【完全ガイド】Apple Intelligenceとは?日本語での使い方や対応機種、何ができるか徹底解説
更新日時 : 2025-10-17 13:05
2024年にApple社が発表し、大きな話題となった「Apple Intelligence(アップル・インテリジェンス)」。これは、iPhone・iPad・Mac向けに提供されているApple独自のAI機能です。
リリース当初は英語版のみの対応でしたが、2025年4月1日以降から日本語にも対応しており、より多くのユーザーが利用できるようになりました。
しかし、「Apple Intelligenceって何ができるの?」「どうやって始めればいいの?」「本当に必要か?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Apple Intelligenceとはどんな機能なのか、何ができるのかをわかりやすく解説します。

設定方法や対応機種についても詳しくご紹介しますので、Apple Intelligenceに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
Apple Intelligence(アップル・インテリジェンス)とは?
Apple Intelligence(アップル・インテリジェンス)とは、Appleが独自に開発したAI機能のことで、2024年10月に初めて提供開始されてから、iPhone、iPad、MacといったApple製のデバイスで利用できます。
このAIはメールやメモ、SafariなどのApple純正アプリと連携し、日常的なタスクの効率化を実現します。
Apple Intelligenceの大きな特徴は、ユーザーが使用している端末上で動作する「オンデバイス処理」で、従来のAIサービスと異なり、サーバーへの接続を必要とせずリアルタイムな応答が可能です。
さらに、個人データを外部サーバーに送信しない設計によりプライバシー保護が重視され、端末上で処理しきれない複雑なタスクについては、「Private Cloud Compute(プライベートクラウドコンピューティング)」と呼ばれるAppleの専用サーバーが利用されます。
この場合、ユーザーが送信するデータはタスク処理のみに使用され、Apple側で保存することはありません。

情報漏洩が心配なユーザーでも、安心して利用できる仕組みとなっています!
Apple IntelligenceとSiriの違いは?
「Apple IntelligenceとSiriは何が違うの?」と疑問に思う方も多いかもしれませんが、目的や性能が大きく異なります。
Siriとは、2011年に発売されたiPhone 4Sから実装しているAppleの音声アシスタントです。
「明日の天気は?」や「〇時にアラームを設定して」などの、簡単な質問や基本的な操作を音声で認識し、処理を行います。
一方、Apple Intelligenceは、生成AIを活かした次世代のAI機能です。シンプルな音声命令だけでなく、テキスト生成や文章の要約、画像生成、アプリの操作など、より人間らしいタスクをこなすことができます。
また、Apple Intelligenceの導入によりSiriが強化され、文脈の理解力が向上。従来のSiriよりも高度なタスクにも対応できるようになります。

それぞれが別々の機能ですが、Apple Intelligenceをオンにしておくことで、いつものSiriがさらに賢くなるということです!
Apple Intelligenceの対応OSは?
Apple Intelligenceの対応OSは、以下のバージョン以降になります。
- iPhone:iOS 18.4以降
- iPad:iPadOS 18.4以降
- Mac:macOS Sequoia 15.4以降
使用している端末のOSが古い場合、Apple Intelligenceは利用できません。また、Apple Intelligenceに対応している機種である必要があります。
Apple Intelligenceの日本語対応はいつから?
Apple Intelligenceは、初期リリース時点では対応言語が英語に限定されていましたが、2025年4月1日にリリースされたiOS 18.4、iPadOS 18.4、macOS Sequoia 15.4のアップデートから、日本語対応しています。
これにより、日本国内のユーザーもApple Intelligenceを気軽に利用できるようになりました。
Apple Intelligenceの対応機種
ここでは、Apple Intelligenceの対応機種をデバイス別に解説していきます。
iPhoneの対応機種
iPhoneは、A17 Pro以降の高性能チップを搭載したiPhone 15 Pro以降のモデルで、Apple Intelligenceを利用できます。
2025年10月時点の対応機種は以下のとおりです。
- iPhone 17
- iPhone 17 Pro
- iPhone 17 Pro Max
- iPhone Air
- iPhone 16e
- iPhone 16
- iPhone 16 Plus
- iPhone 16 Pro
- iPhone 16 Pro Max
- iPhone 15 Pro
- iPhone 15 Pro Max
iPhone 15とiPhone 15 Plusについては、A16 Bionicチップ搭載モデルのため、Apple Intelligenceには対応していません。
iPadの対応機種
iPadの対応機種は以下のとおりです。
- iPad Pro(M1以降搭載モデル)
- iPad Air(M1以降搭載モデル)
- iPad mini(A17 Pro搭載モデル)
iPad ProとiPad Airシリーズは、M1以降のチップを搭載したモデルがApple Intelligenceに対応しています。
iPad miniシリーズについては、A17 Pro搭載モデルで利用可能です。
Macの対応機種
Macの対応機種は以下のとおりです。
- MacBook Pro(M1以降搭載モデル)
- MacBook Air(M1以降搭載モデル)
- iMac(M1以降搭載モデル)
- Mac mini(M1以降搭載モデル)
- Mac Studio(M1 Max以降搭載モデル)
- Mac Pro(M2 Ultra搭載モデル)
基本的に、M1以降の高性能チップを搭載したモデルがApple Intelligenceに対応していますが、Mac StudioはM1 Max以降、Mac ProはM2 Ultraを搭載したモデルが必要です。
Apple Intelligenceの日本語での使い方・設定
Apple Intelligenceを使い始める際の設定をデバイス別に解説していきます。
事前に対応OSと対応機種を確認したうえで、Apple Intelligenceを有効にする設定を行ってください。
iPhone・iPadでの設定方法
iPhoneまたはiPadでApple Intelligenceを利用する場合、初期設定手順は以下のとおりです。
1.「設定」アプリを開く。
2.「Apple IntelligenceとSiri」をタップ。
3.「言語」の設定項目が“日本語”になっていることを確認して「Apple Intelligence」をオンにする。
- オフの状態
- オンの状態

初めてオンにした時は、カメラコントロールの操作方法など設定画面へ移行します。不要な場合は「あとで設定」を選択しましょう!
Macでの設定方法
MacでApple Intelligenceを利用する場合、以下の手順で初期設定を行ってください。
1.「システム設定」を開く。
2.「Apple IntelligenceとSiri」をクリック。
3.「Apple Intelligence」のチェックを入れ、機能を有効にする。
4.「言語」の項目が“日本語”に設定されていることを確認する。
Apple Intelligenceでできること
実際にApple Intelligenceを導入すると、何ができるのでしょうか。
ここでは、基本的なAI機能や活用例を紹介していきますので、AI機能を利用する際の参考にしてみてください。
メールの要約・作成
Apple Intelligenceには「作文ツール」が搭載されており、文章の要約や校正、書き直しなどが可能です。
Appleの「メール」アプリを使用している場合は、受信したメールの内容を読み取り、重要なポイントをわかりやすく要約することができます。
メール本文の要約は、受信したメールを開いた際に画面右上に表示される「要約する」をタップするだけです。

ノジマから会員様へ毎年贈られるプレゼントメールを例に見ていきましょう!
この機能を活用すれば、以下のように長文メールをのチェックも時間短縮できます。
メールに返信する際は、「作文ツール」を利用するとメールの内容に合わせて文章を作成してくれます。
作文ツールは以下のアイコンをタップすることで起動します。
新規で文章を作成する際は、「作文」をタップして返信内容の指示を出します。

返信を出す相手が企業か個人か自動で判別してくれます!
文章作成にかかる時間は短く、宛名から内容まで瞬時に作成されます。
また、作成した文章を修正したい場合は、書き直しや表現を変えることもできます。
「Safari」でWebページの内容を要約
Appleのブラウザアプリ「Safari」でWebページを開いている際、Apple Intelligenceで要約が可能です。
たとえば、ニュース記事や長文コラムなどを読んでいるときに要約機能を活用すると、記事全体を数行にまとめて表示してくれます。
Webページを要約する際の手順は以下のとおりです。
1.「Safari」アプリを開く。
2.要約したい記事のアドレスバー横にあるアイコンをタップ。
3.「リーダーを表示」をタップ。
4.ページ上部に表示される「要約する」をタップ。
5.画面上部に記事の内容が要約される。
このように、文字数の多い記事でも、どのような内容が書いてあるか数秒程度で短く要約することができます。

家電小ネタ帳でご紹介した約7,000文字ある記事「iPhone17実機比較レビュー」が158文字に要約されました!
音声文字起こしの要約
Apple Intelligenceでは、録音した音声データの文字起こしを要約することができます。
これは、会議の議事録やインタビューの書き起こしを要約したいユーザーにとって非常に便利な機能です。
iPhoneの「メモ」アプリを使えば、録音した音声文字起こしの内容を要点だけにまとめる使い方ができます。
「メモ」アプリで音声の録音・文字起こしした内容を要約する手順は以下のとおりです。
1.「メモ」アプリを開く。
2.任意のメモを選び、キーボード上部に表示される「クリップ」をタップ。
3.「オーディオを録音」を選択。
4.画面左下の「吹き出し」アイコンを有効にし、「録音」ボタンをタップ。
5.画面上部の「要約」をタップ。
6.音声データが要約される。
以上の手順で音声の文字起こしができ、要約が自動生成されるため、録音の内容を後から簡単に振り返ることができます。

「電話」アプリで録音した通話内容についても、同じように音声文字起こしの要約が可能です!
通知の優先表示・要約
日々大量の通知が届くユーザーには、Apple Intelligenceの通知の優先表示・要約機能が便利です。
受信した通知の内容をAIが分析し、緊急度や重要度に応じて通知の表示を自動で並び変えてくれます。
また、通知には要約した内容を表示してくれるので、内容を素早くチェックすることも可能です。
通知の優先表示と要約機能については、以下の手順でオン・オフを切り替えられます。
1.「設定」アプリを開く。
2.「通知」をタップ。
3.通知の優先表示を設定する場合は、「通知の優先順位付け」を選択。
要約機能の場合は、「通知を要約」を選択し、設定を行ってください。
「Image Playground」を使った画像生成
「Image Playground」は、Apple Intelligenceが提供する画像生成ツールで、ユーザーが入力したキーワードやテーマに基づいて画像を生成したり、写真アプリ内の既存画像をもとに新たな画像を生成したりすることができます。
画像のスタイルは、「アニメ」「イラスト」「スケッチ」「ジェン文字」「ChatGPT」の5種類から選択可能です。
また、最大6つまでのプロンプト(画像に含めたい要素)を入力することで、画像の仕上がりを調整できます。
Image Playgroundの基本的な使い方は以下のとおりです。
1.「Image Playground」アプリを開く。
2.「スタイル」ボタンから生成したいスタイルを選択する。
3.画像生成の画面が表示されたら、テキスト入力欄に画像のテーマを入力する(今回は机に置かれたりんごの画像を生成)。
既存の画像をもとに新しい画像を生成したい場合は、画面右下の「写真」ボタンをタップし、「写真を選択」または「写真を撮る」をタップ。
4.入力した内容に沿った複数の画像が生成される。
他のパターンを確認する場合は、画面を右にスワイプすることで新たに生成できます。
5.画像のスタイルを変更する場合は、「スタイル」ボタンをタップし、好みのスタイルを選択する(画像はイラストを選択した場合)。
6.生成した画像を保存する場合は、画面右上にある「保存」ボタンをタップする。
以上が基本的な流れです。

Image Playgroundを使った画像生成は、「メッセージ」アプリや「フリーボード」アプリからでも行えます!
「ジェン文字」でオリジナル絵文字の作成
Apple Intelligenceには、オリジナルの絵文字を作成できる「ジェン文字(Genmoji)」という機能が搭載されています。
ジェン文字は、「メッセージ」や「メモ」などのテキスト入力アプリから利用でき、ユーザーが入力したキーワードや人物の写真をもとに、ユニークな絵文字を作成できます。
「メッセージ」アプリでジェン文字を作成する手順は、以下のとおりです。
1.「メッセージ」アプリを開く。
2.テキストボックスの横にある「+」をタップして「ジェン文字」ボタンを選択する。
3.ジェン文字の作成画面が表示されたら、作りたい絵文字のテーマを入力する。
4.入力したテーマに応じた絵文字が生成される。
画面を右にスワイプすると、別のパターンも新たに生成できます。
5.使用したい絵文字を選択した状態で、右上の三点リーダーをタップして「絵文字を追加」を選択する。
以上の操作で、オリジナルの絵文字を簡単に作成することができます。

ちなみにどんな絵文字でも作れるのか、試しに「今まで見たことがないレベルのふざけた表情」と指示してみたところ、ただの笑顔の絵文字が生成されるだけで指示どおりのものは生成できませんでした。
カメラの情報を取得・リアルタイム翻訳する「ビジュアルインテリジェンス」
Apple Intelligenceに対応した機種のカメラでは、「ビジュアルインテリジェンス」と呼ばれる機能が利用可能です。
この機能を活用することで、iPhoneやiPadのカメラに映るものをAIが認識し、被写体の識別や関連情報の検索ができます。
また、表示されたテキストのリアルタイム翻訳や要約にも対応しているため、英語など外国語で書かれた情報もすぐに調べられます。
カメラコントロールが搭載されているiPhone 16シリーズ以降の場合、カメラコントロールの長押しでビジュアルインテリジェンスを起動可能です。
具体的な使い方は以下のとおりです。
1.端末の右下側面にあるカメラコントロールボタンを長押しして「ビジュアルインテリジェンス」を起動。
2.調べたいものを撮影。
3.被写体をGoogle検索する場合は、右下の「検索」ボタンをタップ。
4.被写体について質問したい場合は、左下の「質問」ボタンをタップ。
なお、iPhone 16eやiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxといったカメラコントロール非搭載モデルの場合は、カスタマイズしたアクションボタンやロック画面から起動するか、コントロールセンターから起動する必要があります。

風景でも物でも、基本的にどんなものを撮影しても被写体の説明や関連検索を知ることができました!
「写真」アプリで不要なものを削除
Apple Intelligenceの導入により、「写真」アプリにAIを活用した編集機能が搭載されています。
新たに追加された機能の中でも特に便利なのが「クリーンアップ」です。
この機能を活用すれば、写真に写っている不要なものを簡単に削除できます。
クリーンアップの使い方は以下のとおりです。
1.「写真」アプリを開く。
2.編集したい写真を開く。
3.画面下部の編集ボタンをタップ。
4.「クリーンアップ」を選択。
5.クリーンアップ画面で、削除したいものに対して「タップ」「なぞる」「円で囲む」のいずれかの操作を行う。
6.指を放すと対象の削除が行われる。

実際にクリーンアップを使ってみましたが、上記のようにシンプルな構図の写真には向いている一方で、細かく複雑な写真には向いていない可能性があります。
「ChatGPT」との連携
Apple Intelligenceは、OpenAIが提供しているAI「ChatGPT」との連携機能が備わっています。ChatGPTと連携した場合、以下のようなことができるようになります。
- Siriへの専門的な質問
- 作文ツールでのテキスト作成
- ビジュアルインテリジェンスでの画像分析
上記のような処理を初めて行う際に、「ChatGPTを使用しますか?」という確認メッセージが表示され、「ChatGPTを使用」を選択すると連携されます。
ChatGPTは無料で連携可能で、アカウント作成も不要です。
ChatGPTの有料プランに加入している場合は、自分のアカウントでログインすることで有料プランのAIモデルをApple Intelligenceでも利用できます。
ChatGPTの連携は、以下の手順で行うことができます。
1.「設定」アプリを開く。
2.「Apple IntelligenceとSiri」をタップ。
3.拡張にある「ChatGPT」をタップ。
4.「ChatGPTを使用」をオンにする。

自分のアカウントと連携させる場合は、「サインイン」をタップしてログインしましょう!
Apple Intelligence・ChatGPT・Geminiの違いを比較
Apple Intelligenceは、既存のAIとどのような違いがあるのでしょうか。人気のAI「ChatGPT」「Gemini」との比較表を見てみましょう。
サービス名 | Apple Intelligence | ChatGPT | Gemini |
---|---|---|---|
提供元 | Apple | OpenAI | |
提供開始 | 2024年 日本語対応:2025年 |
2022年 | 2023年 (旧Bard) |
動作環境 | iPhone・iPad・Mac (対応機種限定) |
Webブラウザ アプリ |
Webブラウザ アプリ |
データ処理 | オンデバイス プライベートクラウド |
クラウド | クラウド |
文章作成・要約 | 〇 | 〇 | 〇 |
画像生成 | 〇 | 〇 | 〇 |
プログラミング | × | 〇 | 〇 |
言語 | 日本語対応 | 日本語対応 | 日本語対応 |
料金体系 | 無料 | 無料 有料プランあり |
無料 有料プランあり |
Apple Intelligenceは、今回比較した3社でもっとも新しいAIで、Webブラウザやアプリで提供されているChatGPTとGeminiとは異なり、iPhone・iPad・Macの対応機種でのみ利用できます。
ChatGPTやGeminiなどの一般的なAIは専用のクラウド上でデータ処理を行いますが、Apple Intelligenceはユーザーの端末上で動作するオンデバイス処理が基本です。
現時点では、Apple Intelligenceに有料プランはなく、無料で提供されています。
ChatGPTとGeminiは、月額制の有料プランに加入することで、より高い性能のAIモデルを利用可能です。
また、パソコンでAIを活用したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

ノジマでは最先端のAIパソコンを多数取り揃えています!
Apple Intelligenceのメリット
Apple Intelligenceは、メールやSiriといった純正アプリに深く統合され、Safariの情報を要約してメモに保存したり、メール内容から予定を作成したりするなど、日常のタスクを直感的に効率化することができます。
その最大の特徴はプライバシー保護への徹底した配慮にあり、処理の多くをiPhoneなどのデバイス内で完結させるため、個人の情報が外部に送信されるリスクを最小限に抑えています。
クラウド処理が必要な場合でも、Appleがデータにアクセスできない特別な仕組みを用いることで、ユーザーは安心して日常生活や仕事でAIを活用できるのが魅力です。
Apple Intelligenceのデメリット
一方で、Apple Intelligenceは高性能な処理能力を要求するため、iPhone 15Pro以降といったごく一部の最新モデルでしか利用できないのがデメリットです。
また、その機能は日常作業の効率化に特化しており、コーディングやクリエイティブな文章作成といった、ChatGPTやGeminiのような生成AIが得意とする自由度の高い用途には対応していません。
さらに、Apple純正アプリ以外との連携も限定的なため、普段から他社製アプリをメインで利用しているユーザーにとっては、その恩恵を実感しにくい側面があります。

約7GBのストレージ容量を使う点も人によってはデメリットに感じるでしょう。
Apple Intelligenceに関するよくある質問
ここでは、Apple Intelligenceに関するよくある質問を紹介していきます。
Apple Intelligenceは無料で利用できる?有料プランは?
Apple Intelligenceは、Appleが提供するiOS、iPadOS、macOSに標準で搭載されている無料のAI機能です。
2025年10月時点では有料プランはなく、対応機種であれば追加料金なしで利用できます。
ただし、Apple Intelligenceは一部の外部AIサービスと連携することがあり、その際に料金が発生する可能性があります。
たとえば、Apple Intelligenceと連携したChatGPTで最新のAIモデルを使用したい場合は、OpenAIが提供する有料プラン「ChatGPT Plus」への加入が必要です。

本記事でご紹介している使い方はすべて無料でできるものです!
Apple Intelligenceの懸念点・危険性は?
Apple Intelligenceは、プライバシー重視の設計が魅力のAI機能で、他社AIと比べるとセキュリティ性が高いです。
基本的にオンデバイス処理になるため、クラウド上にデータを送信することがなく、個人情報流出リスクが最小限に抑えられています。
Apple Intelligenceが原因でバッテリーの消費が気になる方もいると思いますが、Siriのように機能をオンにしておくだけであればほとんどバッテリーは消費しません。
ただし、Image Playgroundなどほかのアプリを頻繁に使用しているとバッテリーを消費するのでご注意ください。

今回はiPhone17 Pro Maxで使いましたが、バッテリーの消費量はまったく気になりませんでした!
また、ChatGPTなどの外部サービスと連携する場合は、連携先のクラウドにデータの送信・保存が行われる可能性がある点も注意しましょう。
Apple Intelligenceは本当に必要か?どんな人がいらない?
Apple Intelligenceが必要かどうかは、ユーザーのライフスタイルによって大きく異なります。
次のような人にはApple Intelligenceがおすすめです。
- 大量のメール処理を効率化したい人
- プレゼン資料や文書作成を効率化したい人
- 文章を書くのが苦手な人
- Apple製アプリを快適に使いたい人
- Siriをより効果的に活用したい人
日常的に行っている作業の効率を上げたい場合、非常に便利なツールになるでしょう。
一方で、次のような人にApple Intelligenceは不向きです。
- AIにデータを使われることに抵抗がある人
- 自分の手ですべての作業をこなしたい人
- 普段からApple製アプリやSiriを使っていない人
Apple Intelligenceは必ずしも必要な機能ではないため、無理に対応機種を購入して使う必要はありません。

文章の作成を任せたい場合に非常におすすめです!
Apple Intelligenceが使えない原因は?
Apple Intelligenceが使えない、設定に表示されないときに考えられる主な原因は以下のとおりです。
- 対応機種でない
- OSのバージョンが古い
- 設定が有効になっていない
- アップデートが反映されていない
- ダウンロードが完了していない
- インターネットに接続していないか通信環境が不安定
まず最初に、自分が使っている端末が対応機種・OSになっているか確認しましょう。OSが古い場合は、アップデートする必要があります。
また、「設定」アプリからApple Intelligenceの設定が有効になっていることを確認してください。
OSのアップデート直後は、待ち時間が発生している可能性があります。この場合は、アップデートでAI機能が反映されるまでしばらく待ってから再度試してみてください。

ビジュアルインテリジェンスなどはネット環境に接続していないと利用できないのでご注意ください!
Apple Intelligenceのダウンロードが終わらない・時間がかかる原因は?
Apple Intelligenceを初めて利用する際、一部AI機能の追加データがダウンロードされます。
「ダウンロードがなかなか終わらない」「ダウンロードに時間がかかる」といった問題が発生した場合、原因として考えられるのは以下の3つです。
- 通信環境が不安定
- ストレージの空き容量不足
- 端末の一時的な不具合
Wi-Fiではなくモバイルデータ通信を利用していると、通信環境が不安定になり、接続が途切れたり一時停止したりすることがあります。この場合は、Wi-Fiに接続してから再度試してみてください。
また、端末のストレージ容量の空きが少ないと、容量不足でダウンロードできないことがあります。
Apple Intelligenceは最低7GBの空き容量が必要とされているため、容量不足の場合は不要なデータを消去しましょう。
端末の一時的な不具合で、ダウンロードが完了しないケースもあります。不具合が原因の場合は、端末を再起動してから試してみてください。

必要なストレージ容量は、今後のアップデートで増える可能性があります!
まとめ
Apple Intelligenceの設定方法や具体的な使い方を解説しましたが、Apple Intelligenceはプライバシー重視の設計が魅力のAI機能です。
2025年4月から日本語に対応し、日本国内のユーザーも気軽に利用できるようになりました。
ChatGPTやGeminiとは異なり、細かいプロンプトを入力したAI活用には対応していませんが、Apple製アプリのシームレスな連携やSiriの強化により、日々の作業を効率よくこなしてくれます。
なお、本記事でApple Intelligenceについてなんとなく理解できても、「実際に自分の目で操作しているところを見たい」や「対面でもっと分かりやすく説明してほしい」という方もいると思います。
ノジマであれば、メーカーの派遣販売員ではない自社の従業員が、お客様の立場になって会話やご提案をさせていただきます。
Apple Intelligenceについて少しでも気になることがある場合は、ぜひお近くのノジマでお気軽にご相談ください。

Apple Intelligenceは無料で提供されているので、対応機種を持っている方は、ぜひ一度利用してみてください!
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