電気ケトルのおすすめ5選、おしゃれで人気のモデルや選び方を紹介
更新日時 : 2022-07-22 11:02
コーヒー、紅茶に即席ラーメンとお湯が必要なシーンに手軽にお湯が沸かせる「電気ケトル」。
しかしいざ買おうとすると、意外と多くのメーカーから色々な種類のものが出ていて、どれを選べばよいのか悩んでしまうかもしれません。
「お湯を沸かすだけだから、どれも一緒でしょ?」「有名だからT-fal(ティファール)で良いでしょ?」と選んでしまうと、便利な機能や性能を見逃してしまうかもしれません。
最近のものは性能が向上しているだけでなく、外見もおしゃれなものが多くなっています。
そこでここでは電気ケトルの特徴と、おすすめの商品について紹介していきたいと思います。
電気ケトルとは?電気ポットとの違いは?
「ケトル」は日本語で「やかん」のことです。そのため基本的には、「お湯を沸かす」というのが主な仕事です。
電気ポットもお湯を沸かせるけど、電気ケトルと何が違うの?
電気ケトルと電気ポットの最大の違いは、次の2点です。
- 保温できるか、できないか
- 沸かせるお湯の量
一般的に、保温でき、比較的容量の大きいタイプが多いのが電気ポット。保温はできず、小容量なのが電気ケトルです。
それぞれの特徴をまとめてみました。
電気ケトル | 電気ポット | |
保温 | できない | できる |
容量 | 小容量のものが多い | 大容量のものが多い |
スピード | 早い | 遅い |
電気代 | 電気ポットと比べ安い | 電気ケトルと比べ高い |
使い方 | その都度お湯を沸かす | 保温していつでも熱いお湯を使える |
どんな人におすすめ? | 一人暮らしや少人数家族 | よくお茶をのむ、来客があるなど、お湯を常備したい人 |
今は一人暮らしや少人数の家族が増え、共働きの家庭も増えたため、忙しい朝などにすぐにお湯を沸かせる電気ケトルが人気な傾向にあります。
最近では、保温ができる電気ケトルも登場しています。
電気ケトルの選び方のポイントは?
どうせならいろんな種類の電気ケトルがある中で、自分の目的に合ったものを選びたいですよね。
ここでは、選ぶ基準となるポイントを紹介していきます。
お湯の注ぎ口
お湯の注ぎ口は、広いタイプか細長いタイプかで大きく分かれます。
お湯をどういうときによく使うのか、などによってどちらが適しているかが変わってきます。
広いタイプ | 細長いタイプ |
---|---|
カップ麺など、一気にお湯を注ぎたいときに便利 | ドリップコーヒーや紅茶などを楽しみたいときに便利 |
お湯が飛び散ってしまうことも | お湯が飛び散る心配がない |
お手入れしやすい | 注ぎ口のお手入れが難しい |
実用性や形状美など、好みに合わせて選んでいくのが良いでしょう。
温度調節機能、保温機能
コーヒーや紅茶、煎茶などを美味しく楽しむには、お湯の温度も重要です。
紅茶は100℃、コーヒーは90℃前後、煎茶は80℃前後、そのほか猫舌の人なら70℃程度、赤ちゃん用のミルクは40℃程度と、その時その時で必要なお湯の温度は異なります。
温度調節機能があれば、必要なときに必要な温度のお湯が沸かせるので、とっても便利です。
また、電気ケトルでも保温機能がついたものがあります。
すぐに2杯目を飲むといった人には、保温機能がついた電気ケトルもおすすめです。
保温機能ではなく、保温効果の高い二重構造や魔法瓶になっていて、冷めにくいタイプもあります。
材質
電気ケトルの材質には大きく分けて「プラスチック」、「ステンレス」、「ガラス」の3種類があります。
それぞれに長所と短所があるので、使用場所や使用目的に合わせて選ぶのが良いでしょう。
プラスチック | ステンレス | ガラス |
---|---|---|
軽くて使いやすい | 上部で傷つきにくい | 湧き具合や残りがわかる |
耐久性が低い | 表面が熱くなる | 落とすと割れる危険性 |
見た目も大きく違ってくるので、おしゃれさを重視して選ぶのもいいでしょう。
容量
電気ケトルは0.6L~1.2Lの容量が一般的です。
L(リットル)で考えても、どれくらいの容量が必要かイメージしにくいですよね。
だいたいどのくらいのお湯が必要か、まとめてみました。
カップ麺 | 300~500ml |
コーヒー | 140~160ml |
即席味噌汁 | 160~180ml |
コーンスープ | 150ml |
一人暮らしでカップラーメンと飲み物を昼食にするなら、0.8Lあれば十分ね。
家族の人数や生活スタイル、食事などで必要なお湯の量は変わってきます。
不安なら、少し大きめな容量のものを選ぶのも、一つの手です。
2Lなど、一度にたくさんのお湯が必要になるなら、電気ポットも検討してみてください。
その他の便利な機能
それ以外にも、色々な機能がついた電気ケトルが販売されています。
気に入った機能がついた電気ケトルを選ぶのも、一つのポイントです。
空焚き防止機能
電気ケトルに水が入っていないのに、なにかの拍子でスイッチが入ってしまい、そのまま加熱が始まってしまった。
こういった状態を空焚きといいますが、空焚きは電気ケトルの本体を傷め、火事の原因にもなります。
そんな空焚きを検知すると自動で加熱を止めてくれる、空焚き防止機能がついた電気ケトルなら、安全面で安心できます。
転倒漏れ防止機能
お湯が入った電気ケトルを誤って倒してしまうと、とても危険です。
やけどの恐れがあるほか、周りが水浸しになり、ほかの家電製品の故障につながることも考えられます。
気をつけていても子どもやペットが倒してしまったり、電源コードなどに引っかかって倒れてしまったりと、転倒の危険はあります。
そこで役立つのが「転倒漏れ防止機能」です。
思わぬ事故を防ぐためにも、転倒漏れ防止機能はあったほうがいいと言えるでしょう。
蒸気レス
お湯を沸かすと必ず出てくるのが、蒸気(湯気)です。
この蒸気、かなりの高温で噴出するので、触れてしまうとやけどの危険があるほか、蒸気が出る電気ケトル上部は必ず空けておく必要がありました。
この蒸気を大幅に削減してくれる機能が、蒸気レスです。
蒸気レスでは蒸気によるやけどの心配が少ないほか、置き場所にも困りません。
カルキ抜き機能
水道水には雑菌や微生物が増殖しないため、カルキ(次亜塩素酸カルシウム)が含まれています。
体に害はない量ですが、飲料として飲む際に「カルキ臭い」と感じることがあるかもしれません。
カルキ抜き機能は、ニオイを除去したい、味にこだわりたいという人に特におすすめです。
電気ケトルについてのFAQ
電気ケトルは正しく使えば非常に便利なものですが、間違えた使い方をすると故障の原因になったり、おいしい水にならなかったりします。
そこでここでは電気ケトルに関する疑問を、一つずつ解消していきます。
電気ケトルの掃除は?
電気ケトルを使っていくと、水のミネラル分などによって徐々に汚れていきます。
しかし固いスポンジなどで擦って掃除してしまうと、ケトルの内部が傷だらけになってしまうので、よくありません。
電気ケトルの掃除は、普段と同じように水を沸かす際に、クエン酸を入れましょう。
沸騰させてしばらく放置していると、ケトル内の汚れが落とせます。
海洋深層水を使ってもいい?
海洋深層水はもともとは海水なので、塩分が含まれている可能性があります。
電気ケトルに塩分が強い水を入れると、サビや故障の原因になってしまいます。
完全に塩分を抜いているものであれば利用も可能ですが、塩分が残っている可能性があるなら、使用しない方が良いでしょう。
ミネラルウォーターを使ってもいい?
一般的には水道水を沸かしますが、ミネラルウォーターを入れても良いのでしょうか。
結論を言うと、ミネラルウォーターでも問題ありません。
ただし、水道水よりもミネラル分などが多く含まれているため、それだけケトル内が汚れることに。
もしミネラルウォーターを利用するのであれば、こまめにメンテナンスをする必要があります。
コーヒーやスープを直接入れてもいい?
水の代わりにコーヒーや紅茶、スープなどを入れると、ケトルが変色したり焦げたり、故障する原因になります。
必ず水を入れるようにしてください。
電気ケトルの人気メーカー
どれがいいかを選ぶときは、人気のメーカーから探してみるのも一つの手です。
そこで、電気ケトルの代表的なメーカーとその特徴を見てみましょう。
ティファール(T-fal)
画像引用元:T-fal
電気ケトルの代表的なメーカーです。
フランスの調理器や小型家電を作っているブランドメーカーで、色々な種類の電気ケトルを販売しています。
電気ケトルと言えばT-falを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
おしゃれと機能性をあわせたものが人気で、飲み物に合わせた温度設定ができる「エージー・プラス コントロール」も評判の良い機能です。
デロンギ(DeLonghi)
画像引用元:Delonghi
デロンギはイタリアのメーカーです。キッチン家電のほか、オイルヒーターも有名ですね。
北欧のおしゃれなデザインが最大の魅力で、人気を得ています。すべての機種で容量が1Lなのも、特徴の一つです。
タイガー魔法瓶(TIGER)
画像引用元:タイガー魔法瓶株式会社
タイガーの電気ケトルは、安全や使いやすさを重視した設計が人気です。
特に「蒸気レス」「二重構造」などの機能に優れた製品が多いのが特徴で、日本メーカーのきめ細やかさを感じさせます。
おすすめの電気ケトル
今までの選び方や特徴を踏まえた上で、おすすめの電気ケトルをご紹介します。
ぜひ、電気ケトル選びの参考にしてみてください。
YAMAZEN 山善 温度調節ができる電気ケトル (0.8L)ブラック YKNC1280
温度設定ができるタイプの電気ケトルですが、その温度設定がきめ細やかで、50℃~100℃まで1℃単位で調節ができるのが特徴です。
また、60分間の保温機能もあるので、頻繁にお湯を使うという人でも安心です。
注ぎ口が細く、また電源プレート部分もデザインがおしゃれなので、リビングに置いても違和感なく使えるでしょう。
価格も安めで、コスパの高い1台です。
容量 | 0.8L |
サイズ | 幅26.4×奥行19×高さ19.6cm |
重量 | 950g |
消費電力 | 1200W |
安全機能 | オートオフ機能 |
温度設定 | 50~100℃ |
コード長 | 1.2m |
TIGER タイガー 電気ケトル 1リットル グレー わく子 PCJ-A101H
「転倒お湯漏れ防止構造」「蒸気レス」「カラだき防止」が揃っており、さらに保温性が高い「二重構造」や、沸騰すれば通電が自動的に切れる「通電自動オフ機能」など、多くの機能がついているのが特徴の1台です。
カップ1杯分(約140ml)の沸騰時間が、たったの約45秒と業界最速なのも魅力の一つです。
容量 | 1.0L |
製品サイズ | 幅14.8×奥行22.3×高さ21.4cm |
重量 | 930g |
消費電力 | 1300W |
安全機能 | 転倒漏れ防止、二重構造、蒸気レス |
温度設定 | なし |
コード長 | 1.3m |
DeLonghi デロンギ 電気ケトル icona vintage KBOV1200J-GR
イタリアの田舎をイメージした、おしゃれな電気ケトルです。
この他にも映画をイメージした「ドルチェベージュ」、イタリアの空や海をイメージした「アズーロブルー」があり、それぞれおしゃれさが際立っています。
注ぎ口が広いタイプなので、中までしっかりと洗うことができます。
注ぎ口にはフィルターがついていて、ホコリなどを防いでくれるものですが、これも取り外して洗えるので、清潔に使いたい人にはピッタリです。
取っ手側の側面には水量計がついており、「0.5L」「0.75L」「1.0L」の目盛りが3段階でついているので、どれだけ水が入っているのかも確認しやすいです。
ケトルの中がカラになっているときや、加熱器から本体が外れたときには自動で電源がオフになる「通電自動オフ機能」がついているのも安心です。
容量 | 1.0L |
サイズ | 幅210x奥行165x高215mm |
重量 | 850g |
消費電力 | 1200W |
安全機能 | 通電自動オフ、空焚き防止機能 |
温度設定 | なし |
コード長 | 1.3m |
Tfal ティファール 電気ケトル アプレシアAg+コントロール オニキスブラック 0.8L KO6208JP
ティファール KO6208JPは、7種類もの温度設定が可能な優れモノ。
コーヒーやお茶は温度によって香りや渋みが異なるため、より味わいたい方にはぴったりの商品です。
その他、60分の保温や自動電源オフなど使いやすさと安全性はもちろんのこと、清潔に保つ機能も搭載しています。
「ウルトラポリッシュ底面」で水あかが付着しにくく、またAg+(銀イオン)の抗菌仕様で細菌による着色や臭いを防ぎます。
清潔に保つことでより美味しく味わうことができるでしょう。
容量 | 0.8L |
サイズ | 幅16×奥行21×高さ20cm |
重量 | 982g |
消費電力 | 1250W |
安全機能 | 自動電源オフ機能 |
温度設定 | 7種類 |
コード長 | 1.3m |
ZOJIRUSHI 象印マホービン 電気ケトル 1.0L ホワイト CK-AX10-WA
たっぷり注ぎたい時は通常モード、少ない湯量で細く注ぎたい時はハンドドリップモードに簡単に切り替えが可能。
じっくりコーヒーを淹れるのにも便利な機能です。
また、「カルキとばしコース」が搭載されている為、ニオイが気になる人や美味しく味わいたい人にはぴったりの商品です。
転倒湯もれ防止や蒸気レス機能がついているのも安心です。
容量 | 1.0L |
サイズ | 幅23×奥行14.5×高さ24.5cm |
重量 | 1300g |
消費電力 | 1300W |
安全機能 | 転倒湯もれ防止、空だき防止機能、自動電源オフ機能 |
温度設定 | なし |
コード長 | 1.3m |
おすすめの電気ケトルについてのまとめ
最近その使いやすさから色々なメーカーが新商品を販売している電気ケトルですが、大きさやデザイン、機能などにそれぞれの特徴が出ています。
価格、使いやすさ、デザイン、機能などどれを優先するかは、家族構成やライフスタイル、食生活によって変わってきます。
自分に必要な機能がついたものを選んで、便利な暮らしに役立ててください。
ノジマ店頭でも、多くの電気ケトルを取り扱っています。
電気ケトル選びに迷ったら、ぜひノジマにご相談ください!
※記載の情報は2020年9月3日時点のものです。
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