エアコンにサーキュレーターって必要?扇風機との違いや置き方を解説

更新日時 : 2022-07-12 17:24

エアコンにサーキュレーターって必要?本当に効果があるの?TOP画

エアコンの風に空気を循環させて、エアコンの補助を行うサーキュレーター。

サーキュレーターって本当に効果があるの?とサーキュレーターを購入せずエアコン単独で使用している方も多いと思います。

結論から言えば、効果はあります。さらに、冷暖房の効き目を強めてくれるだけではなく、電気代も節約してくれます。

ただ、サーキュレーターを購入してもなぜか、「使えなかった」や「効果はなかった」などの使用効果を得られなかった意見の方もいらっしゃいます。

それは、サーキュレーターの使用方法が間違っているかも知れません。サーキュレーターは置き方が重要なのです。

こちらでは扇風機とサーキュレーターの違いや、メリット・デメリット、サーキュレーターの効果を発揮させるためのポイントなども解説していきます。

サーキュレーターの使い方、選び方は動画でもご覧いただけます!

扇風機とサーキュレーターは何が違うの?

扇風機も、サーキュレーターもどちらも風を起こす製品です。人によっては「サーキュレーターなんて買わないで、扇風機で代用ができるんじゃないの?」と思っていらっしゃるかも知れません。

実は扇風機とサーキュレーターの役割は同じ様に見えて、全く異なるのです。その違いを見ていきましょう。

扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機

一般的に扇風機は、サーキュレーターと比べると羽の形状が大きかったり、羽の数が多かったりして、近距離に広範囲に広がるやわらかい風を送ることによって、直接身体に浴びて涼をとるのが目的の製品です。

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サーキュレーター

サーキュレーターは、より遠距離に強く直線的な風を送ることで、空気を循環させエアコンなどの効果を補助するのが目的の製品です。

人に当てようとすると直線的な強い風になるので、かなり不向きになります。

冷房も暖房も使用時にも効果を発揮します。エアコンとサーキュレーターはセットだと思ってもいいかも知れません。

扇風機とサーキュレーターの比較表

  扇風機 サーキュレーター
羽の形状 大きい 小さい
風の放出口径 広い 狭い
風の範囲 広がって進む 直線的にまっすぐ進む
風の性質 やさしい風 強めの風
目的 涼をとる 部屋の空気を循環させる
人に当てる 向いている 不向き
静音性 高い 低い

サーキュレーターのメリットとデメリット

メリット

メリットのイメージ図

部屋内の温度差がなくなり冷えすぎ暖めすぎを防ぐ

サーキュレーター

サーキュレーターを設置することにより、空気が撹拌(かくはん)され部屋内の温度差がなくなります。

さらに、エアコンの局所による冷えすぎや暖まりすぎも少なくなるため、設定温度も緩めることができます

部屋干しに便利

洗濯物の乾燥ができる

梅雨の季節や雨の日など部屋干しすると、生乾き臭がするってことないですか?

部屋干しでの生乾きの原因は、外干しと比べて乾くのが遅くなることです。これにより雑菌が繁殖しやすくなり匂いの元となります。

そういった生乾き臭もサーキュレーターがあれば、乾きも早く匂いの元となる雑菌も繁殖しにくくなるので、解決できます。

設置位置のポイントは、洗濯物全体にサーキュレーターからの風が当たるように設置するだけです。

雨上がりや湿度の高い梅雨の時期なども湿度が高い日って外干しか、部屋干しか悩むのよねぇ。

あえてサーキュレーターを使って部屋干しのほうが早く効率的に乾かすことができるんですよ。

電気代の節約ができる

電気代を節約

夏も冬もエアコンの電気代が高くなりがちです。サーキュレーターとエアコンを併用することによって、冷暖房にかかる電気代が節約できます

溜まった空気を循環できれば、部屋へのエアコンの効果が高くなり、エアコンの設定温度を緩めることができ電気代の節約効果が期待できます。

特にエアコンの電気代で高くなるのは冷房よりも暖房なので、サーキュレーターは夏の冷房のイメージの方もいらっしゃるかも知れませんが、冬にも活躍してくれます。

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デメリット

デメリットのイメージ図

音がうるさい

音がうるさい

サーキュレーターは扇風機ほど静音性は高くなく、モーター音や羽根の風切り音がうるさくなることが多いです。

ですので、寝室や集中する必要がある場所では、静音モードなどの機能があるサーキュレーターが望ましいです。

置き方を間違えると電気代が高くなる

置き方を誤ると空気は循環されずに、一定の箇所へ留まってしまいます。するとさらにエアコンが稼働をしてしまい、効果が出ないうえに、電気代が高くなってしまうのです。

では、正しい置き方とはどのような場所なのでしょうか?

サーキュレーターは置き方が重要!正しい効果的な使い方とは?

サーキュレーターで空気を撹拌(かくはん)することにより、部屋内の温度差がなくなり快適に過ごせます。

ですが、正しい場所に設置しなければ効果が半減どころかマイナスに働いてしまい、電気代も高くなってしまいます。

では、どのような場所がサーキュレーターの置き場に最適なのでしょうか。冷房時と暖房時とでそれぞれ空気の性質が異なるため置き方が異なります。

冷房時

冷房時

小学校のころ、理科などで覚えたと思いますが、冷たい空気は部屋の下に溜まります。

ですので、夏場にエアコンを冷房で運転している時には、ルーバーを水平にして冷気を放出すると思います。

その冷風はそのまま天井付近を伝って突き当りの壁にぶつかって下に降りていきます。

冷房時、サーキュレーターはエアコンとは反対側の冷風が落ちる場所に設置します。そして、風を送る向きはエアコンに向けて送り込むようにして循環させます。

空気を循環させて部屋の温度差を埋めてくれれば、エアコンも涼しくなったと判断するので、余計な冷風が出ることなく冷えすぎを防げます。さらに電気代もかかりにくくなりやすいので一石二鳥です。

また、帰宅したばかりなどで、部屋の中から外に向けて使うことで、部屋の熱気を外に追い出す使い方も有効です。

冷風の撹拌

ルーバーとは?

エアコンの吹き出し口にある羽、これを「ルーバー」と言います。

ルーバーとは

暖房時

暖房時

暖房時は冷房と逆で、暖かい風は部屋の上に溜まります。ルーバーを真下に向けることによりエアコンの真下から床に向かって温風を放出しているので、その流れを遮らないように、サーキュレーターを配置します。

効果的なのは2種類でエアコンより少し離れた位置の部屋の真ん中あたりで、サーキュレーターを真上に向けて空気を循環させる方法と、エアコンの対角線上に置いて、サーキュレーターをエアコンに向ける方法です。

基本的には、暖かい空気が上に溜まっているので、それを撹拌(かくはん)させるためにサーキュレーターを天井またはエアコンに向けましょう。

温風の撹拌

まとめ

サーキュレーターのまとめ

サーキュレーターの置く場所など 少しでもお役に立ちましたか?

部屋の家具などによって多少変わっていくのですが、空気の流れを読んで配置することは共通していますので、そこを意識してみてください。

サーキュレーターのポイント

  1. サーキュレーターと扇風機は用途が異なる。サーキュレーターは空気の循環で、扇風機は涼をとる!
  2. サーキュレーターは部屋干しにも有効!
  3. エアコンの冷房でサーキュレーターを置く位置はエアコンの風の突き当り下。エアコンに向けて置けば循環する!
  4. エアコンの暖房でサーキュレーターを置く位置はエアコンの対角線上か部屋の真ん中。対角線上ならエアコンに、部屋の真ん中なら真上に向けて置けば循環する!

ノジマなら、サーキュレーターだけではなく清潔に使えるエアコンや省エネに優れたエアコンなど、さらに詳しいご案内が可能です!
サーキュレーターやエアコンのご相談はぜひ、ノジマにお任せください!

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