電動歯ブラシの選び方を解説!ブラウンやフィリップスなどメーカーごとの特徴もご紹介

更新日時 : 2022-09-23 15:59

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電動歯ブラシは、効果的に歯を磨ける便利なアイテムです。

最近では歯周病対策やホワイトニング、子ども用などさまざまな電動歯ブラシが展開されています。

また、安いモデルから高性能なモデルまで種類が多いため、どういったポイントを意識して選べばいいのか分からない方もいると思います。

そこで今回は、電動歯ブラシの選び方を解説します。

価格帯ごとの違いやおすすめメーカーなども解説するので、電動歯ブラシの選び方に興味のある方は参考にしてみてください。

1分でわかる選び方!

電動歯ブラシには効果があるのか

歯ブラシと電動歯ブラシ

電動歯ブラシは、高速に振動させたブラシを歯に軽く当てるだけで効率よく磨くことができ、手磨きよりも歯を磨く時間がかかりません。

手磨きでは手が届きにくい奥歯の歯垢も効果的に除去できます。

また、歯を磨くときに手を動かす必要がないため、手が疲れにくいです。

なかにはホワイトニングモードや舌クリーニングモードなど、手磨きにはない機能を搭載したモデルなどもあります。

口のすみずみまでしっかり歯垢を除去したい方や、歯磨き以外の効果も期待したい方は、電動歯ブラシの購入を検討してみましょう。

電動歯ブラシの種類

電動歯ブラシは大きく分けて「回転式」「振動式」「音波式」「超音波式」の4種類あります。

それぞれの特徴をチェックし、自分にあったものを選びましょう。

回転式

回転式の電動歯ブラシ

回転式は、丸い形をしたブラシを回転させて歯を磨くタイプの電動歯ブラシです。

ほかの種類よりもパワフルに磨けるため、歯垢を除去する力に優れています。

ただし、歯や歯茎にかかる負担が大きいので、歯をやさしく磨きたい方には向きません。

振動式

振動式の電動歯ブラシ

振動式は、振動させたブラシで歯を磨く電動歯ブラシです。

回転式と比べると歯垢除去力に劣りますが、刺激が弱いためやさしく歯を磨くことができます。

リーズナブルな価格が多いため、コスパ重視で選びたい方におすすめです。

音波式

音波式の電動歯ブラシ

音波式は、音波でブラシを振動させて歯を磨く電動歯ブラシです。

200~300Hz(ヘルツ)の音波振動で、細かい泡や水流を発生させることで、ブラシの毛先が接しにくい歯の隙間にある歯垢まで除去します。

振動時の音が小さいため、外出先でも気兼ねなく利用できるでしょう。

超音波式

超音波式の電動歯ブラシ

超音波式は、音波式よりも細かい160~200万Hz(ヘルツ)の振動で歯を磨ける電動歯ブラシです。

歯垢の除去はもちろん、虫歯の原因といわれているバイオフィルムも除去できます。

歯周病予防用に電動歯ブラシを使いたい方におすすめです。

しかし、振動が弱いため、通常の歯磨きと同じようにブラシを左右に動かして磨く必要があります。

振動数
音波式 200~300Hz(ヘルツ)
超音波式 160~200万Hz(ヘルツ)

電動歯ブラシの基本的な選び方

電動歯ブラシ選びで失敗しないために、どういったポイントを意識して選べばいいのか解説します。

電源方式で選ぶ

電源方式で選ぶイメージ

電動歯ブラシの電源方式は「電池式」と「充電式」の2種類あります。

それぞれの違いをチェックしておきましょう。

電池式

電池

電池式は、電源に乾電池を採用しています

本体サイズがコンパクトで軽いものが多いため、外出先などに持ち運ぶ際に便利です。

電池が切れたら交換するだけですぐに使えるようになるため、充電する手間がかかりません

また、充電式に比べると価格が安い傾向にあります。

電池のゴミが出てしまうのがデメリットであると言えるでしょう。

充電式

充電式の電動歯磨き

充電式は、バッテリーを内蔵している電動歯ブラシです

電池式よりも高性能なモデルが多く、効率よく歯を磨けます。

電池が切れたときに充電する必要がありますが、何度も繰り返し使えるためランニングコストがかかりません

外出先に持ち運ぶことが多い方は、すぐに充電切れにならないように連続使用時間をチェックしておくと安心です。

充電し忘れた時に、すぐに使用できないデメリットがあるので注意が必要です。

ヘッドのサイズとグリップの形状で選ぶ

ヘッドのサイズとグリップの形状で選ぶイメージ

ヘッドの大きさやグリップの形状は使いやすさに影響するので、自分にあったものを選べるようにしましょう。

ヘッドのサイズは口の大きさにあわせて選ぶことが大切です。

口が小さいのにヘッドが大きいモデルを選んでしまうと奥歯が磨きにくくなります。

そのため、女性や子どもなどの口が小さい方は、ヘッドが小さいモデルをチェックしてみてください

グリップの形状は手の大きさにあわせて選ぶのが基本です。

手が小さい方はグリップがスリムになっているモデル、手が大きい方は太めのグリップを採用したモデルを選びましょう。

子ども用なら重量もチェック

歯磨きする子ども

子ども用に電動歯ブラシを購入する際は、本体の重さに注目してみましょう。

本体が軽いモデルを選べば、歯を磨くときに手が疲れにくくなります。

ブラシの種類で選ぶ

ブラシの種類で選ぶイメージ

電動歯ブラシはブラシを付け替えることによって、さまざまな用途で利用できます。

ホワイトニング用や舌磨き用など製品ごとに付属されているブラシは異なるので、電動歯ブラシを購入する際は付属品までチェックしましょう

なお、高価なモデルになるほどブラシのラインナップは多くなります。

ブラシの交換目安と価格で選ぶ

ブラシの交換目安と価格で選ぶイメージ

電動歯ブラシのブラシ部分は消耗品なので、定期的な交換が必要です

ランニングコストが気になる場合は、ブラシの交換目安と、交換用ブラシの価格をチェックしておきましょう。

一般的な電動歯ブラシは、3ヶ月に1回が交換目安になります。

ブラシを交換せずに使い続けると歯垢の除去効率が悪くなり、本来の力を発揮できなくなるので、目安の時期にブラシを交換することが大切です。

交換用ブラシの価格は、数百円程度から1,000円を超えるものまでさまざま。

本体の価格ばかりに注目して交換用ブラシが高いモデルを選んでしまうと、かえって出費が多くなる可能性があるため注意が必要です。

スマホ連携機能で選ぶ

スマホ連携機能で選ぶイメージ

スマホ連携機能に対応したモデルにはセンサーが内蔵されており、磨き残しや磨き方などのあらゆるデータをスマホ上でチェックできます

磨き足りない場所を確認できるため、自分がしっかり歯を磨けているか確認したいときに便利です。

細かい機能はメーカーごとに異なるので購入前にチェックしてみてください。

防水機能で選ぶ

防水機能で選ぶイメージ

通常、電動歯ブラシ本体は水で洗えませんが、防水機能対応モデルの場合は丸洗い可能です

本体に汚れが付いたときにサッと洗い流せます。

また、防水機能に対応していれば、お風呂に持ち込んで利用可能です。

お風呂に入るタイミングで歯を磨く習慣のある方は、必須の機能といえるでしょう。

電動歯ブラシの価格帯による違い

電動歯ブラシの価格帯による違いのイメージ

電動歯ブラシは数千円で購入できるものから3万円を超えるものまで幅広くラインナップされており、価格帯によって性能や使いやすさが大きく変わってきます。

価格の高いモデルには以下のようなメリットがあります。

  • 振動数や回転数が多く、歯垢除去効果が高い
  • 充電式モデルはバッテリー性能が高い
  • 付属ブラシの種類が多く、用途に合わせて使い分けやすい
  • ホワイトニングモードや舌クリーニングモードなど搭載モードが充実

価格が高いモデルは安いモデルよりも性能が高く、使いやすくなっているものが大半です。

より効果的に歯を磨きたい方や、ホワイトニングなどの歯垢除去以外の効果も期待したい方は、価格の高いモデルを選ぶことをおすすめします。

高い 安い
歯垢除去効果が高い 振動数や回転数が低い
充電式 電池式
付属ブラシが多い 付属ブラシが少ない
モードが多彩 シンプルな機能

電動歯ブラシのおすすめメーカー4社

電動歯ブラシ選びに困ったら、人気メーカーの特徴を参考にしてみてください。

ここでは、電動歯ブラシを展開しているメーカー4社の特徴を紹介します。

オムロン(OMRON)

オムロンのロゴ

オムロンは、体温計や血圧計などのヘルスケア製品が有名なメーカーです。

音波式電動歯ブラシ「メディクリーン」シリーズは、本体が軽量スリムになっているため、気軽に持ち運べます

タテとヨコ方向の振動を組み合わせたオムロン独自の技術「マルチアクション」を搭載したモデルでは、効率よく歯垢を除去可能です。

また、歯垢除去ブラシを使うと、手磨きの約5倍の歯垢除去効果が期待できます。

フィリップス(Philips)

フィリップスのロゴ

フィリップスは、美容家電やヘルスケア製品を取り扱うオランダのメーカーです。

「ソニッケアー」シリーズの電動歯ブラシは日本でも人気が高く、14年連続で歯科医・歯科衛生士の使用率No1を獲得しています

ソニッケアーシリーズは独自の音波技術が特徴的です。

毎分31,000回のスピードでブラシを動かす振動と唾液の流れを組み合わせた「音波水流」により、落としにくい歯垢を徹底的に除去します。

また、手磨きよりも約50%ブラシ圧が抑えられているので、歯にやさしく磨けます。

パナソニック(Panasonic)

パナソニックのロゴ

パナソニックは、生活家電やキッチン家電などのさまざまな家電を幅広く展開する大手電機メーカーです。

電動歯ブラシでは「Doltz(ドルツ)」シリーズを展開しています

Doltz(ドルツ)シリーズは歯周ポケットまで毛先が届くように、約0.02mmほどの「極細毛ブラシ」を採用。

また、歯科医師が推奨しているヨコ方向に細かく動かす磨き方「ヨコ磨き」技術を搭載しており、歯周ポケット内の歯垢を効果的に除去します。

ブラウン(BRAUN)

ブラウンのロゴ

ブラウンは、ドイツに本社を置く理美容家電メーカーです。

電動歯ブラシ「Oral-B(オーラルB)」シリーズは、主要メーカーのなかでは珍しく回転式を採用しています

そのため、歯垢を除去する力に優れている回転式電動歯ブラシを使いたい方はブラウンがおすすめです。

Oral-B(オーラルB)は、エントリーモデルの「すみずみクリーン」シリーズから次世代プレミアムモデルの「iO(アイオー)」シリーズまでラインナップが充実しており、利用用途や予算に合わせて選びやすくなっています。

また、独自の小型ブラシを搭載した子ども用電動歯ブラシも展開しています。

まとめ

ノジマスタッフのイメージ

今回は、電動歯ブラシの基本的な選び方を解説しました。

電動歯ブラシは大きく以下の4種類に分けられます。

  • 回転式:回転させたブラシでパワフルに歯垢除去
  • 振動式:刺激が弱く、価格が安い
  • 音波式:歯の隙間にある汚れまでしっかり除去
  • 超音波式:歯周病予防に最適

それぞれの特徴を踏まえて、自分にあったものを選ぶことが大切です。

歯磨きは毎日のことで、歯は一生ものです。

より長く健康な歯でいられるよう良い歯ブラシを選びたいですね。

電動歯ブラシの選び方に迷ったら、お気軽にノジマの店舗スタッフにお尋ねください。

ノジマにはメーカーの販売員はおらず、メーカーに忖度することがなく、すべての製品からお客様にぴったりの電動歯ブラシをご案内することができます。

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