SONYのイヤホン「WF-1000XM5」を実機レビュー!スペックや特徴を解説
更新日時 : 2023-10-30 17:24
SONYの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」が、2023年9月1日(金)に発売されました。
WF-1000XM4の発売から2年、待望の新作でワクワクしている方も多いのではないのでしょうか。
価格は前機種と比べて約6,000円高いですが、小型化されたコンパクトなデザインで、世界最高ノイズキャンセリング性能※を実現しています。
今回は、WF-1000XM5のスペックや特徴、実際に使ってみた感想などをご紹介します。
実際にWF-1000XM3と4を使っていた私が、WF-1000XM5との違いなども比較していますので、ぜひ最後までご覧ください!
* 左右独立型ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン市場において。2023年4月10日時点、ソニー調べ、電子情報技術産業協会(JEITA)基準に則る
目次
WF-1000XM5のスペック
まずは、WF-1000XM5のスペックについてご紹介します。
発売日 | 2023年9月1日(金) |
---|---|
カラーバリエーション | ブラック/プラチナシルバー |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 |
連続再生時間(ノイキャンON/OFF) | 最大8時間/最大12時間 |
Bluetooth | 5.3 |
ドライバーユニット | 8.4mm |
ノイズキャンセリング機能/外音取り込み機能 | ○/○ |
マルチポイント/マルチペアリング | ○/○ |
マイク機能 | ○ |
充電時間 (急速充電時) |
約1.5時間 (3分充電で60分再生可能) |
質量 | 約5.9g×2(イヤーピース(M)含む) |
WF-1000XM5の特徴
続いては、WF-1000XM5の特徴について解説していきます。
いまだかつてない静寂を再現したノイズキャンセリング性能
出典:WF-1000XM5 特長 : ノイズキャンセリングと高音質技術 | ヘッドホン | ソニー
環境に合わせてリアルタイムでノイズキャンセリング性能をコントロールしてくれます。
なので、電車の中や飛行機の搭乗時、街の騒音など環境に合わせて、
前機種であるWF-1000XM4と比べると、20%もノイズを軽減してくれます。
小型設計なので耳にフィットしやすい
従来の機種よりも約25%小型化し、女性の方や耳が小さい方でも装着しやすくなっています。
重さもWF-1000XM4が約7.3gに対して、WF-1000XM5は約5.9gまで軽量化しています。
後述していますが、実際に比較してみると、パッと見てわかるぐらいに小さくなっています。
ドライバーユニットが大型化
出典:完全ワイヤレス型ヘッドホン新フラッグシップモデル『WF-1000XM5』の生み出す究極の静寂と音【ノイズキャンセリング性能・高音質編】 | ソニー
旧機種はドライバーユニットが6mmでしたが、WF-1000XM5は8.4mmの新ドライバーユニット「ダイナミックドライバーX」が搭載されています。
ドライバーユニットが大型化したことにより、低音域から高音域まで高い音質が再現できるようになっています。
また、音質だけではなく、広い帯域で逆位相の音波を生成することでノイズキャンセリング性能も向上しています。
WF-1000XM5の実機レビュー!
今回は、実際に「WF-1000XM5」を使って、音質やノイズキャンセリング性能などを検証しました。
ご購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
動画でもご覧いただけます!
サイズ・装着感
まずはケースをWF-1000XM4と比較。
左がWF-1000XM5ですが、角がより丸くなっていて、コンパクトになっています。
上から見ても、厚みも薄くなっており、コンパクトになっているのがわかります。
肝心のイヤホン本体も、25%小型化しており、装着しやすくなっています。
前機種までイヤーピースは「S/M/L」の3種類でしたが、今回は「S」よりも小さい「SS」が追加され、4種類のイヤーピースが付属しています。
イヤホン本体だけではなく、イヤーピースも小さくなっているのは嬉しいポイントです。
イヤホン本体が小さくなっているのに、ドライバーユニットは大きくなっていて、音質もノイズキャンセリング性能も上がっているのは凄いと感じました。
ノイズキャンセリング機能・外音取り込み機能
世界最高ノイズキャンセリングと謳っているだけあって、ノイズキャンセリング性能は非常に高いです。
人の話し声などは微かに聞こえるものの、低音から高音まである程度シャットアウトしてくれます。
音楽を聞けば、人の声もほぼ聞こえなくなります。音楽に集中したい方や騒音がする場所で作業する方などに、非常に魅力的な商品と感じます。
外音取り込み機能に関しては、非常にイヤホンしていない時ぐらいに自然に聞こえます。
外音の取り込みのレベルもアプリを使えば20段階で調整が可能なので、自分が聞き取りやすい音に調整できます。
お会計時や他の人に話しかけられたときなど、ワンタッチで瞬時に切り替えられるのも魅力と感じました。
音質
ドライバーユニットが大きくなったので、音質も低音から高音までキレイに聞こえ、ピアノやギターなどの楽器の音もハッキリと聞こえました。
音のエッジも柔らかく、音楽を聞いていて聞き疲れしにくい印象を受けました。音に癖もないので、高価格帯のワイヤレスイヤホンで迷ったら、WF-1000XM5の購入を検討するとよいでしょう。
高音がキンキンするなどもないので、どんなジャンルの音楽でも聞きやすいので、幅広いジャンルの音楽を聞く方におすすめです。
スマホだけでなく、SONYのウォークマン「NW-ZX707」でLDACに対応した音楽を聞いてみました。
音の厚みが全然違い、スマホだとボーカルの声が若干ボヤッとしているのに対して、LDACの音質だとクリアに聞こえました。
ボーカルの声だけではなく、ドラムやピアノなどの楽器の音も解像度が非常に高く、音質によってここまで差が出るのかと感じました。
音質にこだわりたい方は、LDAC対応の音楽プレイヤーやスマホを選び、音楽を楽しんでくださいね。
マイク性能
WF-1000XM5のマイク性能を、実際にビデオ会議で使われる「Google Meet」で試してみました。
パソコンの内蔵マイクと比べてみましたが、声をクリアにしっかりと届けてくれました。
最近では、カフェなどで通話する方もいるかと思いますので、実際にカフェのBGMを流してビデオ通話の音声がどうなるのか、検証してみました。
カフェのBGMはiPhoneから流し、音の大きさはボリュームの7割程度、イヤホン無しだと結構大きな音がします。
ただ、ビデオ通話をしてみると、カフェのBGMは全く聞こえないとのことでした。
他にも、街中の騒音のBGMを流しましたが、変わらず全く聞こえなく、私の声だけがクリアに聞こえたとのことです。
私も後ほど録画したビデオ通話の音声を聞きましたが、たしかにBGMは聞こえず、しっかりと私の声だけが聞こえていました。
専用アプリ
「Sony|Headphones Connect」というアプリをインストールすれば、イコライザーを自分好みに変更したり、イヤホンのアップデート、外音取り込み機能の設定などができます。
イコライザーは、自分でカスタムしたり、元々用意されているイコライザーに変更できるので、デフォルトの音で物足りない方は、カスタムするのも良いでしょう。
他にも、Bluetoothが途切れやすい場合は、「音質優先」から「接続優先」に変えたり、音源をAI技術でアップスケールできる「DSEE Extreme」の設定などできますので、基本的にはインストールすることをおすすめします。
WF-1000XM3/4/5のスペックを比較
WF-1000XM3またはM4をお使いの方は、WF-1000XM5を購入しようか迷いますよね。
そこで、3機種のスペックを表にまとめて比較してみました。旧機種をお使いの方は、お買い替えの参考にしてくださいね。
WF-1000XM5 |
WF-1000XM4 |
WF-1000XM3 |
|
---|---|---|---|
発売日 | 2023年9月1日(金) | 2021年6月25日(金) | 2019年7月13日(土) |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC、LC3 | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC |
連続再生時間(ノイキャンON/OFF) | 最大8時間/最大12時間 | 最大6時間/最大8時間 | |
Bluetooth | 5.3 | 5.2 | 5.0 |
ドライバーユニット | 8.4mm | 6mm | 6mm |
ノイズキャンセリング機能/外音取り込み機能 | ○/○ | ||
マルチポイント/マルチペアリング | ○/○ | ✕/○ | |
マイク機能 | ○ | ||
充電時間 | 約1.5時間 | ||
質量 | 約5.9g×2(イヤーピース(M)含む) | 約7.3g×2 | 約8.5g×2 |
WF-1000XM3から買い替えを検討されている方
WF-1000XM3をお使いの方は、以下が変更点、買い替えの判断材料になります。
- 電池持ちが劣化している方
- 小型化され、装着感がアップ
- 音質・ノイズキャンセリング性能が大幅に進化
- 風切り音が大幅に軽減
- マイク性能が大幅に向上
- マルチポイントに対応
発売から4年経っているので、電池持ちの劣化や今のワイヤレスイヤホンでは当たり前になりつつあるマルチポイントなど、音質やノイズキャンセリング性能以外でも大幅に進化しています。
個人差はありますが、装着したときのフィット感も圧倒的に違いますし、WF-1000XM3は風切り音が結構気になりましたが、WF-1000XM5は形状も変わったおかげか全然気になりません。
まとめると、WF-1000XM3をお使いの方は、WF-1000XM5に買い替えて、ほぼ間違いなく後悔はしません。むしろ買い替えて良かったと思える出来になっています。
WF-1000XM4から買い替えを検討されている方
WF-1000XM4をお使いの方は、以下が変更点、買い替えの判断材料になります。
- 電池持ちが劣化している方
- 小型化され、装着感がアップ
- 音質・ノイズキャンセリング性能が向上
- マイク性能が大幅に向上
毎日通勤時にお使いの方だと、電池持ちが劣化している方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういった場合は買い替えを検討することをおすすめします。
ドライヤーユニットも大型化し、音質・ノイズキャンセリング性能も向上しています。
イヤホン本体やケースはパッと見でわかるぐらいに小さくなっているので、以前よりも装着感がアップして女性や耳の小さい方でもフィットする形になっています。
まとめると、WF-1000XM4をお使いの方でも、WF-1000XM5に買い替える価値はあります。
まとめ:WF-1000XM5は今期最高峰のワイヤレスイヤホン!
今回は、WF-1000XM5のスペックや特徴などを解説しました。
音質やノイキャンが向上しただけではなく、小型化したことにより、女性の方などでも装着しやすくなっています。
最後にどのような方におすすめかまとめると、以下の通りです。
- ガジェット好きな方
- WF-1000XM3/4をお使いの方
- ジャンル問わずに音楽を聞く方
- マイク音質の良いワイヤレスイヤホンが欲しい方
ただ、人によって好みの音や耳のフィット感など、実際に試してみないと難しいかと思います。
ノジマでは、約140店舗で実際にWF-1000XM5を視聴できますので、実際にご自身に合うのか試してみてくださいね。
また、自分に合うイヤホンがわからない方も、スタッフがメーカーに忖度なく、お客様にあったイヤホンをご案内しますので、ぜひお近くのノジマ店舗へお越しください!
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