プロ並みの写真が撮れる! フルサイズ・ミラーレスの魅力

更新日時 : 2021-12-25 11:21

フルサイズミラーレス

プロカメラマンが愛用する「フルサイズ一眼」はカメラ愛好者の憧れであり、メーカー各社も最上位のハイエンドモデルとして位置付けています。

そのフルサイズに“小型・軽量・リーズナブル”のミラーレスが登場し、各メーカーによる「フルサイズ・ミラーレス」の競争が活発化しています。

低価格が実現して操作性も向上し、「憧れのフルサイズ」を手にするチャンスが到来しています。

そこで「フルサイズ・ミラーレス」の魅力と、そもそも「一眼レフ」「ミラーレス」「フルサイズ」はどういった特徴があるのかご紹介いたします。

何がフルサイズかというとセンサーの大きさ

デジタルカメラは、センサー(撮影素子)の大きさによって画質の差が現れます。センサーのサイズが大きいほどデータ量が増して、画質が良くなります。

デジタル一眼カメラのセンサーは、「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」の大きく3つに分かれます。

「フルサイズ」はフィルムカメラのスタンダードだった35mm判フィルムと同じサイズのセンサーを指し、それよりひとまわり小さいのが「APS-C」、さらに小さいのが「マイクロフォーサーズ」となります。

ちなみに、一般的なスマートフォン(スマホ)のセンサーは1/2.3型なのに比べ、「APS-C」の面積は約13倍、フルサイズセンサーなら約30倍に。

1画素あたりの面積が大きいほど、より多くの画像情報を取り込め、高画質な撮影を可能にしますので、フルサイズは圧倒的にワイドな画角で撮影できるのです。

また、背景をぼかして被写体を際立たせる「ボケの量」もフルサイズは大きく、センサーが大きいことで光を多く取りこめ、夜間撮影にも威力を発揮します。

明部や暗部の階調を調整するダイナミックレンジの幅も広く、明る過ぎる部分、暗過ぎる部分も階調豊かな表現が可能です。風景でもポートレートでも緻密な描写が可能で、高感度で良質な画質が得られるのは、フルサイズならではの魅力です。

そのフルサイズ市場に2013年にソニーが小型・軽量のミラーレスで登場し、2018年にキャノンとニコン、パナソニックも「フルサイズ・ミラーレス」の市場に参戦しました。

価格も大幅に低下し、“フルサイズはプロかハイアマチュアのもの”という概念が覆されつつあります。

そもそも「一眼」「ミラーレス」とは?

一眼レフ

一般的なデジカメより大きいタイプで、本格的なイメージのある一眼レフ。

一眼レフの「一眼」とはレンズの事で、「レフ」とはカメラ内部に設置されている鏡が光を反射する(reflex)から来ています。

なぜ鏡が入っているかというと、レンズから入った入った光(映像)を内部の鏡で反射させ、光学ファインダー(カメラの覗き穴の様なもの)で確認するために必要だからです。

直接被写体を確認できるので、動きが早いものなど、一瞬のタイミングを逃したくない場合に活躍してくれます。

より詳しくは以下の記事もご参照ください。 https://www.nojima.co.jp/support/koneta/26905/

ミラーレス

ミラーレスとはその名の通り鏡(ミラー)がない(レス)カメラ、そのままですね。

一眼レフ内部の鏡を無くすことで、上記のセンサーは一眼レフと同様のものを搭載しつつも、より軽く小さくする事が可能になりました。

一眼の様なクオリティの写真は撮影したいけど、重いので持ち運びにくい・・・そういったニーズに応えるのがミラーレスカメラなのです。

フルサイズ・ミラーレスでできること

ミラーレスは、ミラー構造を省き、光学系の構造を簡素化し、小型・軽量を実現。ミラーがないために動作音も静かです。

そのミラーレスにフルサイズのセンサーを搭載したのが「フルサイズ・ミラーレス」。形状はコンパクトのまま、初心者でも高画質の写真を撮ることができます。

広い画角で高画質、高詳細、本格的なボケ味を出せるため、スマホで撮る写真とはひと味、ふた味も違います。実際に記録される映像を液晶モニターで確認して撮影できるため、失敗がありません。

<p持ち運びが楽で簡単に撮影でき、仕上がりもキレイです。

フルサイズ・ミラーレスには、マウントアダプターを使えば手持ちのオールドレンズも使用できます。

オールドレンズのクセや個性を生かした撮影も楽しいものです。

以前は「ミラーレスはバッテリーの持ちが悪い」と言われたこともありますが、今は大幅に向上して長時間の使用が可能になっています。

センサーサイズが大きいほど写真は高画質となりますが、実際はセンサーの品質、画像処理エンジン、色再現能力、使用するレンズの性能など、さまざまな要因が絡み、メーカーごとに特徴が現れます。次にその特徴をまとめます。

先行するソニーに後発の3メーカーが猛追

ソニー

ソニーはカメラ業界では新参ですが、フルサイズ・ミラーレスの分野ではパイオニア的存在でシェアもNo.1です。

歴史があるためフルサイズ・ミラーレス専用のレンズの品揃えが充実しています。フルサイズ・ミラーレスの命ともいわれるセンサーは業界トップの性能を誇り、上位機には瞳AFやボディ内手ブレ補正機能も備えています。

キャノン

ダイヤル類が少ない流線形のボディは「EOS」シリーズ特有のもの。折りたためるバリアングル液晶はローアングルや動画の撮影には欠かせません。

液晶モニターでピントを合わせたい場所にタッチするだけで撮影でき、スマートフォンユーザーも違和感なく使えます。AFの速さはキャノンの伝統芸で、暗い場所でもピントが合う低照度AFや瞳AFにも対応しています。鮮やかな色合いに仕上がるのも、プリンターメーカーらしい特徴です。

ニコン

ボディに操作ボタンが多いメカニカルな外観で、機能性に優れたフルサイズ・ミラーレスに仕上げています。風景写真を得意とし、黒色の表現に秀でて色の深みは味わい深いものがあります。夜景や星空撮影にはぴったりのフルサイズ・ミラーレスです。

パナソニック

フルサイズ・ミラーレスの分野では最後発となりますが、テレビを中心とした画像技術を結集させたフルサイズ機はハイレベルと言えます。

世界初となる手ブレ補正技術「Dual I.S」の搭載で暗い場所でも三脚不要となり、4K60P動画撮影への対応も世界初です。動画に特化した技術で、先行メーカーに対抗しています。

まとめ

フルサイズ・ミラーレスの各社ラインナップが出そろったのは、2018年のこと。

これから、各メーカーでレンズやアクセサリーなどの充実が予想されます。

スペックの比較だけでなく、実際にショップで手に取り、しっくりと手になじむかどうかも大切なチェックポイントです。

ノジマ店頭では、フルサイズ・ミラーレスを初め、一眼レフや、コンパクトデジカメなど各種取り揃えております。

その中からお客様が撮りたい1枚に合わせた、比較、ご紹介をさらに詳しくさせて頂きますので、お近くにお寄りの際にはぜひご来店くださいませ。

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