掃除機を買い替える際に注目すべきポイントは?

更新日時 : 2021-12-25 11:22

掃除機を買い替える際に注目すべきポイントは?

「今どきの掃除機は、どれを買っても性能はたいして変わらないのでは?」と思う方もいるかもしれないですが、それは大きな間違いです。掃除の仕方や、それにともなって必要となる機能などが、掃除機選びでは重要となります。

掃除機を買い替えるタイミングは?

数ある家電の中でも、買い換え時期に悩みやすいものの一つが掃除機でしょう。掃除機に多くの種類がありますが、国立環境研究所のデータによれば、掃除機の寿命は8~12年と言われています。

もちろん、それ以前に壊れてしまうこともあれば、それ以上に使えるケースもあるなど、機能や性能だけでなく、お手入れまでを含めた使い方が掃除機の寿命を左右するといえるでしょう。

では、どのようなことから買い換え時期を判断すればいいかといいますと、

・ゴミ類の吸引が弱まってきた
・モーター音がおかしい
・異臭がする
・有線でコードの巻き取りが悪い

などのような症状が出始めたら、買い換えを検討してみてください。

なお、修理という手段もありますが、使い始めてからの経過年数によっては、修理よりも買い替える方が時間的にもコスト的にもベターなケースも。特にモーターから異音がするなどの場合は、修理が難しいことも多いようです。

また、メーカーの部品保有期間を過ぎているモデルの場合、修理を望んでも部品が調達できない可能性もあります。

掃除機買い替え時の判断ポイント

掃除機を買い替える際、機種選びのポイントとしては、次の点に注目してみてください。

どのような掃除をするかで掃除機タイプを決める

自分がどのような掃除スタイルかにより、どのタイプが合っているかを判断します。

・じっくり掃除したい派なら…キャニスター型
→吸引力や集塵性に優れ、広い部屋などを掃除するのに向く。

・コンパクトに使いたい派なら…スティック型
キャニスターより軽量でコンパクトなものが主流で、立てたまま収納できるため場所をとりません。近年ではパワー面が進歩している。

・掃除は楽したい派…ロボット
掃除が面倒な人は、ロボット掃除機を導入するのも手。家具が多い部屋の場合、なるべく本体サイズが小さめの機種を選びましょう。

掃除機のヘッドタイプでゴミの吸い込み方が変わる

掃除機選びにとって、どれだけゴミを吸い込めるかは最重要ポイントです。カタログには「吸込仕事率」と数値が記載されていますが、これは吸い込む力を示しています。当然、数値が高いほどパワーがあることになりますが、注目すべきは掃除機のヘッド部分なのです。

モーターヘッド:フローリングやじゅうたんの隙間などに入り込んだゴミを吸い取れるなど強力。ヘッドは重め。

タービンヘッド:モーターヘッドに比べると吸い込み性能は低めだが、フローリングや畳の表面を掃除するのに最適。ヘッドは軽い。

性能差だけでなく、掃除場所の向き・不向きを考慮し、自分の部屋に合わせたヘッド選びが大切です。

紙パック式とサイクロン式の違い

ゴミを集めた後にためておく形式も、掃除機選びでは欠かせないポイントの一つです。それぞれの特徴をまとめてみます。

紙パック式:掃除機にセットした紙パックにゴミを集め、そのまま捨てられるため衛生的です。定期的なフィルター掃除はしなくても大丈夫ですが、紙パックのコストが必要です。

サイクロン式:遠心力を使ってゴミと空気を分離し、ゴミはダストカップへためておきます。排気がクリーンなのも特長ですが、定期的なフィルター掃除が必要となります。

電気代

・紙パック式:1時間あたり約10円~約24円
・サイクロン式:1時間あたり約7円~約19円
※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」27円/kWhを基に計算。

同じ時間だけ使うという条件であれば、サイクロン式の方が安くなる計算ですが、あくまで目安です。また、サイクロン式は定期的にゴミを捨てる必要がありますが、紙パックは1~2カ月に1回交換すればいいなど、何を優先するかで、どちらが合っているかが変わってきます。

掃除機の選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

買い換えの際は古い掃除機を処分する必要あり

最後に、買い換えで不要になった掃除機の処分方法について、簡単にまとめておきます。

掃除機は「家電リサイクル法」の対象外ですから、自分で処分する必要があります。方法としては、自治体、販売店、回収業者などがあります。各方法とメリット・デメリットは、次の通りです。

・自治体による回収
処分する掃除機のサイズにより、粗大ゴミか不燃ゴミか異なるため、住んでいる自治体のホームページなどで確認しましょう。不燃ゴミなら収集日にゴミ捨て場に出せば問題ありませんが、粗大ゴミの場合、必要な金が分の粗大ごみ券の購入が必要です。

粗大ゴミでも費用は200~500円が主流で、コストは抑えられますが、回収場所へ運んだり、回収日を事前に指定したりする必要があります。

・販売店
家電量販店などでは、買い換えの際に古い掃除機の下取りなどを行ってくれることもありますので、事前に確認してみましょう。また、引き取り時の運搬などで費用が必要なケースも。

・回収業者
回収業者に依頼すれば、費用はかかりますが、掃除機以外にも不用品があるようなケースでは、一度に処分ができるため便利でしょう。また、十分に動くというのであれば、リサイクルショップも処分方法としてありかもしれません。

古い掃除機の処分はノジマでもうけまわっております。処分の際は事前にお問い合わせください。

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