家電小ネタ帳
【2019年12月版】最新 iPad Air 第3世代、iPad6と徹底比較まとめ
公開日時 : 2019-03-21 11:42
更新日時 : 2019-12-02 17:15
Appleは2019年3月18日に新しいiPad Air 第3世代(以下、「iPad Air 3」)を発表されました。2014年10月16日に発売された先代のiPad Air 第2世代(以下、「iPad Air 2」)とどこが違って、どこが変わってないのか、よくわかりませんよね?
えっ?そもそもiPadって一年前の2018年に出てなかったっけ?そう思われた方も混乱しやすいiPadの種類も含めて、新しくなったiPad 何が良くなったのか、をわかりやすく解説します。
iPadってモデルチェンジが一年しか経ってないのでは?
そもそもiPadは、プロ仕様のiPad Pro、手のひらサイズのiPad mini、Apple Pencilも対応したライトユーザー向けでエントリーモデルのiPad、ここでは便宜上、何も冠がないので、以降「iPad(無印)」と表記します。
そして、「iPad(無印)」とほぼ同じサイズで上位版のミドルモデル「iPad Air」と4種類です。
iPad Pro | iPad Air | iPad(無印) | iPad mini | |
最新機種世代 | 第3世代 | 第3世代 | 第6世代 | 第5世代 |
画面サイズ(インチ) | 11~12.9 | 10.5 | 9.7 | 7.9 |
価格帯(最安) | 89,800 | 54,800 | 37,800 | 45,800 |
発売日 | 2018年11月 7日 | 2019年3月18日 | 2018年3月27日 | 2019年3月18日 |
仕様 | プロ向け | ミドルクラス | 廉価版 | 小型 |
表からもわかるように、iPadと言っても種類があり、その中でもiPad Airと、iPad(無印)は混同しがちですが、全くの別物です。
今回発表があったのは、iPad Airの第3世代の方です。iPad Airは、10インチ前後で最上位、その下位で廉価版がiPad(無印)だと思ってください。
そこで今回はiPad Air 第3世代のモデルが、混同しがちなiPad(無印) 第6世代(以下、「iPad (無印) 6」)と何が違うのか具体的に比較しながら解説していきます。
何が変わったの?
頭がよくなりました
プロセッサとは、いわばコンピュータの脳みそにあたります。プロセッサは、iPhoneXSと同じA12Bionic。
iPad (無印) 6のプロセッサが、A10Fusionですから、そこからも数字上で向上していることがわかります。
つまり頭の回転が早くなった、ということです。では、頭の回転が良くなったことによって、何ができるようになったかというと、ポケモンGo!のようなAR(拡張現実)が、サクサク操作できるようになります。
目の疲れが軽減されました
True Tone(トゥルー・トーン)と呼ばれる、iPhoneXから導入された機能で、外光環境に応じて光センサーが感知・分析をし、自然な色と明度に調整してくれます。
まるで印刷物のように自然に人間が感じる色へ近づけてくれます。そのお陰で目の疲れも軽減してくれます。
純正 Smart Keyboardに対応しました
Smart Keyboardとは、iPadに取り付けできる純正Bluetoothキーボードです。
iPadをパソコンのようにキーボードを付けて使いたい方にはオススメします。
同時に発表されたiPad mini 5や、iPad (無印) 6はSmart Keyboard非対応です。
画像処理が格段に上がりました
iPadのスタイラスペン Apple Pencil(第一世代) に対応するために、写真・動画の編集、デザイン、イラスト作製などのクリエイティブ作業にも対応できるくらい、ハイスペックな処理能力を持つようになりました。
自撮りやテレビ電話が綺麗に映るようになりました
背面カメラは変わりませんが、正面カメラがiPad mini 4に比べて1.2メガピクセルから7メガピクセルまで向上しました。
セルフィー(自撮り)や、ビデオチャット(テレビ電話)でも高画質で使用できるようになりました。
保存できる容量が、64GB・256GBと二択になりました
ストレージとは、写真やビデオ、書類のデータなどを蓄積できる容量のことを言います。GBは、「ギガバイト」と読みます。容量の単位です。
ストレージは、先代 iPad Air 2が16GB/32GB/64GB/128GBと4種類に対して、64GB/256GBと2種類のみになりました。
iPad Air 3は、容量が小さい64GBと、容量が大きい256GBの二択です。初めてiPadをお持ちになるのであれば64GBでも充分でしょう。
SIMは、eSIMに対応しました
eSIM(イーシム)対応とは、従来の通信をつかさどる物理的なSIM(シム)カード、いわばチップのようなものを挿さずとも、オンラインなどで通信契約ができるようになったということです。
何が変わらないの?
カラーバリエーションはそのまま
ゴールド・スペースグレイ・シルバーの3色のバリエーションはほぼ変わりません。iPad (無印) 6のスペースグレイの方が若干色濃いです。
Lightningケーブルもそのまま
端子もUSB-TypeCになるかと噂でしたが、そこは変更なく旧型のLightning端子継続です。
iPhone・iPadを既にお持ちの方であれば、周辺機器も買い直す必要がなく、助かりますね。
連続駆動時間もそのまま
CPUは処理が早くなったのに、バッテリーの持ちは変わらないのが特徴です
iPad Air 第3世代 | iPad(無印) 第6世代 | |
カラー | ゴールド・スペースグレイ・シルバー | |
ディスプレイ | 10.5インチ液晶(2,224×1,668ドット) | 9.7インチ液晶(2,048×1,536ドット) |
サイズ | 174.1×6.1×250.6mm | 169.5×7.5×240mm |
重量 | (Wi-Fi)456g (Wi-Fi+Cellular)464g |
(Wi-Fi)469g (Wi-Fi+Cellular)478g |
端子 | Lightning端子 | |
背面カメラ | 8メガピクセル | |
正面カメラ | 7メガピクセル | 1.2メガピクセル |
TrueTone | ○ | ✕ |
CPU | A12Bionicチップ | A10Fusionチップ |
ストレージ | 64/256GB | 32/128GB |
Wi-Fi | ieee802.11a/b/g/n/ac・MIMO対応HT80 | |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
連続駆動時間 | (Wi-Fi)最大10時間/(Cellular+Wi-Fi)最大9時間 | |
生体認証 | Touch ID(指紋) | |
Apple Pencil | ○(第1世代) | |
Smart Keyboard | ○ | ✕ |
Apple SIM | eSIM | 物理SIM |
※赤表示は大きく向上した点
価格は?
Wi-Fi(ワイファイ)タイプとは?
SIM(シム)カードと呼ばれる通信をつかさどるチップのようなものを挿すことはできず、自宅のインターネットや、フリーWi-Fi、会社のインターネット、モバイルルーター(別契約)やテザリング(携帯オプション)などでしか通信ができない。
Wi-Fi+Cellular(セルラー)タイプとは?
各キャリアショップまたは、格安SIMなどSIM(シム)カードと呼ばれる通信をつかさどるチップのようなものを挿すことができ、それ単体で外でも通信利用が可能。
もちろん、自宅のインターネットやフリーWi-Fiも利用できます。ただし、契約が必須なので、外で通信する際は月額料金が発生する場合があります。
Wi-Fi | Wi-Fi+Cellular | |
64GB | ¥54,800 | ¥69,800 |
256GB | ¥71,800 | ¥86,800 |
※価格は税抜き表示
発売日は?
2019年3月30日です。
ノジマでも店頭にて発売中です。
※掲載は、2019年12月時点です。