全国でごみ収集車が炎上!知ってます?モバイルバッテリーの正しい処分方法

公開日時 : 2019-11-26 10:37
更新日時 : 2019-11-30 10:01

モバイルバッテリーの捨て方

ルールを守らないゴミが原因で毎年ごみ収集車で火災が発生しています。しかもスプレー缶モバイルバッテリーなど身近な品が炎上の原因とのことで更に驚きです。

一体どのようなメカニズムで火災につながるのでしょうか。またどのように処分すれば事故を防げるのでしょうか。

多くの方は正しい処分方法をご存じだとは思いますが、ごみの処分について改めて確認しましょう。

目次

なぜ火災が起きるのか。

まずは経済産業省発表の資料を見てください。

名古屋市で起きたごみ収集車の火災について、原因が特定できたケースで目立つ3つの品での件数です。

名古屋市におけるごみ収集車の火災事故のうち、カセットボンベ・スプレー缶、LIBを原因とするもの

名古屋市におけるごみ収集車の火災事故のうち、カセットボンベ、スプレー缶、LIBを原因とするもの

※資料出典:経済産業省 データ:名古屋市環境局

※LIB:リチウムイオンバッテリーの略

出典サイト:みんなで守ろう ごみ収集車

この資料では火災の総数や全体に占める割合は確認できませんが、この3点だけで毎年10件以上も発生していることがわかります。

もしこれら3点を全員が正しく処分していれば、少なくとも10件以上の事故を無くせるということですね。

また別の地域でも同様にごみ収集車の火災発生について公表があります。

一例として発表された注意喚起サイトのリンクをつけておきます。興味のある方はご覧ください。

東村山市での消火作業の様子

画像は東京都東村山市での消火作業の様子です

また自治体の注意喚起サイト

久喜宮代衛生組合

柏市

東京消防庁

取手市

富士宮市

大阪市

徳島市

ご紹介したものは一部ですが、本当に日本全国で収集車が発火・炎上する事故が多発しているようです。

収集車が廃車や修理になるだけでなく、作業員の身に危険が及びます。また通行人や近隣の住民・家屋へ被害がでる可能性もあります。

また仮に人的被害がなかった場合も、消火活動で道路が通行止めになり渋滞が発生するなど2次被害も起きます。当たり前ですが不幸なことしかありません。

多くの方は正しいルールで処分を行っていると思いますが気を付けていきましょう。

不適切に出したゴミから炎上するメカニズム

それでは不適切なゴミ処分でなぜごみ収集車の炎上が起きるのか、独立行政法人製品評価技術基盤機構が検証している動画があります。まずはご覧ください。

  • カセットコンロのボンベでごみ収集車が発火する実験

※出典元:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)

  • モバイルバッテリーでごみ収集車が発火する実験

※出典元:独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)

他のゴミと一緒にガスの残ったガスボンベやモバイルバッテリーを処分した場合

  1. まず不適切に出したゴミが収集車の圧縮により破損
  2. 残っていたガスなどが周囲の可燃物と混ざる
  3. ガスや気化したリチウムイオンに静電気などから引火し発火
  4. バッテリーなどに激しい衝撃・振動が加わると破裂する

が発火・破裂のメカニズムのようです。

今回の映像はあくまで実験で実際の事故とは異なりますが、それでもすごいインパクトがありますね。

もしこれが私たちの周囲で起こり、誰かが傷つくかもしれない、と考えると本当に背筋が凍る思いがします。

こういった事故が一刻も早くなくせるよう、まずは皆様に状況を知っていただければと思います。

そして一人ひとりが正しいごみの分別ルールを守り、安心安全でクリーンな社会になればと思います。

各製品ごとの処分方法をご紹介

ここまで事故が発生している現状と原因を見てきましたが、ここからは対策として製品ごとの正しい処分方法を確認していきましょう。

今回事故原因として紹介しているスプレー缶やガスボンベ、リチウムイオンバッテリーをはじめとした電池類の処分方法に分けてご紹介します。

スプレー缶・ガスボンベの正しい処分方法

ELSONICエアダスター

スプレー缶やガスボンベは必ず使いきり、中身が残っている場合は注意書きに沿って必ず火気のない場所でガス抜きをします。

ガス抜きは大まかに以下の方法があります。

  • ガスが最後まで出尽くすまでスプレーをする(カセットコンロのボンベなら火が消えるまで使い切る)
  • 専用のガス抜きキャップが付属している場合は缶に記載されている説明に沿って実施する
  • 市販のスプレー用キリなどを使ってボンベに穴をあける(自治体によっては推奨されていない場合もある)

風通しの良い屋外での実施を推奨、換気扇使用は厳禁です。またキリを使用する際はケガに注意してください。

その後は自治体ごとのルールに沿って処分します。自治体ごとに缶ごみ金属ごみなど、処分方法が異なります。

使い捨てライター

またガスボンベとは異なりますが、使い捨てライターも火災の要因となっているようです。

ライターもスプレー缶・ガスボンベと同様にガスを使い切ってから自治体ごとのルールに沿って処分しましょう。

濡れティッシュに包んで燃えるゴミで回収、危険物として別回収など自治体ごとに様々なルールがあるようです。

処分する際はお住まいの自治体に確認しましょう。

モバイルバッテリーの正しい処分方法

ELSONICモバイルバッテリー

モバイルバッテリー(ポータブルバッテリー・ポータブル充電器・モババ、モバブとも)も自治体ごとに処分方法が異なります。

お住まいの区や市町村役場に確認の上、お近くの小型家電リサイクルBOXなどへ投入するか指定の場所へ持ち込んでください。

安全に処分することができるだけでなく、希少資源を回収しリサイクルにつなげる意味合いもあります。

なお内部の液体が漏れ出すとヤケドなどけがをする恐れがあります。絶対に壊さずにお持ち込みください。

ノジマはモバイルバッテリー購入時に不要なモバイルバッテリーを引き取り処分しております。お買い換え時に店頭にてご相談ください。

電池の種類に応じた処分方法

絶縁しないまま処分した電池がショートして火種になる可能性もあります。電池も種類に応じたルールにそって正しく処分しましょう。

モバイルバッテリー以外の電池も内部の液体が漏れ出すとけがをする恐れがあります。また環境に悪影響を及ぼす可能性もあり、液漏れしている場合は特に注意が必要です。

万が一液体(乾燥した粉)が皮膚に付着した場合すぐに洗い流し医師に相談しましょう。

液漏れした電池の処分も各自治体ごとに扱いが異なります。不明点なことがあればすぐにお住まいの区や市町村へ相談してください。

使い捨て電池

 例 種類  処分方法
アルカリ単三乾電池 乾電池(アルカリ・マンガンなど)

自治体の指示に従い、別のごみと混ざらないよう電池だけビニール袋に入れて処分場所へ持込。

事故防止のため、大量にある場合はプラス・マイナス端子をビニールテープで覆い絶縁する※

ノジマの店頭でも引き取りできます。ぜひお持ち込みください。

リチウム電池 リチウム電池(「CR」や「BR」から始まる)
ELSONICボタン電池 ボタン電池(「LR」や「SR」などから始まる)

ボタン電池回収缶

自治体ごとに設置されているボタン電池回収BOXなどへ投入する。

事故防止のため、大量にある場合は一つずつビニールテープで包み絶縁する※

ノジマの店頭でも引き取りできます。ぜひお持ち込みください。

※電池のプラス・マイナス端子に金属が触れるとショートし発火の原因となります。ビニールテープやセロハンテープ等で端子を覆いショートしないようにしましょう。

電池の絶縁方法

小型充電式電池

 例 種類   処分方法
ニッケル水素電池 ニッケル水素電池(単3などの形状をした充電池が多い)

リチウムイオン電池

自治体ごとに設置されている小型充電式電池回収BOXなどへ投入。

事故防止のため、絶縁した上で回収BOXへ投入してください。

ノジマの店頭でも引き取りできます。ぜひお持ち込みください。

リチウムイオン電池(デジカメ・携帯・ゲーム機などの充電池)
  ニカド電池(電話機子機用バッテリーなど)

「小型充電式電池回収BOX」や「ボタン電池回収BOX」は一般的にスーパーマーケット家電量販店に設置されていることが多いです。
また設置されていない場合も店頭で相談すると無料で引き取ってもらえる場合もあります。

電池の処分でよくわからない場合、ノジマの店頭でも引き取りできます。ぜひご相談ください。

小型家電

意外と見落としがちですが、

モバイル扇風機電子式・加熱式たばこなどバッテリー内蔵製品をそのままゴミに出してしまい事故につながっていることも。

地域の小型家電リサイクルBOXへ投入するなど、必ず自治体が定めたルールに沿って処分しましょう。

バッテリー内蔵小型家電の一例

  • 携帯電話・スマートホン・タブレット
  • 携帯音楽プレーヤー・ポータブルラジオ・ICレコーダー
  • ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスイヤホン
  • 携帯ゲーム機
  • ワイヤレスマウス
  • ポータブルDVD(BD)プレーヤー
  • ポータブル扇風機
  • 充電式懐中電灯・充電式ランタン
  • 電子式/加熱式たばこ
  • 腕時計・ウェアラブル端末
  • デジタルカメラ・ビデオカメラ
  • 体温計

など

ノジマは買い替え時の処分も行っております。ぜひ店頭にてご相談ください。

まとめ

各自治体の指示に応じ正しい処分を心がけ事故を減らしましょう。

またリチウムなどの希少鉱物をリサイクルに回すことで環境保全にもつながります。

一人ひとりの心がけでより良い社会を目指していきましょう。

参考サイト

商品を購入せず処分のみでもできますか?

みんなで守ろう ごみ収集車

小型家電リサイクル回収ポータルサイト

一般社団法人 電池工業会

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