

    配線が簡単な分配器はない?

    A2.一列に端子が並んでいる分配器があります。

    通常の分配器は、入力側と出力側からケーブルが上下方向に出てしまい、テレビ裏のように狭い場所で配線をするとき、不便に感じることも少なくありません。

    その点、通常の分配器と異なるデザインを採用することで、配線のしやすさを実現している製品もあります。

    たとえば、細長い電源タップのような形をしていて、一列に端子が並んでいる製品がよい例です。

    入力と出力の端子がすべて同じ向きです。ケーブルも同じ向きに出るので、接続が簡単になっています。

    テレビラック内のDVDプレイヤーの横にある狭いスペースにも入りやすいです。

    配線の負担を減らしたい方は、端子の位置にも着目して分配器を選んでみましょう。

    分配器と分波器の違いをおさらいして購入の失敗を防ごう

    ノジマスタッフのイメージ

    今回は分配器と分波器の違いや選び方の基準を解説しました。

    分配器は、入力された電波を同じ周波数で複数に分けられる機器です。

    一つのアンテナで複数のテレビを見たい場合、テレビやレコーダーそれぞれにケーブルをつなぎたい場合などに利用します。

    その一方で分波器は、地デジとBS/CSの電波を分けられる機器です。

    室内のアンテナ端子が一つしかなく、地デジとBS/CSの両方を視聴したいときに利用します。

    そのほか、4K・8Kに対応した製品があることや、通電型の種類があることなどをおさえておけば、購入時のリスクを大幅に減らせるはずです。

    あらためて分配器と分波器の役割の違いをおさらいしておき、購入時に失敗しないようにしましょう。

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