バッテリーの最大容量とは?確認方法や交換目安、減らさない方法などを解説!

更新日時 : 2025-06-21 15:39

バッテリーの最大容量とは?確認方法や交換目安、減らさない方法などを解説!

バッテリーの最大容量は、iPhoneやAndroidスマートフォンを快適に使えるか判断するための重要な指標です。

バッテリーの最大容量が分かれば、バッテリー交換や買い替えの時期も検討しやすくなるでしょう。

今回の記事では、バッテリーの最大容量について概要をはじめ、以下を解説していくので、ぜひご覧ください。


  • バッテリー状態の確認方法

  • バッテリーの交換目安

  • バッテリーの劣化を抑える方法

充電持ちが心配な方や中古のiPhone・Androidスマートフォンを検討中の方もぜひ参考にしてみてください!

バッテリーの最大容量とは?

バッテリーの最大容量とは?

バッテリーの最大容量とは、充電満タンになった新品スマートフォンの蓄電量に対する現在の最大蓄電量の割合です。

低下するとバッテリーが持続しづらくなります。

基本的にはスマートフォンを利用していくうちに徐々に低下してしまいがちです。

使用状況によっては低下速度を下げることもできます。

最大容量を定期的に確認してiPhoneやAndroidスマートフォンの使い方を見直すことが重要です。

この記事でも確認方法を紹介しています!

iPhoneにおけるバッテリーの最大容量の意味

iPhoneにおけるバッテリーの最大容量の意味

バッテリーの最大容量はiPhoneにおける指標としても使われている言葉です。

iPhoneにおけるバッテリー最大容量の意味は下記の通りです。

バッテリーの最大容量は、新品時と比較したバッテリー容量の基準です。

化学的経年劣化が進むにつれて容量は低下し、1回の充電で使用できる時間が短くなることがあります。

iPhoneが製造された時点からアクティベーションされた時点までの時間の長さによっては、表示されるバッテリー容量が100%を若干下回ることがあります。

出典:Apple公式サイト:iPhoneのバッテリーとパフォーマンス

iPhoneにおけるバッテリーの最大容量は、新品時と比較したバッテリー容量の基準であり、経年劣化によって低下していく数値です。

たとえば、最大容量が80%である場合、100%充電したとしても、実際は80%しか充電できていません。

容量が低下すると1回の充電で使用できる時間が短くなるということです。

バッテリーの最大容量、劣化状態の確認方法

バッテリーの最大容量、劣化状態の確認方法

バッテリーの最大容量、劣化状態は携帯の設定から直接確認できることがあります。

たとえば、iPhone 6以降のiOSには、バッテリーの状態を表示して、バッテリー交換が必要なときに推奨される機能が追加されています。

バッテリーの状態は、「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電(バッテリーの状態)」に進むと確認できます。

バッテリーの状態の画面で「最大容量」を確認可能です。

バッテリー容量の確認方法(iPhoneの場合)

バッテリー容量の確認方法01「設定」をタップ「設定」をタップ

バッテリー容量の確認方法01「バッテリー」をタップバッテリー容量の確認方法02

バッテリー容量の確認方法01「バッテリーの状態」に進むバッテリー容量の確認方法03

バッテリー容量の確認方法01「最大容量」を確認バッテリー容量の確認方法04

バッテリーが著しく劣化しているときは、バッテリーの劣化が進んでいること、Appleの正規サービスプロバイダでバッテリー交換すると最大限のパフォーマンス、容量を取り戻せることなどが、重要なメッセージとして表示されます。

バッテリーの最大容量が減ったときの状態と交換目安

バッテリーの最大容量が減ったときの状態と交換目安

バッテリーの最大容量が減ると、使い心地はどのように変わるのか、どのくらいのタイミングで交換すべきなのか、気になるところですよね。

iPhoneの場合を例に挙げて、バッテリーの最大容量が90%前後・80%~85%前後、80%未満の場合における状態と交換目安についてまとめてみます。

バッテリーの最大容量 状態・交換目安
90%前後 電池の減りが速いように感じる。
不便でなければ交換の必要性は薄い。
80%~85%前後 電池の減りが早いだけでなく、動きが遅いように感じ始める。
1日に充電する頻度が高くなるようであれば、交換も視野に入れる。
80%未満 使えないわけではないが、交換する必要性が高くなる。
AppleCare+加入者であれば無償バッテリー交換を受けられる。

バッテリーの最大容量が減ってくると、電池の減りや動きの遅さが気になってきます。

80%未満になっても使えますが、ストレスを感じるのであれば必要に応じて交換を検討するとよいかもしれません。

AppleCare+に加入している方であれば、80%未満で無償でバッテリー交換を受けられます。

79%以下になるまで使用して判断するとよいでしょう。

iPhoneのバッテリー交換の時期の目安については下記の記事でも解説しているので、交換時期に迷っている方は参考にしてみてください。

iPhoneバッテリー交換の値段は?正規店や即日でできるのか解説iPhoneバッテリー交換の値段は?正規店や即日でできるのか解説

バッテリーの最大容量を減らさない方法

バッテリーの最大容量を減らさない方法

スマートフォンを長く快適に使うためには、バッテリーの最大容量を減らさないに越したことはありません。

バッテリーの劣化を抑える方法があるのか気になった方もいるでしょう。

ここでは、バッテリーの最大容量を減らさない方法について解説します。

適切な温度で使用する

適切な温度で使用する

バッテリーの劣化を抑える方法としては、適切な温度で使用することが大切です。

スマートフォンのバッテリーによっては高温に弱い性質があります。

たとえば、iPhoneは35℃を超える温度にデバイスをさらすと、バッテリー容量に回復不能な損傷を与えるリスクが高まるとのことです。

そのほか、一般的にはスマートフォンの適正温度は16℃~22℃といわれています。

夏場の窓際の机や車の中に放置するなどして、端末が長時間直射日光にあたらないように注意してください。

画面を無駄に明るくしない

画面を無駄に明るくしない

バッテリーの最大容量を減らさない方法としては、画面を無駄に明るくしないことが挙げられます。

スマートフォンでは基本的にスライダを動かして明るさを調整できることがほとんどです。

画面がよく見える場所であれば、スライダで明るさを低くしてみましょう。

スライダで明るさを低く

自分で細かく調整するのが面倒という方は、設定から自動調節機能をオンにする方法も検討できます。

周囲の明るさに応じて画面の明るさが自動で調整されるようになる機能です。

バッテリーを長持ちさせるためにできる簡単な設定なので、すぐにでも試してみるとよいでしょう。

Wi-Fiを利用する

Wi-Fiを利用する

バッテリーの最大容量を減らさない方法としては、なるべくWi-Fi接続を利用することも重要です。

端末からデータにアクセスするとき、Wi-Fi接続のほうがモバイルネットワークよりも消費電力が少ないことが知られています。

基本的にスマートフォンの設定からWi-Fiの利用をオンに設定できます。

Wi-Fiの接続が可能な場面では接続をオンにすると良いでしょう。

満タンまで充電しない

満タンまで充電しない

バッテリーを満タンまで充電すると寿命が減りやすいことが知られています。

フル充電すると2つある電極のうちのプラス側に負荷がかかるからです。

特にリチウムイオン電池は自己放電しにくい特徴があり、フル充電すると電極に長く負荷がかかりつづけます。

バッテリーは最大容量まで充電したほうがよいと思うかもしれませんが、8割程度の充電にとどめて使うことも検討してみるとよいでしょう。

充電し続けない

充電し続けない

スマートフォンを充電したあと、満タンになっているのに充電ケーブルを接続したままにしてしまうことがあります。

過充電によってバッテリーの電極に過度な負担を生じさせる原因です。

充電をするときはこまめに様子を確認して、必要以上に充電しないように心がけましょう。

バッテリーを長持ちさせるための「やってはいけないこと」リスト


  • 充電しながらスマホを使う(ながら充電)

  • 充電しっぱなしで放置する(過充電)

  • バッテリー残量を0%まで使い切る(過放電)

  • 高温や直射日光の当たる場所で使用・充電する

  • 枕の下や布団の中にスマホを置いて寝る

  • 非純正の充電器を使う

  • スマホが熱い状態で充電する

  • 頻繁に充電・放電を繰り返す(サイクル劣化)

少し気を付けるだけで、バッテリーが長持ちしますよ。

バッテリーの最大容量が減ったときに困ること

バッテリーの最大容量が減ったときに困ること

バッテリーの最大容量が減って劣化が進むと、スマートフォンの利用において困ることが増えてきます。

具体的に困ることは下記の通りです。


  • 充電してもすぐに残量が少なくなる

  • 処理能力に影響が出る

  • 動作が遅くなる

  • 電力消費の激しいアプリが使えなくなる

  • 電源が勝手に切れる

  • 勝手に再起動される

  • 端末が熱くなる

  • バッテリーが膨張する

電池の減りが早くなったり、動作が遅くなったりするだけでなく、電源の自動オフや再起動なども発生しやすくなり、ストレスを感じやすくなります。

そのほか、スマートフォンが熱くなったり、バッテリーが膨張したりした場合、危険に感じて使い続けるのが怖くなるでしょう。

スマートフォンが熱くなったときの対処方法について気になった方は下記の記事もご覧ください。

【スマホも熱中症?】スマホが熱くなる原因は?やってはいけない対処法や日頃からできる対策などを解説!【スマホも熱中症?】スマホが熱くなる原因は?やってはいけない対処法や日頃からできる対策などを解説!

バッテリーの最大容量に関するよくあるQ&A

バッテリーの最大容量に関するよくあるQ&A

バッテリーの最大容量についてさまざまな観点から解説しました。

そのほかの疑問も解消できるように、関連するよくある質問にQ&A形式で回答します。

Q1.バッテリーの最大容量は増やすことができる?

Q1.バッテリーの最大容量は増やすことができる?

A1.バッテリー交換で増やせます。

バッテリーの最大容量は基本的に使い続けるうちに減りますが、増やすことができるのか気になる方もいるかもしれません。

基本的にバッテリーの最大容量を増やす方法は交換以外にありません。

したがって、減るのが気になる方は少しでも減りにくいように、iPhoneやAndroidスマートフォンの使い方を見直すことが大切です。

なお、バッテリー交換を依頼したあとに、手違いでバッテリー交換が行われず、バッテリーの最大容量の数値が変化していないことに気づく事例もあります。

依頼した際は必ず最大容量の数値が回復しているか確認しましょう。

Q2.iPhoneのバッテリー最大容量が嘘って本当?

Q2.iPhoneのバッテリー最大容量が嘘って本当?

A2.あくまで目安にすべき数値として確認するのが望ましいでしょう。

最大容量が80%付近で減らなくなる事態に遭遇して、表記が嘘なのではないかと不信感を抱く方がいるようです。

たとえば、体感では最大容量が60%を切っているように感じるのに、実際は80%よりも高い値で表示される場合があるとのことです。

Appleでのサービスでは、80%を下回らないと無料交換が受けられないため、故意に80%未満にならないように表示されていると感じるかもしれません。

あくまで目安にの数値として参考にするのが望ましいでしょう。

Q3.iPhoneのバッテリー最大容量が75%なのはまずい?

Q3.iPhoneのバッテリー最大容量が75%なのはまずい?

A3.交換しないと不便に感じるリスクが高いです。

80%くらいで突然電源が切れる現象が頻発してバッテリー交換をする方も見受けられます。

また、古い機種であれば2時間くらいでバッテリーが切れて使い物にならなかったという方もいます。

AppleCare+加入者であれば無償バッテリー交換を受けられる状況なので、最大容量が75%付近の方は不便を感じる前に交換を検討してみましょう。

Q4.iPhoneのバッテリー最大容量が100%のままということはある?

Q4.iPhoneのバッテリー最大容量が100%のままということはある?

A4.比較的短期間であれば100%のままで維持されることもあります。

たとえば、ゲームや動画などでiPhoneをよく使っている方が、毎日充電しているのにもかかわらず、半年くらい経過しても100%の表示のまま変わらなかったという報告があがっています。

ほかには、半年くらい使って99%になったという方も見受けられました。

iPhoneを数週間、数か月使っただけでは、簡単には最大容量が減らない場合もあるようです。

表示が誤っているか不安な方は、ほかのiPhoneユーザーの意見も適宜参考にしてみるとよいでしょう。

Q5.バッテリーの最大容量が低いとスマートフォンは売れなくなる?

Q5.バッテリーの最大容量が低いとスマートフォンは売れなくなる?

A5.ジャンク扱いされて安い値段になることがあります。

たとえば、iPhoneの場合だと80%を切ると大幅に査定価格が下がることもあるようです。

反対に最大容量が一定値を切らなければ、高い価格で売却できる可能性があります。

iPhoneの買取を検討している方は、バッテリーの最大容量が下がりすぎる前に、なるべく早い段階で査定を受けるとよいでしょう。

バッテリーの最大容量が減ったらスマホ端末の買い替えも検討!

バッテリーの最大容量が減ったら端末の買い替えも検討!

バッテリーの最大容量が減っても使い続けることはできます。

ただ、最大容量が減ると困ることがじわじわと増えてきます。

不便な思いをしてストレスをためたくないのであれば、早めにバッテリー交換をしたほうが望ましいでしょう。

バッテリー交換の費用が高いと感じる場合や、バッテリー交換が面倒に感じる場合は、スマホ端末の買い替えを検討するのもおすすめです。

交換前のスマートフォンを買取に出せばお金になる場合もあります。

ノジマではiPhoneやAndroidスマートフォンの高価買取を行っているので、バッテリーの最大容量が減ってきたら、ぜひ一度買取サービスの利用を検討してみてください!

バッテリー交換が面倒な場合は、買取がおすすめです。

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