家電小ネタ帳
今年の節分は豆まきを楽しんでみませんか?
公開日時 : 2019-01-31 16:00
更新日時 : 2019-08-25 11:02
2月3日は節分ですね。
節分のイベントと言えば豆まきですが、実は豆まきをしなくてもいい人がいるのはご存知でしょうか?
そこで今回は、意外と知らない豆まきの由来や豆知識などについてまとめてみました。
節分とは
本来節分は季節を分けると書くように、季節の節日である立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉でした。
しかし、昔の日本には春を一年の初めとする考え方があり、冬から春に変わる立春の前日だけを節分と呼ぶようになりました。
立春が一年の初めなので、節分は大みそかにあたりますね。
豆まきの由来は?
豆まきの由来は諸説あります。
季節の変わり目、特に年の変わり目には邪気(鬼や魔物)が入りやすいと考えられていました。
そこで、邪気を払う追儺(ついな)という、鬼役の人を弓矢などで追い払う儀式が行われていました。
またそれとは別に、平安時代には豆打ちという儀式がありました。
これは、年の変わり目には家の恵方(縁起のいい方角)の部屋を豆で清め、その部屋に移るというものです。
この追儺と豆打ちがいつのころか融合して、室町時代には現在の豆まきに近い形で武家の間に広がったという説があります。
一般庶民に広まったのは、江戸時代頃だと言われています。
なぜ炒った豆をまくのか?
こちらも諸説ありますが、五穀の一つである豆には、邪気を払う霊力があると信じられていました。
また魔を滅するという意味で魔滅(まめ)、外にまいた豆が発芽するのは縁起が悪い(魔芽)ということから、炒った豆を使うようになったという説があります。
現在では、まいた後の事を考えて、小袋に入れ小分けにしたり、殻つきの落花生を投げる地域もあるようです。
豆まきの正しいやり方とは?
地域によってやり方や掛け声に違いはありますが、一般的なやり方は以下の通りです。
夜に行う
鬼は夜にやってくるとされています。
鬼や邪気は暗い場所を好むそうです。
豆をまく人
一家の主が豆をまきます。
また地域によっては年男や年女、厄年の人がまく事もあるそうです。
まき方
まず窓や玄関を全て開け、鬼は外と言いながら外に向かって豆を投げます。
追い出した後は鬼が入ってこないよう、窓を閉めます。
その後、福は内と言いながら部屋の中に豆をまきます。
部屋の奥から、だんだん玄関に近づくようにしていき、最後に玄関を閉めます。
まいた後の豆
一年の厄除けの願いを込め、自分の年齢よりひとつ多い数を食べます。
あらかじめビニールシートを敷いておくと楽に片付けられます。
また掃除機の吸い込み口にガーゼを付けると、楽にとる事ができます。
もし食べる際には、しっかりと洗ってください。
現代では
しかし現代では、家族で行うイベントの一つという見方が強く、大人が鬼役となり子どもが豆を投げるというやり方が思い浮かびますよね。
そこで必要になるのが、鬼のお面です。
鬼の顔を自宅のプリンターで印刷した手作りお面で、手軽にイベントとして楽しんでみるのもいいかもしれません。
そんな鬼のお面をプリントできるサイトを、いくつかご紹介します。
鬼のお面を印刷できるサイト

絵の形に切って、輪ゴムを使ってお面にします。
厚手の紙に印刷すると、しっかりしたお面になりますよ。
豆まきの豆知識
豆まきをしなくてもいい人がいる?
実はワタナベ姓の方は、豆まきをしなくてもいいそうです。
その理由は、鬼が怖がって近づかないからです。
平安時代、源頼光(みなもとのよりみつ)は、暴れまわる鬼を退治するため、討伐隊を結成し、鬼退治に向かいます。
そこで活躍したのが、討伐隊の一人である渡辺綱(わたなべのつな)でした。
渡辺綱は鬼の腕を切り落とし、その強さは鬼たちに衝撃を与えました。
それ以来、鬼は渡辺一門を恐れ、その子孫も含め、ワタナベ姓に近づかなくなったそうです。
ワタナベ姓の家では、掛け声は福は内だけだったり、鬼を閉じ込めるために鬼も内と言うところもあるそうです。
鬼はなんで虎のパンツ?
鬼門という言葉をご存知でしょうか。
鬼門は鬼が出入りする方角で、北東にあたります。
また、昔は十二支を使って方角を表していました。
北東を表す十二支は、丑寅(うしとら)。
そのため、牛のツノと虎のパンツとなったそうです。