2020年プログラミング必修化、プログラミングの授業が増えるは誤解!

更新日時 : 2021-06-02 17:26

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2020年には小学校でプログラミング教育が必修化されることが決まっており、時期が迫ってきているなかでいまいち理解できていない親は少なくありません。どのような学習方法となるのか、そもそも小学生でプログラミングを学ぶ必要はあるのかという疑問の声も見受けられます。

そこで今回は、そもそもプログラミングとは何かという基本的な部分から説明し、小学校で必修化される理由や取り入れる目的、さらにどのようにして教えていくのかを解説していきます。

また、塾と同様に能力の向上を図ろうとプログラミング教室に通わせる人も出てくると想定されるため、プログラミング教室の選び方やおすすめの教室についてもあわせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

プログラミングについて解説

そもそもプログラミングとは

まずはプログラミングとは何かを理解するところから始めていきましょう。プログラミングとは簡単にいうとコンピューターに対して与える指示を意味しています。コンピューターは指示をされたことしかできないため、こちらから要望を出さなければいけません。

プログラミングでパソコンに何をしてほしいか指示を出し、そのプログラミングの指示通りにパソコンはプログラムを作成します。そして指示通りの結果を導き出すという流れです。

プログラミングにより指示したことを自動で実行したり、遠隔処理でインターネットを使いあらゆる端末へ処理結果を反映させたり、はたまた高速で計算や分析処理をしたりと、ビジネスを中心に活用されることが多いです。

要はコンピューターに通じる言葉となるため、プログラミングを駆使しなければパソコンを使ってさまざまな業務を進めることができなくなります。身近なものでは多くの人が使用しているアプリも、裏側ではプログラミングによりあらゆる指示が出されたうえでサービスを提供しています。

新しくプログラミングという教科ができるわけではない

2020年から小学校でプログラミングが必修化されることが決定しているなかで、新たにプログラミングという教科が増えると認識している人は少なくありません。しかし、これは大きな勘違いであり、新たに教科ができるわけでもテストが実施されるわけでもないと文部科学省の関係者は語っています。

教科ができないため教科書もなく、授業も現在実施されている理科や算数、もしくは総合学習の時間に組み込まれるため、新しく枠を取ることもありません。

なぜ小学校で必修化されるのか?その目的とは

プログラミングが必修化されることには、文部科学省が示している学習指導要領が関係していて、学習指導要領はだいたい10年毎に改訂されていることから前回が平成20から21年に実施されているため今の時期になります。

2017年の3月に公示された学習指導要領にて、情報活用能力育成のために学校で環境を整えて学習活動の充実を図るとされており、パソコンなどを取り入れていくように指示されたことが必修化となるきっかけのひとつです。

小学校でプログラミングが必修化されることで、プログラミングに詳しくならなくてはいけないと感じている人が多くいます。しかし、それは間違いであくまで子どもにプログラミング的思考をもってほしいというのが目的であり必修化される意図です。

プログラミング言語を使えるようになることでなく、プログラマーの育成が目的でもなく、プログラミングの教育により考え方を育むことが狙いとしてあります。上述したプログラミング思考とは、パソコンに送る指示と同じくどのような手順で進めることで、物事をうまく解決できるのかという論理的に考えていく力をいいます。

現在は人工知能が発達してあらゆる場面で活用されつつありますが、今後さらに進化は進んでいくことが想定されるでしょう。その際に、今の小学生は社会で生き抜いていくためにプログラミング的思考が必要であると考えられています。

どのようにして教えるのか

 

上述したようにプログラミングは必修化しますが、教科として新たに加わるわけではありません。そのため教科書も用意されないと説明しましたが、では先生たちはどのようにして生徒に教えるのでしょうか。

これについては不安を感じている先生も少なくないため、文部科学省や総務省、そして経済産業省が連携をとり、学校関係者や教育を主としている企業などと一緒に「未来の学びコンソーシアム」という組織が誕生しています。

未来の学びコンソーシアムがプログラミングの必修化に向けた冊子を出しており、安心して教えられるように授業事例が紹介されているため参考にしてみましょう。授業事例以外にもプログラミングの必修化についての情報が掲載されているため、親も目を通しておくと不安な気持ちが多少は減らせるかもしれません。

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プログラミングを学ぶうえで端末の配備について

 男の子がパソコンを操作するイラスト 

プログラミングを学習するうえでタブレットやパソコンなどの端末が必要であると考える人は少なくありません。もちろん端末を使って授業をすることはありますが、プログラミングが学べる専用のツールを活用することも想定されています。

2017年時点では1人につき1台専用の機器を用意するとされていましたが、実際は難しいため何人かでシェアをして学習する形が取られるでしょう。将来的には1人1台の機器が配備される可能性はありますが、あくまで理想としています。

文部科学省からも2022年度までに教育用のコンピューターを3クラスにつき1クラス分整備するという指示がされていますが、学校側の取り組みは進んでいません。

全体で185万台の端末が不足している状況なので、環境整備をしっかりとしなければいけない時期に差し掛かっているといえます。

プログラミング教室の選び方

楽しみながら授業が受けられるか

女の子と男の子がプログラミング教育を受けるイラスト

学校でプログラミングを学ぶだけでなく、塾と同じように子どもをプログラミング教室に通わせるという判断をする家庭が出てくることも少なくないでしょう。

今ではプログラミング教室も数が増えてきているため、どこに通わせれば良いか迷ってしまいます。では、そのようなときはどのようにして教室を決めればよいのでしょうか。

まずはじめとなる選び方は、子どもがいかに楽しく授業を受けられるかが挙げられます。これは授業の内容がどういったものかを意味しており、小学生向けのカリキュラムが組まれているかが重要です。

例えばロボットなどのおもちゃを使って学べたり、ゲーム感覚で気軽に学べたりする内容の授業を実施している教室を選ぶ方が、子どもも意欲を持って学んでくれるでしょう。これらはロボットプログラミングやアンプラグドと呼ばれる学習方法で、小学生にはぴったりな教え方といえます。

自宅からの通いやすさ

小学生ということもあり、やはり自宅からの通いやすさは重要な要素です。徐々にプログラミング教室の数は増えつつありますが、自宅周辺にあるとは限りませんので、その際はオンライン学習という手段を検討することもおすすめします。

また少し自宅から教室が離れている場合は、短期間限定で通わせるのもひとつの考えとして頭に入れておきましょう。

担当する講師との相性

学校の先生でも同じことがいえますが、やはり学習するうえで講師との相性は非常に重要です。プログラミング教室によってどのような講師は多いかは異なり、なかには大学生を中心にしているところや、塾講師が兼任しているところもあります。

講師との相性が悪ければ子どもが通いたくなくなる可能性もありますし、学習意欲が湧かなくなる場合も考えられるため、できる範囲で事前に調査をしておいてください。

費用面

プログラミング教室に通ううえで、やはりそれくらいの費用がかかるかを知っておくことも重要です。注意点として月々の費用はあまり高くない場合でも、上記で紹介したロボットを使った授業を取り入れている教室では別途費用が発生する可能性はゼロではありません。

どれくらいの期間プログラミング教室に通うかにもよりますが、家計として無理なく続けられる料金を選ぶように調査しましょう。

おすすめのプログラミング教室

プログラミング教室で作ったロボットのイラスト

Tech Kids school

Tech Kids schoolは、アメブロで知られているサイバーエージェントとライフイズテック株式会社の合同出資により誕生した株式会社CA Tech Kidsが運営しているプログラミング教室です。

エンターテイメント性を重視しており、定期的にプレゼンテーションが開催されたり、キャンプを開催したりと楽しみながら学べる環境作りに力を入れています。

本格的なプログラミングが学びたい人に最適な総合学習コース、プログラミング初心者でも挑戦しやすい短期体験コース、プログラミングの基礎を自宅で学べるオンライン学習コースが用意されています。

無料体験を受け付けていたり、ホームページにて先着50名様限定で1,500円割引となるキャンペーンを実施していたりと、お得に学べるチャンスが提供されているため、情報はマメにチェックしておきましょう。

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CodeCampKIDS

CodeCampKIDSは「ひろがれ、未来」を合言葉に、探求心があふれ出す子ども向けのプログラミングレッスンを実施している教室です。

CodeCampKIDSではオリジナルの教材を使い、ひとりひとりに合った学習方法を提供することで、創造力・論理的思考力・問題解決力・コミュニケーション力・プレゼンテーション力を身に付けることができます。

ロボットプログラミングコースやScratchプログラミングコース、Unityプログラミングコースが用意されており、小学校低学年から中学生までを対象にしているのが特徴です。

公式ホームページには体験授業に無料で参加できる案内が掲載されているので、興味のある人はぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。

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アーテックエジソンアカデミー

アーテックエジソンアカデミーは50年以上に渡り教育の一端を担っている歴史ある企業「アーテック」が運営しているプログラミング教室です。

プログラミングスクール・教材調査にて「保護者が通わせたいプログラミングスクール」、「我が子の成長を実感できるプログラミングスクール」、「学習に意欲的に取り組むようになったプログラミングスクール」、「学力が向上したプログラミングスクール」、「学校の先生が選ぶプログラミング教材」の5冠を達成しています。

教室数も多いことも人気の理由に繋がっており、理解力や論理的思考力を子どもに学ばせるにはおすすめのスクールといえます。

無料体験授業を受け付けているので、まずは公式ホームページで教室検索をしてみてください。費用については記載がされていないため、直接問い合わせてみましょう。

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STAR Programming SCHOOL

STAR Programming SCHOOLはショッピングモールに教室があるプログラミングスクールで、通いやすさが人気に繋がっています。

企画書の作成からプレゼンテーションまで実施する独自のレッスン方法や、将来的に役に立つタイピング指導などを行っているのが特徴です。

世界に71教室も展開しているため、自宅周辺で探しやすい点も保護者からすると安心感があります。また万が一休んでしまった場合でも、振替授業や補講などの対応をしてくれるので遅れを取ることも防げます。

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N★プロキッズ

株式会社ノジマは、小・中学校の教育指導要領の改訂により2020年から始まるプログラミング教育必須化を受け 小学生向けプログラミングスクールトラロキッズを開校しました!

当社は、長年にわたりパソコンスクール事業を運営していますが、 複数の小学校様から協力のご依頼があり、先生方に協力する形で 『プログラミング的思考力』の教育を普及する活動をしています。

N★プロキッズのカリキュラムは、そのノウハウや教育現場の声を反映させたノジマオリジナルのカリキュラムです。

プログラミング教室で身につくか、それは子供たちに自分で考え、最適な解を導き出すための力です。 今後もっと複雑になってくる社会を生き抜くために必要な力です。

楽しく、身につけられる小学生のうちにプログラミングの世界に飛び込んでみませんか? N★プロキッズで、夢中になれる新しい体験を見つけましょう!

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2020年のプログラミング必修化まとめ

2020年から実施される小学生のプログラミング必修化は、教科としてではなくあくまで現状受けている授業のなかに組み込まれ、将来に必要とされる論理的思考力や解決力を身に付けるために導入されます。

プログラミングと聞いて難しく考えてしまう人は少なくありませんが、小学生で学ぶのはあくまでプログラミング的思考を持ってもらうことが目的です。

プログラミング的思考は今の小学生が社会で生き抜いていくためには欠かせない力になるため、学校だけでなくプログラミング教室に通わせている家庭も少なくありません。

学校以外で学んでもらう際は、子どもに合った教室の選び方やスクールの特徴などを把握したうえで決定し、楽しく学べる環境を整えてあげましょう。

ノジマオンラインでもプログラミングツールを取り扱っております。ご興味があるかたはぜひ参考にしてください。

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