エアコンの除湿って弱冷房じゃないの?除湿と冷房の賢い使い分け

公開日時 : 2019-07-03 18:00
更新日時 : 2019-08-28 11:12

冷房?除湿?賢く使うならどっち?

冷房?除湿?賢く使うならどっち?

湿度が高くジメジメしがちな梅雨から夏の時期。
エアコンで除湿したら、なんだか肌寒くなってきた、という経験はありませんか?

弱冷房と除湿は同じ?どう使い分ける?
そんなエアコンの疑問について、ご紹介します。

<目次>

エアコンの冷房を知る

エアコンはどうやって温度を下げているか、ご存知でしょうか。

実は、エアコンが冷気を生み出しているわけではないのです。

冷房の仕組み

エアコンは、部屋の中に設置する室内機と、外に設置する室外機がセットになっていて、2つは配管で繋がっています。
室内機と室外機には熱交換器という装置がついていて、配管の中は冷媒というガスが走っています。

難しい名前ですが、例えると熱交換器は駅で、冷媒は電車ですね。

部屋が暑いとき、部屋には熱い空気が充満しています。
熱い空気とは正確に言うと、空気が熱を持っている状態です。

この空気の熱が、電車に乗る人です。

1.室内機が熱い空気を取り込みます

 

冷房の仕組み1

2.取り込まれた空気は、室内機駅(室内機の熱交換器)に進みます

冷房の仕組み2

3.このとき、改札で電車に乗る人(空気の熱)と

見送る人(空気)が別れます

冷房の仕組み3

4.熱は電車(冷媒)に乗り、線路(配管)を通って

室外機駅(室外機の熱交換器)で降ります

冷房の仕組み4

5.降りた熱は、室外機駅から外に出ていきます

 

冷房の仕組み5

6.一方室内機駅では、熱と別れて冷たくなった空気が、室内機駅から部屋に出てきます

冷房の仕組み6

エアコンから出てくる冷たい風は、これですね

これを繰り返し、部屋の温度を下げているのです。

エアコンの除湿(ドライ機能)を知る

では、除湿はどうでしょうか。

これが分かると、なぜ除湿でも寒くなるのかが見えてきます。

除湿の仕組み

夏場、冷たい飲み物を入れたコップを置いておくと、コップに水滴がついていた。
そんな経験はありませんか?

空気は水分を持っていて、持てる量は温度によって変わります。

熱い空気はたくさん水分を持てますが、

冷たい空気はそんなに持てません。

除湿の仕組み1

冷たいコップに触れると、

近くの熱い空気が冷やされます。

除湿の仕組み2

すると、水分を持てる量が変わるので、

持てなくなった分は置いていってしまいます。

除湿の仕組み3

その置いていかれた水分が、コップについているのです。
窓が結露するのも、同じ原理ですね。

エアコンの除湿も同じように、吸い込んだ空気を冷やして、水分を持てる量を減らします。
空気が置いていった水分は、ドレンホースを伝って外に流れます。

なんで寒くなるの?

上記のように、空気を冷やして水分を排出することで、除湿します。

冷やされた乾いた空気を部屋に戻すので、部屋の湿度と一緒に、結果的に温度も下がって行くのです。

どう使い分けたらいいの?

冷房?除湿?

除湿機能も部屋の温度は下がるので、弱冷房のようなイメージで間違いはありません。
また同じ理由から、冷房を使っても湿度は下がります。

ただ、あくまで除湿運転は除湿、冷房運転は冷房を目的としています。
部屋の温度を下げたいときは冷房、ジメジメを解消したいときは除湿と使い分けることをおすすめします。

基本的には、冷房運転より弱冷房の除湿のほうが、電気代も安くすみますよ。

寒くならない除湿がある?

湿度は高いけど温度は高くない梅雨の時期などは、弱冷房の除湿では寒くなってしまいます。
でも、ジメジメはなんとかしたい・・・。

そんなときに便利なのが、再熱除湿という機能です。

除湿によって冷たくなった空気を温めて、温度が下がるのを防いでくれます。
エアコンの冷房が苦手な方や冷え性の方にも、嬉しい機能ですね。

ただし、注意点がふたつあります。

ひとつは、再熱除湿機能がついたエアコンでないと使えない点です。
機能がついていれば、再熱除湿やカラッと除湿(メーカーにより異なる)など、リモコンに表示があるでしょう。

もうひとつは、電気代がかかる点です。
冷やした空気をさらに温めるので、その分の電気代が上乗せされます。

2009年と少し前のデータにはなりますが、東京電力の「エアコンの「冷房」と「除湿」の上手な使い方」によると、

  • 弱冷房除湿:4.1円
  • 冷房:11.0円
  • 再熱除湿:14.9円

と、再熱除湿が一番高いという結果でした。

※2.8kWのエアコンで設定温度24℃、1時間運転した場合

とはいえ、冷えすぎて体調を崩してしまってはいけないので、こちらも必要に応じて使い分けるといいでしょう。

ノジマでは再熱除湿を含め、さまざまな種類からお客様に合う製品をご提案いたします。
エアコンをご検討の際は、店頭スタッフまでお気軽にご相談ください。

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ところで送風って必要?

送風は必要?

エアコンにはもう一つ、送風機能があります。
ただ使う機会がなく、なんのために?と思われる方も多いのではないでしょうか。

送風機能は、こんなときに活躍してくれるんです。

空気を循環

部屋にこもった熱気をいきなり冷房で冷やそうとすると、多くの時間と電気代がかかります。
家に帰ったら冷房の前に換気をすることで、ある程度の熱気を追い出せるので、効果的です。

換気するには空気が循環、つまり動いていないと外には出ていきませんよね。

そこで、送風機能の出番です。

空気の流れを作るので、換気効率が上がります。

室内機を乾燥

これは重要です。
室内機にはカビが発生しやすいです。

除湿や冷房運転では、室内機内で結露が発生します。
水はドレンホースから外に流れますが、とうぜん水滴は残ってしまいます。
濡れた内部をそのままにしておくと、温度やホコリなども重なって、カビが発生するというわけです。

そこで、送風運転の出番です。

送風で室内機内部を乾燥させ、カビの発生を抑えることができるのです。
冷房を使ったあとは2時間ほど送風運転をすれば、カビ臭くなるのを予防できますよ。
ちなみに電気代は1時間に0.3円ほどと安いです。
2時間運転しても1円もかかりません!

エアコンの様々な機能を上手に使い分けて、快適な夏を過ごしたいですね。

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