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マイナポイントとは?どこがお得か比較!アプリの予約・登録方法を解説
公開日時 : 2020-10-16 19:11
更新日時 : 2021-01-03 15:24
マイナポイントとは、マイナンバーカードとキャッシュレス決済を普及させるのを目的にした、キャッシュレス決済でチャージ・もしくは支払いすると、最大5,000円分が還元されるキャンペーンです。キャッシュレス決済にはクレジットカード払いも含まれます。
5,000円もらえるのはお得ですし、最近はマイナポイントが話題になることも多いので、気になっている方も多いでしょう。
マイナポイントを申請するにはマイナンバーカード・パスワードが必要など、注意点がいくつかあります。また、マイナポイントの還元を受けるには、キャッシュレス決済を一つ選択する必要があるのですが、ポイントの上乗せキャンペーンなどもあり、どこがお得か考えてキャッシュレス決済を選ぶ必要があります。
この記事では「マイナポイントとは何か」「マイナポイントの申し込み方法」「子供など家族分の申し込みはどうすればいいのか」「マイナポイントのデメリット」に加え、d払い・PayPayやWAON、クレジットカードや電子マネーの「キャンペーンを比較」し、どこがおすすめかを解説していきます。
また、実際にスマホを使って申し込む手順も細かくご紹介。
この記事を読めば、マイナポイントをお得に使う方法がわかります。
目次
マイナポイントとは?目的・上限・期間などを確認!
マイナポイント事業の目的
マイナポイントとは、マイナンバーカードを使って予約・申し込みを行い、クレジットカード・電子マネーといったキャッシュレス決済でチャージ・支払いをすることで、最大5,000円分まで、利用金額の25%が還元されるキャンペーンです。政府が実施しています。
マイナポイントの目的は、「キャッシュレス決済の普及」と、イマイチ普及の広がらない「マイナンバーカードの普及」(2020年12月23日時点での普及率は23%)をあわせて狙っています。
日本は現金払いが主流で、キャッシュレス決済の広がりが遅いことが危惧されています。デジタル後進国と言われることさえあり、特に訪日した外国人がキャッシュレス決済を使えないのは、観光客誘致に悪影響と問題視されています。
5,000円という特典をつけることでキャッシュレス決済の使用を促し、ポイントの付与にマイナンバーカードを結びつけることで、マイナンバーカードの利用を普及させ、行政手続きの効率アップに結びつけることがマイナポイントの目的です。
そもそもマイナポイントとは?
「マイナポイント」とは「マイナンバーカードを紐づけるとポイントが還元されるキャンペーン」の事業名称であり、dポイントやWAONのように「マイナポイント」という名称のポイントは存在しません。
では、どこに還元ポイントがつくのか?というと、マイナポイント申請で「自分が指名したキャッシュレス決済」にポイントがつきます。
d払いで申請すればdポイントに、PayPayで申請すればPayPayボーナスに、Suicaで申請すればJREポイントとして還元されます。
マイナポイントは期間限定・先着順でもらえる
マイナポイントは、付与期間は 2020年9月から2021年3月31日まで※、先着4,000万人 が受け取ることができます。
※期間については2020年11月20日総務省の発表で、2021年9月まで延長される見通しです。
先着順といっても4,000万人と枠が多く、期間も7カ月間と余裕があるように思えます。ですが、マイナポイントが欲しいなら、早めに申し込みをするのがおすすめです。
特にまだマイナンバーカードを持っていない人は、マイナンバーカードの取得に時間がかかることを頭にいれておきましょう。
マイナポイントの還元を受けるには、「2021年3月31日までに指定したキャッシュレス決済でチャージ、もしくは支払いを終える」必要があります。
政府主導なので、公平性のために4,000万人を超えても打ち切りにならない可能性はありますし、マイナンバーカードの取得に時間がかかっている現状・コロナの影響などから、期間が延びる可能性も考えられます。とはいえ期間があり、先着順である以上、早めに申し込むに越したことはありません。
なお、2020年10月6日の総務省の発表では9月末の時点で660万人が申し込みをしたとのことです。
マイナポイントの還元率は25%で上限5,000円
マイナポイントは、最大5,000円分までもらえます。還元率は25%なので、20,000円分キャッシュレス決済でチャージか支払いをすれば、5,000円分のマイナポイントがもらえる計算です。
キャッシュレス決済へのチャージ・支払いは、一度に20,000円使う必要はありません。マイナポイントの期間中に20,000円分チャージか買い物をすればいいので、今月は5,000円、来月は10,000円という風に分けてチャージ・支払いをしても、合計20,000円までは還元の対象になります。
還元率25%は大きいです。銀行に2万円預けていても利息はほとんどもらえないので、とりあえず20,000円チャージしておくだけで5,000円分もらえると考えると、破格です。
チャージでもいいので、急いで何かを買ったりする必要はありませんが、「20,000円消費しないと5,000円が受け取れない」点は注意しておきましょう。
画像出典元:マイナンバーカードでマイナポイント – YouTube
マイナポイントの使い方
マイナポイントで還元したポイントは、指定したキャッシュレス決済で使用できます。
マイナポイントは申請時に「1つだけキャッシュレス決済を選ぶ必要」があり、その支払い方法でチャージ・支払いをすることで、マイナポイントが還元されます。
マイナポイントが使えるのは、このマイナポイントと紐づけて申請したキャッシュレス決済1つだけです。それ以外のキャッシュレス決済でマイナポイントの還元を受けることはできません。
また、マイナポイントがいつ付与されるのか、マイナポイントに使用期限があるのかといった点も、選んだキャッシュレス決済によって異なります。
ポイントの使用先もキャッシュレス決済が対応した場所に限られるので、マイナポイントを申請する際は、「どのキャッシュレス決済で申請するのか」の選択が非常に重要です。
マイナポイントの登録・もらい方
マイナポイントをもらうには、次の3ステップが必要です。
マイナポイントの「予約」と「申し込み」の違いですが、予約とは「マイキーIDを発行」することです。申し込みとは「該当のキャッシュレス決済のアカウントとマイナポイントを結びつける申請」をすることです。
マイナポイントをもらうまでのステップ1:マイナンバーカードの取得
マイナポイントで還元を受けるには、マイナンバーカードとマイナンバーカード作成時に登録した4桁のパスワードが必要になります。
マイナンバーカードを発行するまでのおおまかな手順は以下の流れです。
- マイナンバーカードの発行申請
- 交付通知書の受け取り
- マイナンバーカードの受け取り
マイナンバーカードの発行申請(交付申請)は、「個人番号通知書」と「写真」があれば、スマホ・パソコンから申請手続きができます。
万が一、個人番号通知書(通知カード)を紛失してしまった場合は、市区町村窓口に紛失届けを出し、カード発行のためにマイナンバーが記載された「住民票の写し」または「住民票記載事項証明書」を発行する必要があります。
その場合は必然的に、書面での申し込みになります。詳しくはお住まいの市区町村窓口にご確認ください。なお、通知カードしかない場合も、オンラインでは申請ができません。
用意する顔写真についてはパスポート写真のように細かく指定があるので、「顔写真のチェックポイント – マイナンバーカード総合サイト」を事前によく確認しましょう。
指定のサイズが用意できるなら、スマホのカメラでも問題ありません。手軽さと確実さでのおすすめは、マイナンバーカード対応の街の証明写真機での撮影です。証明写真機によっては、その機械からマイナンバーカードの発行申請も可能です。
自身でオンライン申請をする場合は、RGBカラーで480〜6,000ピクセル、20KB~7MB以内のjpegデータで写真を用意します。
なお、加工が認められた場合など画像に不備があると、その分発行が遅れてしまうので注意です。
マイナンバーの発行申請を提出して、通常1カ月程度で「交付通知書」のハガキが届きます。しかし2020年10月、感染防止対策やマイナポイントなどの影響で、交付通知書が届くまでに時間がかかるかもしれません。自治体によっては2か月、3か月待ちの可能性があります。
マイナポイントは2021年3月31日まで&4,000万人の先着順ですから、上記の理由もあり、マイナンバーカードを持っていない人は早めに交付申請をしておくと安心です。
交付通知書を受け取ったら下記の必要書類を準備し、区役所などの交付窓口にマイナンバーカードを受け取りに向かいます。
- 交付通知書のハガキ
- 運転免許証・パスポートなどの本人確認書類
- 通知カード または 個人番号通知書※
- 住民基本台帳カード(持っている人のみ)
※令和2年5月25日以降に生誕した子供は、世帯主宛に「個人番号通知書」が届きます。それ以前が生誕日の場合は「通知カード」です。
マイナンバーカードの受け取りの際には4種類のパスワードを設定する必要があります。
このうち数字4桁の「利用者証明用電子証明書」のパスワードはマイナポイントの申請にも必要です。
マイナンバーカードのパスワードを忘れてしまうとマイナポイントの申請ができなくなるだけでなく、3回連続でパスワードを間違えるとロックされるなど、今後さまざまな不便を被る可能性があります。
万が一パスワードを忘れてしまったり、ロックされてしまった場合は市区町村の窓口に行きロックを解除してもらう必要があります。
マイナポイントをもらうまでのステップ2:マイナポイントの予約・申し込み
マイナポイントの予約・申し込みは、パソコン・スマホ(iPhone・android)、マイナポイント支援端末から行えます。
予約の手順は、パスワードを入力、マイナンバーカードを読み取り、予約完了(マイキーID発行)という流れです。
対応のスマホを持っているなら、マイナポイントの予約はスマホから行うと手軽です。マイナポイントアプリをインストールすれば、他の機器を準備する必要なくマイナポイントの予約ができます。
ただし、NFC機能を使ってカードを読み取るため、一部のスマホでは非対応です。お手元のスマホがマイナンバーカードの読み取りに対応している必要があります。
対応しているスマホは、「マイナポイントアプリ対応スマートフォン一覧 | マイナポイント事業」から確認できます。
パソコンからマイナポイントの予約・申し込みをするには、マイナンバーカードが読み取れるICカードリーダライタが必要になります。
ICカードリーダライタを持っていないと、パソコンからは申し込みができません。
SONY(ソニー)
非接触ICカードリーダー ライター
PaSoRi(パソリ) Win10対応 RC-S380
ICカードリーダライタを購入すれば、パソコンからマイナンバーカードを使った申請ができます。確定申告でパソコンからe-Tax申請の予定がある人は、購入を検討してもいいかもしれません。
スマホを持っていない。持っているけど対応端末ではない。ICカードリーダライタが無い……そういう場合は、コンビニや百貨店に設置されている、マイナポイントの支援端末を使ってマイナポイントへの予約ができます。
- 郵便局
- コンビニのマルチコピー機
- セブン銀行
- ローソン
- ドコモショップ
- auショップ
- ソフトバンク・ワイモバイルショップ
上記は、マイナポイントの支援端末を置いている場所の一例です。マイナポイントの支援端末の設置場所の詳細はこちらのページ「マイナポイント手続スポット | マイナポイント事業」で確認できます。
画像引用元:マイナポイント手続スポット | マイナポイント事業
マイナポイントをもらうまでのステップ3:申し込み・決済サービス選び
マイナポイントへの申し込みは、合計111(2020年11月7日時点)のキャッシュレス決済から、1つを選んで指定します。
- 電子マネー:45
- プリペイドカード:24
- QRコード決済:18
- クレジットカード:21
- デビットカード:3
申し込みは、予約のあとに続けて行うことができます。手続きの一部が省略されるので、予約→申し込みはそのまま済ませた方が楽でしょう。
おすすめのキャッシュレス決済については後述しますが、注意しておきたいのが、選べるのは1つだけで、選んだあとはキャッシュレス決済の変更ができない点です。
もう一つ注意点があり、同じ決済サービスに複数のマイキーIDを紐づけできない、という点です。
具体例を出すと、親と子供それぞれに一個人としてマイキーIDが発行されますが、親名義の同じクレジットカードをマイナポイントの利用キャッシュレス決済に選択することができません。
家族でマイナポイントの申し込みを考えているなら、家族の人数分のキャッシュレス決済手段が必要というのは、覚えておきましょう。
マイナポイントは家族分ももらえる
マイナポイントの利用に年齢制限はありません。0歳の赤ちゃんでもマイナポイントをもらえます。
乳幼児など小さな子供の買い物は、ご家族がする場合がほとんどだと思います。
ただし、子供の個人情報に紐づけるマイナポイントを申請するには、「子供当人のマイナンバーカード」が必要です。
15歳未満の子供
マイナンバーカードを取得する場合は、法定代理人(多くの場合は親)が代わりに行うことができます。
マイナポイントの予約・申し込みも親が代行して手続きできます。
15歳以上の子供
本人がマイナンバーカードを取得する必要があります。必要に応じて、家族が手伝ってあげましょう。
ここで注意したいのが、親と子供で同一のキャッシュレス決済のアカウントを選択できない点です。
15歳未満の未成年者のキャッシュレス決済は、親名義のクレジットカードを選択することが可能です。しかし、子供のキャッシュレス決済に使ったクレジットカードは、親が自分のキャッシュレス決済として申し込むことができなくなります。
同じキャッシュレス決済に複数のマイキーを結び付けることはできません。
家族分のマイナポイントの還元を受けたい人は、家族分のキャッシュレス決済方法を用意する必要があります。
また、原則本人のアカウントしか紐づけできないのですが、未成年者のマイナポイントについては、法定代理人の名義の決済が選択できます。
例えば父親である自分自身にはSuicaを紐付け、子供には父親名義のPayPayを紐づけることが可能です。
また別のケースとしては父親が自分名義のA社のクレジットカードの決済を紐付け、子供には母親名義のA社のクレジットカードを紐づけることができます。
マイナポイントのデメリット
5,000円分のポイントがもらえるのはうれしいですが、マイナポイントにもデメリットはあります。
上のデメリット以外に、キャッシュレス決済で買い物をしたら、それが政府に知られるのでは?という点が気になるかもしれません。
購入の詳細を知られてしまうかは、心配する必要はありません。
キャッシュレス決済の予約・申し込みをする時だけ、マイナンバーカードが必要です。該当のキャッシュレス決済で買い物をしたり、ポイントをもらう際にマイナンバーカードは必要ないので、政府に「何を買ったかバレる」という心配はありません。
マイナンバーカードを持っていないとマイナポイントをもらうまで時間がかかる
マイナンバーカードを持っていない人の場合、マイナポイントの還元を受け取るにはマイナンバーカードを入手するところから始める必要があります。
繰り返しになってしまいますが、マイナンバーカードの取得には時間がかかります。通常でも、申請してから受け取るまでに約1か月が必要です。今はマイナポイントの影響でマイナンバーカードを取得する人が増えているので、地方自治体によっては3か月かかる可能性があります。
また、マイナンバーカードの受け取りは、受付窓口まで出向く必要があります。すでにマイナンバーカードを所持しているなら関係ないのですが、そうでないなら、コロナ禍の中で人の多い中に行くことになるのも、マイナポイントのデメリットです。
マイナンバーカードの管理に注意が必要
マイナンバーカード自体は、インターネット上で所得税の申告ができたり、コンビニで住民票などを取得できたりと便利なカードではあります。2021年3月からは、健康保険証の代わりにも、マイナンバーカードが使えるようになるそうです。
【参考】マイナンバーカードの保険証利用について(被保険者証利用について)
しかし、マイナンバーカードはパスワードの管理に注意が必要で、もし忘れると役所まで出向いてパスワードの初期化をしなければいけません。
さらに、マイナンバーカードのパスワードを3回続けて入力ミスするとロックがかかってしまい、解除するのに住民票のある市町村役場に出向く必要があります。
マイナンバーカードのパスワードの管理はしっかりしておかないと、面倒が増えます。この点は、マイナポイントにも通じるデメリットです。
5,000円もらうには20,000円必要
マイナポイントは還元されるポイントなので、最大額の5,000円分のポイントをもらうには、キャッシュレス決済で20,000円分チャージもしくは支払いをする必要があります。
マイナポイントはチャージだけでもよいので、無理に20,000円を期間内に使う必要はないのですが、元手が必要なのは間違いありません。
特に、家族分のポイントをもらうとしたら、4人家族で80,000円。5人家族で100,000円の初期費用が必要です。
普段使わないキャッシュレス決済に2万円チャージするだけでなく5,000円分のポイントが付与されることを考えても、普段使わないキャッシュレス決済に紐づけてしまうと有効に使うのが難しくなります。
マイナポイントの還元を狙うキャッシュレス決済は、慎重に選んだほうがいいでしょう。
マイナポイントのキャッシュレス決済を比較
マイナポイントの対象となるキャッシュレス決済は、2020年10月16日時点で111社もあります。この中から1社を選ぶとなると、なかなか大変です。
【参考】対象となるキャッシュレス決済サービス検索 | マイナポイント事業
一度マイナポイントに申し込んだキャッシュレス決済は原則変更できないので、慎重に選ばなければいけません。
キャッシュレス決済を選ぶ際に重視したいのは、「使い道があるのか」「上乗せキャンペーンでよりお得になるか」この2点です。
目立つのは上乗せキャンペーンですが、再三書いているように、使い道がないキャッシュレス決済でポイントをもらっても仕方がありません。第一に使い道があるかを考えてから、キャッシュレス決済を選択しましょう。
マイナポイントの上乗せがあるキャンペーン一覧
マイナポイントの「還元ポイント上乗せ」キャンペーンを実施しているキャッシュレス決済で、有名どころを以下にまとめました。
キャンペーンは期間があるので、終了する可能性があります。また、今後あらたにキャンペーンを始めるキャッシュレス決済も出てくるかもしれません。
決済名称 | 上乗せ | 期限 |
イオンカード | 最大2,000WAON | 2021年3月31日 |
WAON | 最大2,000WAON | 2021年3月31日 |
ゆうちょPay | 1,500ポイント | 2021年3月31日 |
d払い | 上限1,000ポイント | 2021年3月31日 |
1,500ポイント(終了) | 2020年9月30日 | |
au PAY | 上限1,000ポイント | 2021年3月31日 |
Suica | 1,000ポイント | 2021年3月31日 |
ICOCA | 1,000ポイント | 2021年3月31日 |
メルペイ | 上限1,000ポイント | 2021年3月31日 |
majica(ドン・キホーテ) | 上限1,000ポイント | 2021年3月31日 |
J-Coin Pay(みずほ銀行) | 500円 | 2021年3月31日 |
JNB Visaデビット | 100円(終了) | 2020年10月31日 |
楽天ペイ | 800ポイント(終了) | 2020年9月30日 |
dカード | 500ポイント(終了) | 2020年9月30日 |
nanaco | 500ポイント(終了) | 2020年8月31日 |
※2020年11月7日時点の情報です。
おすすめは1,000ポイントもらえる「au PAY」と「d払い」
2020年10月の時点でおすすめは、利便性もよく、もらえるポイントも多い「au PAY」と「d払い」です。
マイナポイントの5,000ポイントと合わせると、6,000円相当が付与されます。
au PAYとd払いは全国のコンビニ・スーパー・百貨店・家電量販店など使える場所が多いのも、魅力です。ポイントをもらったはいいけれど使い道がない、という心配がありません。
auとドコモを契約していなくても、スマホさえあればアプリをダウンロードして気軽に登録できるところもメリットのひとつです。物理的なカードを作る必要はありません。
au PAYはポイントがau PAY 残高に付与されるため有効期限はありません。
d払いはdポイントとして付与されるので、有効期限があります。d払いを選ぶ際には下記3点を注意しましょう。
- d払いではなくdカードの方で申し込んでしまうと上乗せがない
- 5,000ポイントは4年間有効の通常dポイント、追加の1,000ポイントは期間限定dポイント
- 2020年10月現在、不正出金の関係でチャージの支払い方法に一部制限がかかっている
すでに使っている人はもちろん、新たに登録する人にもおすすめのキャッシュレス決済です。
「au PAY」と「d払い」はノジマでのお支払いにも使えます!
イオンカード・WAONは2,000WAONがイオンで使える
イオンカードは、イオンカード(WAON機能付)・イオン銀行キャッシュ+デビットの利用で、10%分のポイント、最大2,000円相当が付与されます。2020年10月時点では、一番お得なマイナポイントキャンペーンといえます。
イオンカードで受け取れるポイントは、電子マネーのWAONで、期間は2021年3月31日までとなっています。
イオンをよく利用している人なら、無駄なくポイントを使えるのが魅力です。
イオンカードではなく、電子マネーのWAONから申し込んでも、チャージで最大で2,000円分のWAONがもらえます。
ゆうちょPay
マイナポイントでゆうちょPayに申し込むと、1,500ポイントが追加でもらえます。
申し込み完了時点で1,500ポイントもらえますが、ゆうちょPayにはチャージがなく、マイナポイントの5,000円分の還元を受けるには、支払いに使うしかありません。
ゆうちょPayはできたばかりのサービスなので、現時点では他のキャッシュレス決済と比較すると使い道もせまく、不安があるかもしれません。自分が支払いに使えるか確認してから、ゆうちょPayに申し込むべきか判断しましょう。
Suica・ ICOCAでも1,000ポイントもらえる
交通系ICカードのSuica・ ICOCAでも、チャージやお買い物で1,000ポイントの上乗せがもらえます。
普段からSuica・ ICOCAを使っているなら、お得といえます。
キャンペーンには懸賞系もあり
マイナポイントのキャンペーンには、確実に全員がもらえるわけではありませんが、懸賞系もあります。
決済名称 | キャンペーン | 期限 |
PayPay | 毎週月曜に対象店舗でのお支払いが、抽選で最大100%ポイントバック(上限10万)(終了) | 2020年11月23日〜12月28日 |
総額1億ポイントが抽選で当たる。一等は100万円(終了) | 2020年8月31日 | |
楽天Edy | 抽選で最大2万円分を上乗せ | 2021年1月31日 |
nimoca | 抽選で1,000名に10,000ポイント | 2021年3月31日 |
はまPay(横浜銀行) | 先着10,000名に1,000円分 | 2020年12月31日 |
nanaco | 総額1億ポイントが抽選で当たる。一等は50,000ポイント(終了) | 2020年10月31日 |
三井住友カード | 抽選で100名に10,000ポイント(終了) | 2020年9月30日 |
FamiPay | 先着10万人に500円相当を上乗せ(終了) | 2020年9月30日 |
※2020年12月30日時点の情報です。
PayPayでは11月23日から「マンデージャンボ」キャンペーンが新たに始まります。期間中の月曜日の支払い金額から抽選でポイントバックがあたるもので、1等は100%、2等は10%、3等は2%が戻ってきます。ポイントバックの付与上限は10万円まで、支払額から全額ポイントバックの1等は350本用意されています。当選した場合は決済時の画面ですぐに通知がでるのも嬉しいところ。
家電など大きな買い物がすべてポイントで還ってくる可能性を考えると心が踊りますね。→12月28日終了しました
西日本鉄道のnimocaなら最大で10,000ポイントが当たる可能性があり、楽天Edyも最大2万円が上乗せと当たった場合は大きいです。
ただ、いずれも当たった場合の話になり、当たらなければ、当然0です。正直言って、このキャンペーンだけでキャッシュレス決済を選ぶのは、おすすめできません。
LINE Payは最大5,000円分のクーポンがもらえる
2021年1月8日から開催するキャンペーンで、マイナポイントでLINE Payを選択すると、最大割引が2,500円の10%オフクーポンが2枚もらえます。合わせて5,000円と額自体は大きいですが、クーポン1枚の割引額は2,500円なので、LINE Payで実際に5,000円の割引を受けるには、25,000円の買い物を2つする必要があります。
LINE Payで高額な買い物を予定しているなら、マイナポイントをLINE Payで申し込むのがお得になるでしょう。
決済名称 | キャンペーン | 期限 |
LINE Pay | 最大5,000円分のクーポン | 2021年2月21日 |
【結論】マイナポイントのキャッシュレス決済はどこがおすすめでお得なのか?
マイナポイントで一番上乗せが大きいのは2,000ポイントのWAONです。
普段からWAONを使っている人なら、迷わずWAONを選んでいいでしょう。
マイナポイントでおすすめのキャッシュレス決済は、1,000ポイント上乗せがあり、使える場所が多くスマホで新規登録も簡単な「au PAY」「d払い」です。
この2つなら、使える場所も多いので、せっかくポイントをもらったのに使う場所がない、ということにはなりません。
とはいっても、WAON、au PAY、d払いを普段は利用しない人は気が進まないかもしれません。
実際のところ、マイナポイントにおすすめのキャッシュレス決済は、人によって変わります。普段使わないキャッシュレス決済にチャージしても、使う機会がないならお得とは言えません。マイナポイントのために無駄な買い物をすることになってしまったら、損です。
まずは、自分がよく使うキャッシュレス決済がマイナポイントに対応しているのかを確認したほうが良いでしょう。
その上で、ポイントの上乗せがあって使い道が見いだせるキャッシュレス決済があれば、そちらを選択しましょう。
迷ったら使える場所の多いPayPayやクレカがおすすめ
上乗せキャンペーンが多くて選ぶのに困ったら、QRコード決済で使える場所の多い、PayPayを選択するのがおすすめです。PayPayはコンビニ、百貨店、ネットショップなど使える場所が豊富なので、ポイントの使い道に困りません。
特に「子供の分のキャッシュレス決済を作りたいけど、どのキャッシュレス決済を作ればいいか分からない」という場合はPayPayが良いでしょう。使える場所の多いPayPayなら、新しく作っても損になることがありません。
上乗せポイントは魅力ですが、正直言って、それ目当てに新しくキャッシュレス決済に登録するのは微妙です。20,000円+還元5,000円+上乗せポイント分=【合計25,000円+上乗せポイント分】を、指定したキャッシュレス決済で支払うことを忘れてはいけません。
無理に浪費しては意味がないですよね。そのため、上乗せポイントを重視せず、普段使っているキャッシュレス決済に紐づける人が実際に多いようです。
また、スマホ決済はよくわからない!といった人なら、三井住友カード、楽天カード、エポスカード、東急カードといったマイナポイント対応のクレジットカードをすでにお持ちであれば、クレジットカードを選択するのもおすすめです。
スマホでマイナポイントを申請する手順
ここでは実際にiPhone8を使った「マイナポイントの予約・申し込み」、また「確認」の手順をご紹介します。
マイナポイントの公式サイトでも手順は紹介していますが、実際にやると戸惑う部分も多いかもしれません。画像つきでひとつずつ解説していきます。
準備すること
- マイナンバーカードを手元に用意します
- このページを見て自分のスマホがマイナポイントのアプリ対応か確認します
- マイナポイントのアプリをスマホにダウンロードします
![]() iOS / Android |
予約のやり方
「マイナポイントの予約」とは、マイキーIDを発行する手続きです。予約をせずにマイナポイントを申し込むことはできません。
1. アプリを開き、下へスライドさせ「マイナポイントの予約(マイキーIDの発行)」ボタンをタップします。
2.「マイナポイントの予約」画面に切り替わります。「次へ進む」をタップします。
3.「読み取り開始」をタップします。
この時点では、まだマイナンバーカードをかざす必要はありません。画面に表示されているカードの置き方と注意書きをチェックしましょう。
4. パスワードの入力画面が出るので、マイナンバーカード申請時に設定した「利用者証明用電子証明書」の4桁の数字パスワードを入力し、OKをタップします。
※ここでパスワードを3回間違えるとロックされてしまいます。ロックされると、市区町村の窓口に行き解除しなければならないので要注意です。
5. 「スキャンの準備ができました」というポップアップが開きます。さきほどの画面に表示されていた参考動画に従い、マイナンバーカードをスマホの下に置きます。
読み取りが完了すると、「マイナンバーカードの読み取りが完了しました」と表示され画面が切り替わります。
注意書きにあるように「金属製の板」の上や、スマホをケースにいれている場合は認識されない可能性があります。認識されない時は、スマホのケースを外したり、木製のテーブルの上で再度試みてください。また、カードの位置がよくない場合もあるので、配置を調節してみましょう。
6.「マイナポイントの予約」画面に切り替わります。「発行」ボタンをタップします。
7. 確認のポップアップが出るので「OK」をタップします。
8. 以上でマイナポイントへの予約が完了しました。続いて「申込へ」ボタンをタップすると申し込みに進みます。
※この時点では予約番号やマイキーIDが画面に表示されるわけではありません。
申し込みのやり方
マイナポイントを予約後、すぐに申し込みができます。「マイナポイントの申し込み」はマイナポイントに紐づけるキャッシュレス決済を指定・決定する手続きです。
※もし事前に予約のみ終わらせていて、申込から始めたい場合はマイナポイントアプリのホーム「マイナポイントの申込」ボタンをタップし、マイナンバーカードを読み取り後、同様の手続きができます。
1.「決済サービス選択」に切り替わります。この画面で「キーワード」または「決済サービス区分」で検索ができます。
すでに心に決めている決済サービスがあれば、キーワードで検索するのがよいでしょう。
決済サービス区分でも検索ができますが、複数の選択肢が出てくるため、探すのがおっくうかもしれません。
2. キーワードをいれ水色の「検索」ボタンをタップします。
検索ボタンの下に該当のキャッシュレス決済方法が出てきます。
3. 自分が申請したいキャッシュレス決済の「選択」ボタンをタップします。
ここで注意したいのが、d払いやPayPayなどチャージができるタイプのキャッシュレス決済です。
「購入」と「前払」が別の区分になっているので、何を買うか決めてないけど、5,000ポイントのためにとりあえず2万円チャージしておこう!と思っている人は必ず「前払」の決済を選びましょう。
4. 選択した決済サービスの確認画面に切り替わります。問題がなければ「次へ進む」ボタンをタップします。
なお、「次に進む」ボタンの下に「決済サービスアプリから申込」ができるキャッシュレス決済手段もあるようです。場合によっては、こちらを選択したほうがスムーズに申請できるかもしれません。
今回はこのまま、マイナポイントアプリで申請手続きを進めます。
5. マイナポイントの利用規約画面に切り替わります。2種類の利用規約を確認し、ページ下部の同意にチェックをいれ「申込へ進む」ボタンをタップします。
6. 「申込情報」の画面に切り替わります。
ここでは選択したキャッシュレス決済のアカウント情報が必要になります。
マイナポイントのアプリ画面でも画像付きで解説はされていますが、「決済サービスID」と「セキュリティコード」が、選択した決済により表記が異なるため、事前に確認しておくと手続きがスムーズです。
【参考】決済サービスID・セキュリティコードの確認方法 | マイナポイント事業
決済サービスIDはアカウントIDやカードナンバーが指定されていることが多く、セキュリティコードはPIN番号やパスワードが指定されているケースが多いようです。
7. 申込情報を下へスライドし、申し込みたいキャッシュレス決済の指示に従い「決済サービスID」と「セキュリティコード」を入力し、「確認」ボタンをタップします。
一番下の「電話番号(下4桁)」を入力しておくと、コールセンターで申し込み確認ができるようです。申し込み確認はマイナポイントアプリでもできるので、不要な人は無記入で問題ありません。
8. 申し込み情報の確認ページに切り替わります。問題がなければ「申込」ボタンをタップします。
決済サービス名、利用方法(前払/購入)などを今一度確認しましょう。
間違いがあれば「前画面へ戻る」ボタンで変更できます。
9. 確認のポップアップが出るので「OK」をタップします。
10. マイナンバーカードを読み取ります。
手順は予約時と同じで、「読み取り開始」ボタンをタップ、4桁の数字パスワードを入力後、スマホの下にマイナンバーカードをかざします。
11.申込完了の画面に切り替わります。
以上で申込手続きは完了です。マイナポイントの注意事項と、申込情報が表示されます。
下にスクロールしていくと「マイナポータル利用者登録の申込」「マイナンバーカード健康保険証利用の申込」の申込ボタンがあります。興味のある人は、申し込んでみてもいいでしょう。
操作を終了する場合はさらにページ下部へスクロールし、「ログアウト」ボタンをタップします。
確認のポップアップが出るので、「OK」をタップすると、アプリのホーム画面に戻ります。
申込確認のやり方
きちんと申込できたか心配!何を申し込んだっけ?マイキーIDってどれ?間違って他人のアカウントを申し込んでしまった!
そんな場合は、マイナポイントのアプリから確認、また当日であれば申込の取り消しができます。
1. アプリのホーム画面(立ち上げ画面)を下にスクロールし「予約・申込状況の確認(利用者マイページへ)」ボタンをタップします。
2. マイナンバーカードを読み取ります。
手順は予約・申込時と同じで、「読み取り開始」ボタンをタップ、4桁の数字パスワードを入力後、スマホの下にマイナンバーカードをかざします。
3. 利用者マイページ「申し込み状況照会」に切り替わります。
紐づけたアカウントや、申込日時が確認できます。
なお、マイナポイントの申込は原則取り消しができませんが、申込当日の23:59までならこのページから申込の取り消しが可能です。
4. 利用者マイページの左上、「menu」ボタンを押すと、自分のマイキーIDが確認できます。
まとめ
マイナポイントは、還元率25%の、最大5,000円分が受け取れるキャンペーンです。
期限は2021年3月31日までで、先着4,000万人までがマイナポイントを受け取れます。(※2020年11月20日総務省の発表で、2021年9月まで期間延長される見通しです。)
マイナポイントの申請にはマイナンバーカードが必要なので、持っていない人は、まずマイナンバーカードを作るところから始める必要があります。マイナンバーカードを受け取るまでは通常1か月かかるので、マイナポイントを受け取りたいなら、早めの申請を心がけた方が良いでしょう。
マイナポイントは、ポイントを受け取るためのキャッシュレス決済を一つだけ選択する必要があります。
ポイントが上乗せされるキャンペーンを行っているキャッシュレス決済もあり、2020年10月時点で一番キャッシュバックが多いのは2,000ポイント上乗せの「イオンカード・WAON」が最もお得です。
利便性も含めてのおすすめは1,000ポイントの上乗せがある「au PAY」「d払い」です。
しかし上乗せキャンペーンは複雑な面もあり、普段使わないキャッシュレス決済を紐づけてしまうと使いどきが困難になる可能性もあります。
あえて上乗せキャンペーンを無視し、使えるところが多くマイナポイントの付与がチャージ翌日に受け取れるPayPayや、普段使いのクレジットカードを選択するのもよいでしょう。
ノジマ各店舗ではクレジットカード以外にもd払い、auPAY、PayPay、交通系ICカードお支払いが可能です。
もし使い道に迷ったら、ぜひノジマへお買い物に来てくださいね!
せっかく5,000円分のポイントが手に入るチャンスなので、無駄なく使えるキャッシュレス決済を選択しましょう。
※この記事は2020年12月30日時点の情報を元に更新しています。

デジタル専門店ノジマ店頭では、SNS・アプリの設定をお手伝いいたしております。
料金など詳細はぜひノジマ店頭でご相談ください!
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