【ゲーム依存対策】休日6時間以上!?ゲーム障害になる前に!WHOも正式に認定!

更新日時 : 2021-09-04 12:43

1.ゲーム障害をWHOが正式認定

健康状態を向上させるための国際協力組織である、世界保健機構 WHO(World Health Organizationワールドヘルスオーガナイゼーション))は、2019年5月25日「ゲーム障害gaming disorderゲーミングディスオーダー)」を国際疾病として正式に認定しました。

正式に認定したことにより、診断の基準がはっきりし、症例の研修が進みやすくなります。

2.ゲーム障害とは?

ゲーム障害とは、ゲームをの頻度や時間の長さを自分では制御することはできず、ゲームを生活での利益や、日常生活よりも優先して、問題が生じたとしてもゲームを継続して、個人や家族、社会、教育、職業など重要な機能の障害をもたらすことです。

こういった症状が12ヶ月以上続くと、「ゲーム障害」と診断される可能性があり、症状が重い場合は、例え12ヶ月未満でも診断されます。

3.全国調査の結果

2019年11月、国立病院機構久里浜医療センターが無作為に抽出した過去1年間にゲームをした、と回答した4400人余りの10歳から29歳までを対象に全国調査を実施し、結果を発表しました。

結果は、ゲームに費やす時間が平日でも6時間以上が2.8%、休日だと約12%が6時間以上。ゲームをやめなければいけない時にやめられなかったのは、6時間以上のひとでは約半数の45.5%でした。

睡眠障害や憂鬱ゆううつなどの心の問題が起きてもゲームを続けたひとは6時間以上で37.2%でした。生活に支障をきたすまでやり続けるというのがわかる結果となりました。

4.ゲーム障害社会問題化

代表的には韓国では、政府主導でIT先進国となった弊害として、ゲームに没頭してしまい、それが原因での死亡事故が多発。2005年には1年間で10名が死亡するなど、社会問題化しました。

5.韓国では死亡例も

一例として、韓国の24歳の男性が24時間営業のネットカフェにて、多人数参加型のオンラインゲームに没頭して最低限のトイレに行く時と、煙草を買う時以外の、なんと86時間ゲームを続けた末に、
長時間同じ姿勢で下半身が鬱血うっけつして死に至る、「エコノミークラス症候群」が原因で死亡した例があります。

6.日本ではネトゲ廃人とも

日本では「ネトゲ(ネットゲーム)廃人」とも呼ばれ、1日20時間ゲームをプレイし続けて「ガチャ」と呼ばれる課金に既に500万円以上も投入してしまっている猛者もいます。

あるソシャゲ(ソーシャルゲーム)LINEグループでは、グループ全体でトータルを越えた人達もいるらしい。しかも15人のグループだったそうです。驚きですね。

7.♯課金20万円

2019年11月末にTVで「ゲーム課金に20万円使った」というインタビュー発言に注目が集まりました。Twitterなどで拡散され話題にもなりましたが、ここでの問題は生活に支障をきたした20万円かどうかだと思われます。

8.沼ガチャとは?

ネットではなにかにどっぷりハマることを沼にハマったを語源として「沼」や「沼落ち」などと表現します。主にアニメや漫画、ゲームに多いのですが、スマホ用のアプリではガチャと呼ばれる欲しいアイテムやキャラクターをガチャガチャをひいて当てる課金システムがあります。希望しているものが出ないことで、底なしに課金してしまうことを「沼ガチャ」といいます。

9.ひとの欲望は無限大

ひとの欲は無限大ですからね。ずっと課金してしまうと麻痺するのかも知れません。

仏教において「苦しいの原因」となる煩悩の中で、最も根源的なものを意味するのが三毒といいます。

10.ゲーム障害診断

あらためて自分にあてはまることがあるか、4つのチェックをしてみましょう。

  • ゲームの頻度や時間をコントロールすることができない
  • 生活上の関心事や日常の活動などの日常生活よりもゲームを優先してしまう
  • ゲームによる問題が起きていても気にせずにゲームを続けてしまう
  • 仕事や学業、家事などの日常生活に著しい支障をきたしてしまう

上記4項目のすべてが当てはまり、12か月以上続く場合に「ゲーム障害」と診断される可能性があります。

11.ゲーム障害も依存症

ゲーム障害には、寝ない、食べない、エナジードリンクのみ飲むなど、明らかに人しての生活を無視して行動してしまう傾向にあります。それだけ中毒性のあるゲームが乱立している状態です。

今回のゲーム障害も、アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症と同じくくりで、新たな依存症と診断されるようになります。

専門家は、ゲームが無限である故に、やめ時を見つけることができず、ずっとやり続けてしまうという。夜眠れない、仕事に行けない、学校に行けない、そういった生活習慣の乱れから、失明や死亡例が出ています。

12.ゲーム依存の正体

ゲームは脳を強く刺激し興奮状態になります。興奮状態になった脳はドーパミンと呼ばれる快楽物質を大量に分泌します。通常はドーパミンの過剰を抑制する機能が働きます。

しかし、この抑制がさらなる過剰を脳が命令してドーパミンの分泌を促します。これを繰り返すことによりドーパミンをコントロールできずにゲーム依存症になっていくのです。

どうしても自分でコントロールできないようであれば、ひとりで抱え込まずに周りのサポートやカウンセリングを受けましょう。

13.昔になかった病気

ゲーム障害って昔はなかった病気ですよね。では、以前とはどう違っているのでしょう?昔はエンディングを見て、完結するゲームが多かったですよね。

みなさんも、RPGでラスボスを倒して、裏ボスを倒して、真のエンディングまでいった、という記憶はないですか?

14.【対策】無制限のオンラインよりも完クリ

皆さんは「全クリ・完クリ」という言葉をご存知ですか?諸説ありますが以下の定義です。

全クリ

全部クリア:エンディングまで物語を全てクリアすること

完クリ

完全クリア:おまけ要素やアイテムも全て集めて、裏ボスも倒して完全にクリアすること

昔は無制限のゲームなんてなかったんですよね。だから、やりこみがとても楽しかった。今のオンラインゲームは毎回更新されていくことにより、この完クリができなくなってしまいました。永遠にやりこむので終わりがないんです。

15.ありませんか?積みゲー

少し話は変わりますがゲームって溜まってしまうこともありますよね。年齢が上がり社会人になると経済力も高くなり買うだけで満足してしまい、なかなかクリアすらしないという積み上げていくゲーム達、通称、「積みゲー。皆さんは、この積みゲーいくつありますか?
もし、積みゲーが溜まっているなら、そちらを先に処理してしまいましょう。

16.ゲーム=「悪」ではない!

ゲーム障害という言葉が出たことによって、まるでゲームが悪いかのような印象もありますが、決してゲームが悪いのではなく「取り扱うひと次第」ということですね。

何事もやり過ぎは体によくないですから、自分でコントロールすることが大事です。まずはやらなくては!と考えずに心に余裕を持ちましょう。

17.高橋名人の「ゲームは一日一時間」の真意

若いかたはわからないかも知れませんが当時ハドソン(現・コナミ)の高橋名人も、「ゲームは一日一時間」と言っていました。「ゲームをうまくなりたいんだったら、1時間集中して遊びなさい」という意味から生まれた言葉だそうです。

だらだら集中力を切らしてやるゲームよりも1時間と決めて集中してやったゲームのほうが失敗しないという意味や、何でもやりすぎは良くないゲームにだけ夢中にならず他にも色々なことを経験しようというメッセージもあったようです。

18.ゲームをじっくり

まずは、スマホの課金やオンラインゲームにのめり込んでしまう前に、完クリができる家庭用ゲームを久し振りにじっくり楽しむことをオススメします。

エンドレスで続けられるゲームって物凄く魅力的なんですが、それ自体が負担となってしまうこともありゲーム障害へと続いていいく可能性があります。

19.たまにはゆっくりエンディングまで

そんな時は、是非ノジマへのご来店をオススメします。ノジマならゲームの早期購入ポイント還元や、通常購入よりもポイントが溜まる場合もあります。

店頭でゲームをご覧頂ければ盆暮れ正月はビッグタイトルも発売されます。完クリできるゲームや使いやすい周辺機器や新たな最新ゲーム機や掘り出し物のアウトレットゲームなど発見できるかもしれないので、是非お近くのノジマへご来店ください。

お近くにノジマがないかたにも、ノジマオンラインでご購入頂けます。

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