家電小ネタ帳
格安SIMとは?乗り換え手順からデメリットについてもご紹介
公開日時 : 2019-09-24 18:00
更新日時 : 2019-09-27 11:46
スマートフォン(スマホ)・携帯電話代の節約のために、大手通信キャリアから格安スマホ・格安SIMへの乗り換えを検討されている方も最近は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
手続きや設定が面倒そう……。そもそも格安SIMの事がよく分からない、そんな方のために、スマホ代が節約に期待できる格安SIMフリーへの概容、乗り換え手順、デメリットなどについて解説します。
SIMカードとは
スマホの側面についているボタンを押すと出てくる、薄い金属片のようなものがSIMカード。SIM(シム)は「Subscriber Identity Module」の略で、CPUやメモリが入ったICチップが埋め込まれた、これ1枚でコンピューターともいえるカードです。
通常ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手通信キャリアから販売されている端末は、そのキャリアでしか通信できないように「SIMロック」がかっています。2015年5月から、この「SIMロック」解除原則義務化が始まったため、「SIMロック」解除の手続きをしてSIMフリーの状態にすれば、格安SIMを提供する乗り換え先の事業者「MVNO」のどのキャリアのSIMも使うことができるようになりました。
また、最初からSIMロックがかかっていない状態で販売されている端末を「SIMフリー端末」といいます。
SIMフリーにすれば、自分の使用状況に合った格安プランを提供するMVNOを自由に選ぶことができるほか、海外での旅行や出張先で手持ちの端末がその国の周波数帯に対応していれば、現地のSIMカードを挿して使用することもできます。
格安SIMへの乗り換え手順
SIMフリーへの乗り換えは以下の手順で行います。
- 各MVNOの料金プランから自分に合ったプランを選び、格安SIMを契約
- SIMカードが届く。あるいは店頭で受け取る
- スマホの電源を切ってSIMのトレーを引き出し、カードの向きを確認して挿入
- スマホの電源を入れる
- MVNOごとの設定ガイドに沿って設定スタート。
iPhoneは設定画面からWi-Fiを設定し、指定されたURLに接続して構成プロファイルをインストール。その後の各種設定は、スマホの画面の指示通りに進めていけば完了。
Android端末は設定画面から、無線とネットワーク、さらにモバイルネットワークを選択し、アクセスポイント名(APN)を表示して、契約したMVNOのキャリア名を選択して完了。
以上が乗り換え手順ですが、乗り換え前の準備として、「MNP」(大手キャリアで使っていた電話番号をそのまま引き継ぐ制度)の予約番号を電話かオンライン、店頭のいずれかで取得しておく必要があります。予約番号の有効期限は15日間です。
乗り換えに必要な費用はMNP転出料として2000~3000円、大手キャリアの契約解約時に解除料金(違約金)が発生する場合は9500円、乗り換え先のMVNOの事務手数料に3000円がかります。
MNPの申し込みを2年縛りが終わる更新月(25カ月目が多い)に行えば、解除料金(違約金)は基本的に無料となります。
また、@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールアドレスは使えなくなるので、事前にGmailなどのフリーメールを使えるようにしておくと便利です。手持ちのスマホが格安SIMで使えるかどうかも事前の確認が必要です。
料金プランの目安と格安SIMのデメリット
格安SIMの料金プランは、基本的には自分が「何GBのデータ容量が必要なのか」によって決めるのがいいでしょう。MVNOごとにさまざまなプランがあり、たいてい1GB/月プランから始まります。
1GBで何ができるかというと、たとえば、・Webサイトの閲覧は1GB で約4300ページ・YouTubeの動画再生(普通画質)は1GB で5時間26分可能となっています。
NTTのデータ通信量の調査によると、スマホ所有者のうち約90.6%の人が3GB未満の通信量でおさまっているため、3GBが一つの目安となります。また、自宅にWi-Fi環境がある場合は、パケット通信の消費を抑えることもできます。
格安SIMにはデメリットもあります。プランによっては通話料の設定が大手キャリアより高かったり、無料通話付きプランやかけ放題プラン以外だと通話料金がかさんだりする場合があります。
また、機種によってはテザリング(外出先でスマホをアクセスポイントにしてパソコンやゲーム機をネットにつなぐ)が使えない、LINEのID検索ができない、などがあります。
そんなデメリットはあるものの、やはり格安SIMのお得感は魅力があります。大手キャリアで月に1万円ほどのスマホ代を格安SIMで抑えることができれば、年間で数万円の節約も夢ではありません。自分のスマホを格安SIMにすべきか、検討してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- SIMロックを解除することで、他の会社にも変更することができる
- 乗り換えの手続きは機種や会社によって異なる
- 電話番号を引き継ぐ際には手数料や手続きがある
- メリットも多いがデメリットもあるので確認しておいた方が良い
利用料金を初めとして多くのメリットがある格安SIMですが、一方で変更の手続きや、確認事項など注意しておくべきポイントもあるのが現状です。
ノジマ店頭においては格安SIMのご案内も可能で、様々なプランからお選び頂くことが可能です。
また、記載させて頂いたご注意事項含めて、しっかりとお客様に合わせた、後悔することがないプランを一緒に選ぶお手伝いもさせて頂きますので、お近くの方はぜひノジマ店舗へお越しください。
一番お客様にとって良かった、と思っていただくプランをご紹介いたします。