家電小ネタ帳
Nintendo Switch Liteって…“廉価版Switch”なの? 購入して損はない?
公開日時 : 2019-09-03 18:04
更新日時 : 2019-09-24 15:41
高い人気を誇るゲーム機「Nintendo Switch」の新型である「Nintendo Switch Lite」が2019年9月20日にいよいよ発売します。
期待感&注目度が高まっていますが、両機は何が違い、新型の実力はどのようなものなのでしょうか。
そこで、今回はNintendo Switch Liteの特徴から、Nintendo Switchとの比較まで紹介します。
そもそも、Nintendo Swichとは?
Nintendo Swich Liteを紹介する前にNintendo Swichの性能から、おさらいしていきます。
Nintendo Swichは2017年3月3日に”持ち運び可能な据え置き型”のコンセプトで誕生し、今では世間から注目されるようになりました。
累計売上台数は今年の8月時点で800万台を突破しました。
据え置き型と聞くと、「置いて使うもの」と想像される方もいるかもしれません。
Nintendo Swichには、タブレット端末の形をした本体、コントローラー(Joy-Con)、スタンド(Nintendo Swich ドック)の3つのパーツが付いています。
3つのパーツがあることで3つのプレイスタイルで遊ぶことができます。
TVモード
TVモードは、テレビと接続してドックに本体をセットすることでテレビに映像が出力され据え置き機として遊べるので従来の据え置き型機のように遊べます。
この状態であれば、電源も供給されているので、電源が切れることもなければ画質も向上します。
テーブルモード
テーブルモードはスタンド(Nintendo Swich ドック)から本体とコントローラー(Joy-Con)を抜いて、テーブル等の上に置いて遊べます。
テーブルモードは、どこでも置いて遊ぶことが可能なので、外出先に持ち運んで置いて遊べます。
従来の据え置き型ゲーム機では味わえなかった感覚を味わうことができます。
携帯モード
携帯モードは、本体の左右にコントローラー(Joy-Con)を差して、手に持って遊べます。
テーブルモードとは異なり、テーブル等がなくても携帯ゲーム機としてどこでも遊ぶことができます。
Nintendo SwitchとNintendo Switch Liteは別物?
「Nintendo Switch Lite」は、製品名の“Lite”から、Switchの低価格版・廉価版という位置付けと思われるかもしれません。
「Nintendo Switch Lite」の特徴は「携帯モード」に特化していることです。
「Nintendo Switch」の公式概念は据置機でしたが、「Nintendo Switch Lite」は使用の方向性が異なるのです。
廉価版というよりは、“Switch”シリーズの“新たなバリエーション・モデル”だと考えるべきかもしれません。
値段の方は「Nintendo Switch」が29,980円(税別)であるのに対し、「Nintendo Switch Lite」は19,980円(税別)と価格面が大きく異なります。
「Nintendo Switch Lite」はポジションが“廉価版Switch”と噂されていますが、Switchに比べ価格が安いだけではなく、サイズやバッテリーの持続時間もSwichとは異なります。
本体のサイズ
- Nintendo Switch…サイズ:縦102mm×横239mm×厚さ13.9mm、重量:約398g
- Nintendo Switch Lite…サイズ:縦91.1mm×横208mm×厚さ13.9mm、重量:約275g
数値を一見しただけでは「ちょっと小さい」「少し軽い」程度に思われるかもしれませんが、実際に持ち比べてみると、「Nintendo Switch Lite」の持ちやすさ&持ち運びやすさは圧倒的です。「Nintendo Switch Lite」を手にすると、もう「Nintendo Switch」は持ち歩けないかも!?
バッテリーの持続時間
- Nintendo Switch(現行モデル)…約2.5~6.5時間
- Nintendo Switch Lite…約3~7時間
となっており、使用状況にも左右されますが、基本的には「Nintendo Switch Lite」の方がより長くプレイでき、携帯に向いていると言えるでしょう。
ちなみに、「Nintendo Switch」は、バッテリー持続時間が長くなった新モデルも投入予定になっています。
大半のSwitch用ゲームはNintendo Switch Liteでもプレイ可能
新型ゲーム機が登場する際、誰しもが気になるのが「ソフトの互換性」
「LiteはSwitchのソフトに対応しているのだろうか…」と気になっている方も多いはず。
任天堂の公式発表によれば、「携帯モードに対応したすべてのNintendo SwitchソフトがLiteで遊べます」と発表がありました。
「ポケモン」や「ゼルダの伝説」「大乱闘スマッシュブラザーズ」などの定番シリーズは「携帯モード」対応です。
大半のSwitch用ゲームが「Nintendo Switch Lite」でもプレイできると考えられます。
ちなみに、パッケージ版なら裏面、ダウンロード版は購入ページで、それぞれ「携帯モード」対応マークの有無を確認できます。
※ただし携帯モードに対応したソフトでも、「Nintendo Switch」の特有機能「Joy-Con」(HD振動、モーションIRカメラ、内蔵モーションセンサー)を利用するソフトはプレイ方法が制限され、Joy-Con(7,480円/税別)やJoy-Con充電グリップ(2,480円/税別)などが別途必要になる場合もあるようです。
逆に、こうしたオプション品さえ用意すれば、「1-2-Switch」や「スーパー マリオパーティ」、「Nintendo Labo」シリーズ(VR Kitを除く)など、「携帯モード」非対応のソフトがプレイ可能になることも。
Nintendo Switch とNintendo Switch Lite、どちらを買えばいい?
任天堂によると、据置&持ち運びの複数モードを活用している「Nintendo Switch」ユーザーは、全体の半数に過ぎていません。
残り半分の所有者は、どちらかのモードでしかプレイしていないことに。その大半は携帯モードだと考えられています。
「Nintendo Switch Lite」には外部端子がなく、テレビに接続できなくても、困らない人が多いと推測されています。
「Nintendo Switch Lite」は、“廉価版Switch”ではなく、“機能を特化した新型の携帯ゲーム機”と言えます。
そう考えると、「Nintendo Switch」と「Nintendo Switch Lite」の悩ましい選択でも後悔しなくてすみそうです。
たとえば、「Nintendo Switch」をすでに持っている人なら、マルチプレイ専用の2台目として価格も安くすむ「Nintendo Switch Lite」を購入されるのもおすすめです。
また、移動中などにプレイしたいと思っている方なら、小さく&軽くなって、持ち運びがしやすい「Nintendo Switch Lite」を選ぶのもおすすめです。
先ほど説明したように、Joy-Conを導入すれば、遊べるソフトのバリエーションも広がります。
どちらも魅力的なモデルとなっていますので、購入時にはご自身のニーズを再確認してみましょう。
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※記事内容は2019年9月現在の情報を基に作成。