iPhoneのマナーモード(サイレント・消音)設定・解除のやり方!アラーム音量やバイブレーションも解説

更新日時 : 2021-09-04 12:07

iPhoneのマナーモード(サイレント・消音)設定・解除のやり方!アラーム音量やバイブレーションも解説のトップ画像

iPhoneには着信音やアプリの通知音などを消してくれる「マナーモード」が搭載されており、「サイレントモード」や「消音モード」とも呼ばれます。

周囲への音が気になる外出時に便利な機能です。 ただし、マナーモードにすればすべての音が消えるわけではありません。
マナーモードにしたときに消える音・消えない音の違いを把握しておくことが大切です。

そこで今回は、マナーモードの設定方法とあわせて、マナーモードで消音できる音とできない音を解説していきます。
「おやすみモード」を使って消音を自動化する方法なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

iPhoneのマナーモードで鳴らない音は?

iPhoneのマナーモード(サイレントモード・消音モード)を設定したときに、鳴らなくなる音はこちら。

  • 電話の着信音
  • アプリの通知音
  • カレンダー・リマインダーの通知音
  • メッセージ・メールの受信音
  • キーボードの入力音
  • スクリーンショットの音
  • ゲームの音楽や効果音、入力音
  • AirDrop

マナーモード中はほとんどの音が鳴らなくなります。しかし、iPhoneのすべての音が消音できるわけではありません

マナーモードでも鳴る音

マナーモード中でも変わらずに鳴る音がこちら。

  • アラーム音
  • カメラのシャッター音
  • 音楽・動画の再生音

外出する時間帯にアラームを設定していたり、静かな環境でカメラ機能を使う場合は周囲への音に注意が必要です。

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マナーモードを設定する方法

動画でもご覧いただけます!

マナーモードは、iPhone本体の側面にある「着信/サイレントスイッチ」を切り替えることで設定可能です。

画像のように着信/サイレントスイッチをオレンジ色が見える位置にスライドすると、マナーモードになります
マナーモードを設定する方法のイメージ画像

着信/サイレントスイッチを切り替えたときに、画面の上部に「消音モード オン」と表示されたらマナーモードに設定完了です。
画面の上部に「消音モード オン」と表示される画像

マナーモードをオフにしたい場合は、着信/サイレントスイッチをオレンジ色が見えない位置にスライドしましょう
そうすると「消音モード オフ」と表示され、着信音や通知音が鳴る「着信モード」に切り替わります。
画面の上部に「消音モード オフ」と表示される画像

バイブレーションが鳴らないように設定する

通常、マナーモードにするとあらゆるサウンドが消音され、バイブレーションだけが鳴るようになります。

マナーモードにしたときのバイブレーションをなしにしたい場合は、設定変更しておきましょう。

設定のやり方は、まず「設定」アプリを開いてください。
「設定」アプリを開く画像

「サウンドと触覚」をタップ。
「サウンドと触覚」をタップする画像

“バイブレーション”にある「着信スイッチ選択時」と「サイレントスイッチ選択時」の両方のチェックを外しましょう
”バイブレーション”にある「着信スイッチ選択時」と「サイレントスイッチ選択時」の両方のチェックを外す画像

チェックを外した状態にしておくと、着信や通知のタイミングでバイブレーションが鳴らないようになります
チェックを外した状態にしておくと、着信や通知のタイミングでバイブレーションが鳴らないようになります

バイブレーションの種類やあり・なしを個別に設定する

着信時・通知時のバイブレーションは個別に変更できます。

シチュエーション別にバイブレーションの種類を変更したり、なくしたい場合は以下の手順で設定しましょう。
「設定」アプリから「サウンドと触覚」画面を開き、“サウンドとバイブレーションのパターン”の6種類から変更したい項目をタップしてください。

  • 着信音
  • メッセージ
  • 新着留守番電話
  • カレンダーの通知音
  • リマインダーの通知音
  • AirDrop

”サウンドとバイブレーションのパターン”の6種類から変更したい項目をタップする画像

「バイブレーション」をタップ。
「バイブレーション」をタップする画像

そうするとバイブレーションの設定画面が表示されます。
お好みのリズムのバイブレーションを選択しましょう。
お好みのリズムのバイブレーションを選択する画像

「新規バイブレーションを作成」をタップすれば、バイブレーションのリズムを自分で作ることも可能です。

バイブレーションを鳴らないようにしたい場合は、一番下にある「なし」をタップしてください。
バイブレーションを鳴らないようにしたい場合は、一番下にある「なし」をタップします

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マナーモードにしても鳴る音を消す方法

最初に解説した通り、以下のサウンドはマナーモードにしても音が出る仕様です。

  • アラーム音
  • カメラのシャッター音
  • 音楽・動画の再生音

ここでは、マナーモードでも鳴ってしまう音を消す方法をご紹介します。

アラーム音を消す

マナーモード設定中にアラーム音が鳴るのを防ぎたいときの方法は2種類あります。

シチュエーションにあったやり方を試してみましょう。

アラーム設定をオフにする

1つ目は、アラーム設定そのものをオフにする方法です。
マナーモード中にアラームを確認する必要がない場合に試してみてください。

まずは「時計」アプリを開きます。
「時計」アプリを開きます

「アラーム」タブをタップし、アラーム設定画面を開きましょう。
「アラーム」タブをタップし、アラーム設定画面を開きましょう

不要なアラームの設定のチェックを外してください。
不要なアラームの設定のチェックを外してください

これでアラーム設定がオフに変更され、アラーム時刻になっても音が鳴らなくなります。

アラーム音を「なし」に設定する

マナーモード中でもアラームを確認したい場合は、アラーム音だけをオフにしてバイブレーションのみ鳴るように設定しましょう。

このやり方なら周囲に人がいる状況でも静かにアラームを確認できますよ。
やり方は以下の通り。

「時計」アプリのアラーム設定画面を開き、画面左上にある「編集」をタップ。
「時計」アプリのアラーム設定画面を開き、画面左上にある「編集」をタップしましょう

マナーモード中に確認したいアラームを選択します。
マナーモード中に確認したいアラームを選択します

アラーム設定の編集画面が表示されるので「サウンド」をタップ。
アラーム設定の編集画面が表示されるので「サウンド」をタップします

画面を一番下までスクロールして「なし」をタップしてください。
画面を一番下までスクロールして「なし」をタップしてください

ひとつ前の画面に戻り、画面右上にある「保存」をタップしましょう。
ひとつ前の画面に戻り、画面右上にある「保存」をタップしましょう

これでアラーム音なし・バイブレーションありの設定に変更できます。

カメラのシャッター音を消す

カメラのシャッター音を消す

iPhoneに標準搭載されているカメラアプリは、マナーモード中でもシャッター音が出るようになっています。

このシャッター音は設定変更で消えるものではありません
屋外なら問題ありませんが、飲食店や博物館などの静かな環境でカメラアプリを使う際は周囲への音が気になるでしょう。

どうしても音を消して写真撮影したい場合は、App Storeから無音カメラアプリをインストールして使うのがおすすめです。

また、ペットや赤ちゃんを撮影する時にも無音カメラは重宝されてます。

音楽・動画の再生音を消す

マナーモード中に気を付けたいのがメディアの音量です。メディアの音量が上がったままだと、マナーモードにしていても音楽や動画を再生したときに音が鳴ってしまいます

外出する際はあらかじめメディアの音量を下げておくと安心でしょう。
やり方は以下の通り。

iPhone本体の側面にある「音量を下げる」ボタンを押す。
iPhone本体の側面にある「音量を下げる」ボタンを押す

画面にボリューム調節バーが表示されるので、音量がゼロになるまで下げます。
音量がゼロになるまで下げます

これで外出中に誤って音楽アプリや動画アプリを開いたときでも、音が鳴らなくなりますよ。

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おやすみモードを使って消音する方法

動画でもご覧いただけます!

マナーモードと似たような機能に「おやすみモード」があります。
おやすみモードはiPhoneが睡眠の邪魔をしないようにする機能で、着信音・通知音だけでなく、バイブレーションも鳴りません。

マナーモードと違い、時間指定や通知設定などの細かい設定ができるので便利です。
ただし、自分で開いたアプリやアラームの音は鳴ってしまうので注意しましょう。

おやすみモードは設定アプリから設定するやり方と、コントロールセンターから設定するやり方の2種類あるので、それぞれご紹介します。

方法1.設定アプリから行う

「設定」アプリを開き、「おやすみモード」をタップ。
「おやすみモード」をタップ

「おやすみモード」にチェックを入れると、おやすみモードがオンになります。
「おやすみモード」にチェックを入れると、おやすみモードがオンになります

方法2.コントロールセンターから行う

画面右上から下方向にスワイプし、コントロールセンターを開いたら「三日月」マークをタップしましょう。
※iOSのバージョンによっては画面下から上にスワイプして呼び出す場合もあります。
「三日月」マークをタップ

三日月マークが点灯したら、おやすみモードがオンの状態になります。
三日月マークが点灯したら、おやすみモードがオンの状態になります

おやすみモードの時間指定

おやすみモードは時間を設定しておくと、自動でオン・オフを切り替えてくれます

マナーモードを自動化したい人は、おやすみモードの時間指定機能を活用するといいでしょう。

やり方は以下の通りです。

「設定」アプリから「おやすみモード」を開き、「時間指定」のチェックを入れます。
「設定」アプリから「おやすみモード」を開き、「時間指定」のチェックを入れます

開始時刻と終了時刻の入力画面が表示されるので、着信・通知をオフにしたい時間帯を設定しましょう。
着信・通知をオフにしたい時間帯を設定しましょう

設定を済ませると、指定した時間に自動でおやすみモードがオンになります。

おやすみモードの通知設定

おやすみモードは設定アプリから通知設定を変更可能です。

「iPhoneのロック中は知らせない」を選択しておくと、iPhoneがロックされている状態の着信・通知をオフにしてくれます。
「iPhoneのロック中は知らせない」を選択しておくと、iPhoneがロックされている状態の着信・通知をオフにしてくれます

一方、「常に知らせない」を選択すると、iPhoneを操作しているときも着信・通知がオフになります。
「常に知らせない」を選択すると、iPhoneを操作しているときも着信・通知がオフになります

おやすみモードを使う際は、ライフスタイルにあわせて通知設定を使い分けましょう。

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マナーモードが設定・解除できないときの原因と対処法

ここではマナーモードの設定変更や解除ができないときに考えられる原因と対処法を解説していきます。

スイッチが故障している

着信/サイレントスイッチを動かしてもマナーモードのオン・オフが切り替わらないときは、スイッチが壊れている可能性があります

この場合の対処法として有効なのが「AssistiveTouch」機能です。
AssistiveTouch機能にマナーモードの切り替えを割り当てておけば、画面内のタッチ操作のみでオン・オフを変更できるようになります。

やり方は以下の手順を参考にしてください。

「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」をタップしてください。
「設定」アプリを開き、「アクセシビリティ」をタップしてください

“身体機能および操作”にある「タッチ」をタップ。
”身体機能および操作”にある「タッチ」をタップする画像

「AssistiveTouch」をタップします。
「AssistiveTouch」をタップする画像

「AssistiveTouch」をタップし、チェックを入れてください。
「AssistiveTouch」をタップし、チェックする画像

“カスタムアクション”の以下4種類からマナーモードを設定するアクションを1つ選択しましょう。

  • シングルタップ
  • ダブルタップ
  • 長押し
  • 3D Touch

※AssistiveTouchがオンの状態で表示される、丸いマイコンにカスタムアクションを実行するとマナーモードを切り替えられます。
丸いマイコンにカスタムアクションを実行する画像

カスタムアクションの機能割り当て画面を開いたら、「消音」をタップして設定完了です。
「消音」をタップする画像

AssistiveTouchの設定後、丸いアイコンに該当するアクションを実行し、マナーモードが切り替えられるか試してみましょう。
丸いアイコンに該当するアクションを実行し、マナーモードが切り替えられるか試す画像

AssistiveTouchのアイコンはドラッグで移動可能です。画面右下にアイコンがあると使いにくい場合は好きな位置に移動させましょう。

ソフトウェアに不具合が発生している

長い間iPhoneのアップデートを行っていないと、ソフトウェアに不具合が発生してあらゆる機能がうまく動作しないことがあります

着信/サイレントスイッチは壊れていないのにマナーモードが使えない場合は、最新のソフトウェアにアップデートし、問題が解決するか試してみてください。

ソフトウェアのアップデートは以下の手順で行えます。

「設定」アプリを開き、「一般」をタップ。
「設定」アプリを開き、「一般」をタップする画像

「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
「ソフトウェア・アップデート」をタップする画像

ソフトウェアのアップデート画面に「iOSは最新です」と表示されていればアップデート不要です。
最新でなければ「ダウンロードしてインストール」をタップしてアップデートを済ませましょう。

端末の動作に不具合が発生している

端末の動作に不具合が発生している

iPhoneを使い続けていると本体に負荷がかかりすぎてしまい、動作不良を起こすことがあります。
急に動作が重くなったり、固まったりしてマナーモードが使えないときはiPhoneを一度強制再起動してみましょう

機種別に強制再起動のやり方をご紹介していきます。

※強制再起動はiPhoneの動作に関わらず強制的に停止する機能です。本体のファイルが破損したりアプリのデータが保存されない可能性もありますので、利用の際は注意しましょう。

「iPhone 8」シリーズ以降の強制再起動手順

対応機種
iPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone X iPhone XS iPhone XS Max
iPhone XR iPhone 11 iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone 12
iPhone 12 mini iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max iPhone SE(第2世代)
  • 「音量を上げるボタン」を押し、すぐに放す
  • 「音量を下げるボタン」を押し、すぐに放す
  • 「サイドボタン」を長押し
  • Appleロゴが表示されたら、「サイドボタン」を放す

「iPhone 8」シリーズ以降の強制再起動手順

「iPhone 7」シリーズの強制再起動手順

対応機種
iPhone 7 iPhone 7 Plus
  • 「音量を下げるボタン」と「スリープ/スリープ解除ボタン」を同時に長押し
  • Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放す

「iPhone 7」シリーズの強制再起動手順

「iPhone 6s」シリーズ以前の強制再起動手順

対応機種
iPhone 4 iPhone 4S iPhone 5 iPhone 5s
iPhone 5c iPhone 6 iPhone 6 Plus iPhone 6s
iPhone 6s Plus iPhone SE(第1世代)
  • 「ホームボタン」と「スリープ/スリープ解除ボタン」を同時に長押し
  • Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放す

「iPhone 6s」シリーズ以前の強制再起動手順

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今回はiPhoneのマナーモードについて解説しました。

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